平成3175日目

平成9年9月17日(水)

1997/09/17

【社民党、新党さきがけ】佐藤孝行総務庁長官の更迭を要求

自民、社民、さきがけの与党3党は17日午後、国会内で幹事長・国対委員長会談を開き、ロッキード事件で有罪が確定した佐藤孝行総務庁長官の入閣問題について対応を協議した。社さ両党が正式に佐藤長官の更迭を要求したのに対し、自民党は「佐藤氏は(ロ事件を)反省している」と理解を求め、平行線に終わった。

自民党は社さ両党の強硬姿勢や、自民党を含めた参院与党が「佐藤長官問責決議案」提出の動きを示していることから、緊急役員会で事態が深刻化しているとの認識で一致。党内には事態解決のため佐藤長官の更迭もやむを得ないとの見方が広がってきた。

佐藤長官は「政府で汗を流す」との姿勢を崩しておらず、橋本龍太郎首相、自民党執行部は3党体制維持との間で難しい対応を迫られている。

幹事長会談で、社民党の伊藤茂、さきがけの園田博一之両幹事長は、佐藤氏入閣)について「信頼を優先すべきだとの期待に反する。自民党は初心を忘れ、おごりが出てきている。毅然とした対処を」などと異議を申し立てる橋本首相あての文書を提出、口頭で「佐藤氏を更迭、辞めさせてほしい」と申し入れた。

また参院自民党の村上正邦幹事長らは、参院3与党が「問責決議案の成立を視野に重大な決意をせざるを得ない」との認識で一致したことを報告。伊藤幹事長も「今のような状態で(野党から)不信任案が出れば、与党として(橋本内閣を)守ることにはならない」と述べ、重ねて佐藤氏の更迭を強く求めた。

このため自民党は緊急役員会を開き深刻な事態との認減を首相に伝えた。参院自民党の幹部会も「問責決議案には重大な決意で臨む」ことを確認。執行部は「旧渡辺派幹部にもこうした状況を説明、同派が事態の打開を図るよう期待している。同派内には「守りきれない」との見方の一方、首相、党三役が決めた人事との反発もあり、難所は必至だ。

社民党は緊急三役会議で、世論に訴えるなど佐藤氏更迭の要求を求めていくことを確認した。自社両党幹事長は17日夜、電話で連絡を取り、今週中に決着させるべきだとの認識で一致した。《共同通信》

佐藤孝行総務庁長官(行政改革会議会長代理)は17日、地元STVテレビのインタビューに答え「与えられたポストに全力を尽くし期待にこたえることが、残された私の人生だ。過去の汚名を晴らしたい。わが道を行くだ」と、辞任する考えがないことを強調した。

また、自らの総務庁長官就任について「刑法27条に執行猶予期間を終了した人は、(期間が)終了した時点で刑の効力は失効すると書いてある。それも十何年前に終わっている」として、批判は当たらないとの認識を示した。《共同通信》



【大相撲秋場所】11日目

大相撲秋場所11日目(17日・両国国技館)1敗の大関同士の対戦は、武蔵丸が若乃花を一方的に押し出した。横綱貴乃花は小錦を逆転の上手投げで下し、1敗を守った。横綱曙は苦手の関脇貴闘力の送り出しに敗れ3敗目。優勝戦線から後退した。大関貴ノ浪は琴の若をかわず掛けで辛くも破り、8勝3敗で勝ち越し。この日の結果、貴乃花と武蔵丸が1敗で並び、ただ一人2敗で若乃花が追う展開。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は17日、官邸にウォルフェンソン世界銀行総裁の表敬を受けた。若いころにフェンシングの選手として照らした総裁とあって、剣道好きの首相は「彼こそチャンピオンだよ」と満面に笑み。「剣士」として通じるところがあったのか、予定時間を30分も超過した会談の後で、自ら部屋を出て総裁を見送った。「本当に頭のいい人だ」としきりに感心して見せたが、記者団が佐藤季行総務庁長官の更去問題を質問した途端に口を結んだままだんまり。時間超過は、体のいい時間つぶしだった?

○…共産党の志位和夫書記局長はこの日、記者会見で、佐藤孝行総務庁長官の更送を求める声が与党内からも上がっていることに、「(佐藤氏を)閣僚の一人に据えたのは、政治倫理の最低限のルール破りだ」と、橋本龍太郎首相の姿勢を批判。「国会論戦で罷免に追い込みたい」と鼻息の荒いところを見せたが、来週に予定している党大会と、宮本顕治議長の去就を質問されるや「大会日程の詳細はこれから。人事その他をここで言うのは適切でない」と、一転してもごもご。《共同通信》



9月17日のできごと