平成3106日目

1997/07/10

この日のできごと(何の日)

【鹿児島・出水市土石流災害】

10日午前0時50分ごろ、鹿児島県出水市の針原川で大規模な土石流が発生、同市境町針原地区の15世帯19人が流され、19人が死亡、子ども2人が行方不明となった。13人がけがをして病院に運ばれ、5人は無事が確認された。19人は倒壊した家屋の下などで次々と遺体で見つかった。


https://www.city.kagoshima-izumi.lg.jp/

当時、出水市など同県北部は停滞した梅雨前線の影響で断続的に豪雨が降り続き、鹿児島地方気象台は大雨・洪水警報を発令していた。

被災民家は16棟。鹿児島県警出水署や消防、自衛隊などが約900人態勢で救助に当たったが、現場は数メートルの深さで泥が積もり、午後も強い雨が降り続き捜索は難航。市の現地対策本部は午後7時前、暗やみでの作業は二次災害の危険があるとして、捜索を打ち切り、11日午前6時から同規模態勢で再開する。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

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【茨城県警】動燃と副所長らを書類送検

動力炉・核燃料開発事業団(動燃)東海事業所(茨城県東海村)の再処理工場火災・爆発事故に絡む虚偽報告事件で、茨城県警は10日、法人としての動燃とA東海事業所副所長(54)ら6人を原子炉等規制法違反(虚偽報告)容疑で水戸地検に書類送検した。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】5日目

大相撲名古屋場所5日目(10日・愛知県体育館)かど番の大関若乃花が、ただ一人全勝だった旭豊を鮮やかな右内無双で下し4日ぶりの白星で2勝3敗とした。横綱貴乃花は肥後ノ海をすくい投げで破り、武双山を寄り切った曙とともに4勝1敗。大関武蔵丸は琴の若に引き落とされて2連敗。貴ノ浪は出島を寄り切り3勝目を挙げた。関脇土佐ノ海は新小結栃東を押し出して4勝目。この結果、幕内は平成4年秋場所以来、5日目で全勝がなくなり、両横綱ら8人が1敗で並んだ。《共同通信》

【ヤンキース・伊良部秀輝投手】メジャー初登板

米大リーグ、ヤンキースの伊良部秀輝投手(28)は10日、約5万2000人の観客を集めたニューヨークのヤンキースタジアムでのタイガース戦で先発。日本人選手として6人目の大リーガーとしてマウンドに立ち、日本人選手初の初登板勝利を挙げた。

伊良部は三、五回に各1点を失ったが、速球と変化球がさえ、七回二死走者なしでマウンドをネルソンに譲った。投球成績は6回2/3で5安打2失点。五回まで毎回三振を奪うなど、9奪三振の力投。試合はヤンキースが三回、T・マルティネスの勝ち越し3ラン本塁打で4点を奪い、五、六回にも加点、10−3で勝った。

日米の球界を巻き込んでの移籍騒動の末に破格の契約で希望球団入りした同投手は村上雅則(ジャイアンツ)、野茂英雄(ドジャース)、長谷川滋利(エンゼルス)に次ぐ4人目の先発でデビューした。伊良部の次回の登板は、15日のインディアンス戦(ヤンキースタジアム)が予定されている。《共同通信》

【カンボジア・ラナリット第一首相】国連・アナン事務総長と会談

カンボジアのラナリット第一首相は10日、ニューヨークの国連本部でアナン事務総長と会談し、フン・セン第二首相の「クーデターー」による政権掌握を認めしないよう訴えた。事務総長は、武力行使を非難する国連安全保障理事会の議長声明など、必要な措置が講じられるだろうと述べたというが、第一首相への全面的支持表明は避けたもようだ。会談には、国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)代表を務めた明石康事務次長も同席した。

第一首相によると、会談では国連と東南アジア諸国連合(ASEAN)が事態沈静化のため協力する可能性などを協議。第一首相は、国連が明石次長を北京に派遣し、北京滞在中のシアヌーク国王と協力して調停役となるよう希望した。《共同通信》

【ASEAN】カンボジア加盟を延期

カンボジア情勢の急変を受けてクアラルンプールで開かれていた東南アジア諸国連合(ASEAN)の緊急外相会談は10日、カンボジアのASEAN加盟の延期を決定して閉幕した。ミャンマー、ラオスの2カ国は、今月下旬の定例外相会議の際、予定通り加盟する。

外相会談は、ASEANの代表団をシアヌーク国王らカンボジア各首脳の元に派遣して協議の場を持つことも決めたが、8月の創立30周年までに東南アジア全域を包含した10カ国体制を築くという当初のもくろみは、事実上崩れた。《読売新聞》

【橋本龍太郎首相】「拿捕は当然」

橋本首相は10日、日本海沿岸での韓国漁船拿捕について、「領海内で操業している外国船に警告し、それでも出ていかなければ拿捕するのは当然だ」と述べ、韓国側の抗議はあたらないとの見解を強調した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

日本が国連海洋法条約に基づいて領海線を一部張り出す形で変更したことに韓国側が反発していることについては「直線基線(による領海の画定)は、日本だけがやっているのではなく、国際的なルールだ。日本のように海岸線が入り組んだ地形の場合、直線基線を導入するとその分だけ領海が外へ向かうのは当然だ」と述べた。《読売新聞》



7月10日 その日のできごと(何の日)