平成3103日目

平成9年7月7日(月)

1997/07/07

【カンボジア】連立の枠組み崩壊

カンボジア国防省当局者は7日、共同通信に対し、フン・セン第二首相派の部隊が6日午後からプノンペン内の民族統一戦線(党首・ラナリット第一首相)本部を拠していることを明らかにした。

両首相派の部隊による戦闘は7日は停止して市内は平穏に戻りつつあるが、同一戦線本部の占拠は1993年の総選挙後に同戦線と人民党との連立政権でスタートしたカンボジア和平の枠組みが崩壊したことを意味し、国際社会の反発を招くことは必至の情勢となった。

国防省当局者によると、フン・セン派部隊は6日午前にポチェントン国際空港に近い第一首相派部隊の基地を制圧。さらに6日午後4時半(日本時間同6時半)ごろ民族統一戦線本部を占拠し、周辺はフン・セン派兵士が厳重に固めている。

プノンペンでは7日午前、ロケット砲などによる交戦は完全に停止。市内中心部の道路閉鎖もほとんどが解除され、郊外に避難していた市民が次々に戻っている。

プノンペン市当局は同日朝、ラジオを通じて、公務員に通常の業務を再開するよう求める声明を発表した。首都を制圧したフン・セン第二首相の軍事顧問によると、6日夕、最後まで抵抗していたラナリット第一首相側近のニャク・ブンチャイ副参謀総長が自宅から装甲車で脱出。交戦はこの段階で停止されたという。《共同通信》

カンボジアの首都プノンペンでの交戦は7日までに終息した。フン・セン第二首相派兵士は、ラナリット第一首相率いる民族統一戦線の本部を占拠するなど市内全域を完全掌握し、第二首相の政権内クーデターは事実上成功した。

プノンペンでは、民族統一戦線を除名されたシエムレアプ州知事らが「次期」第一首相候補としてうわさされるなどフン・セン第二首相側は第一首相の交代に向け着々と準備を進めているもようだ。

プノンペン市当局は7日タ、5日に発令された午後8時から午前6時までの夜間外出禁止令を解除すると発表した。だが街では兵士による略奪が横行、両首相派の対立は依然予断を許さない状況が続いている。

プノンペン市内を内戦状態に陥れた両首相派の交戦は6日夕、第一首相側近のニャク・ブンチャイ副参謀総長がロケット砲の集中攻撃を浴びた自宅から脱出した段階で終結。この時点で既に、第二首相派は同戦線本部やプノンペン近郊の第一首相派の基地も占拠していた。《共同通信》



【フジ系連続ドラマ・ビーチボーイズ】放送開始

【大相撲名古屋場所】2日目

大相撲名古屋場所2日目(7日・感知県体育館)かど番の大関若乃花が、蒼樹山に一方的に押し出され、早くも土がついた。貴乃花は武双山を落ち着いて寄り切り、曙は新小結栃東を寄り倒し、両横綱とも2連勝。大関武蔵丸は新小結の小城錦を寄り切って連勝、貴ノ浪は琴稲妻をつり出し連敗を免れた。関脇土佐ノ海は取り直しの末に肥後ノ海をはたき込んで白星を重ねたが、新関脇玉春日は貴闘力の突き落としに敗れた。《共同通信》

【酒鬼薔薇聖斗事件】「亀を見せてあげる」

神戸市須磨区の小学校6年、A君(11)殺害事件で、殺人などの疑いで逮捕された市立友が丘中3年の少年(15)が、兵庫県警須磨署捜査本部の調べに対し、A君を殺害現場の通称「タンク山」に連れ込む際「亀を見せてあげる」と言って誘った、と供述していることが7日、分かった。捜査本部は、少年が亀好きのA君を言葉巧みに誘い出したとみて調べている。

少年はA君と会った際「亀を見せてあげる」と言ってタンク山に誘い出したと供述。タンク山までの道筋では「途中でだれにも会わなかった」などとしている。

神戸地検は7日までに殺人、死体遺棄容疑で逮捕した市立友が丘中3年の少年について、拘置期限が切れる8日に10日間の拘置延長を神戸地裁に請求する方針を固めた。認められれば拘置期限は18日となる。

少年のこれまでの供述で、A君殺害から遺体切断、頭部の遺棄に至るまでの経緯はほぼ判明している。兵庫県警須磨署捜査本部は今後、供述の裏付けを進めるとともに、依然あいまいな動機や犯行の背景について調べを進める。《共同通信》

神戸市須磨区の小学校6年、A君(11)殺害事件で、殺人などの疑いで逮捕された市立友が丘中学3年の少年(15)が、兵庫県警須磨署捜査本部の調べに対し、同中正門前で頭部が見つかった5月27日の行動について「午前0時ごろ家を抜け出し、1時から2時にかけ頭部を正門前に置いた」と供述していることが7日、分かった。

現場周辺ではA君が不明になった24日以降、捜索が続いていたが、夜間は打ち切られており、捜査本部は、捜索の人目を避け、両親にも気付かれぬよう暗いうちに頭部を遺棄したとみている。

これまで、頭部の目撃証言などから、遺棄時刻は午前5時15分前後とみられていた。

調べでは、少年は24日、通称「タンク山」にA君を誘い込み、山頂付近で殺害。翌25日に遺体を切断し、26日になって頭部を自宅に持ち帰り、屋根裏に隠したとされる。

その後の行動について、少年は「27日午前0時ごろ、自宅屋根裏に隠していた頭部の入ったポリ袋を取り出し、自転車でそっと自宅を抜け出した」と供述。頭部は「午前1時から2時ごろにかけ正門前に置いた」などと話している。

正門付近では、頭部が置かれた鉄扉前のほか、コンクリート塀の上にも血痕が付着しており、頭部にも塀の上から落ちた時にできたとみられる傷があった。捜査本部は少年が目立ちやすい塀の上に置こうとして失敗、鉄扉前に置き直したとみている。《共同通信》

【社民党】閣外協力解消も

社民党の土井党首と伊藤幹事長は7日、衆院議員会館で、東京都議選の結果を踏まえた今後の党運営について協議した。この結果、「橋本政権への閣外協力が党の姿勢をわかりにくくした」との認識に立って、今後、来年夏の参院選に向けて、与党内で同党の主張を強めていくことで一致した。

このため、今後、医療保険制度の抜本改革などをめぐる与党協議では、社民党が独自色を強め、自民党との意見対立が激しくなるのは必至だ。《読売新聞》

【新進党・愛知和男前政審会長】離党届を提出

新進党の愛知和男前政審会長(衆院宮城1区)は7日、党本部に離党届を提出、記者会見で「安全保障や憲法などの政策路線について基本的考えが違う以上、党に身を置くことは無理だ」と理由を説明、自民復党に含みを残した。

8日にも受理され、昨年の衆院選後26人目の離党者になる。先月の細川護熙元首相に続く閣僚経験者の離党。小沢一郎党首は愛知氏の離党について「織り込み済みだ。人数より結束力が大事であり、大勢は動かない」(周辺)と強気の姿勢だ。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は7日、静岡県熱海市沖の初島でのフジモリ・ペルー大統領との1泊2日の休暇を終えて帰京した。首相公邸に戻った首相はやや“接待疲れ”気味で、記者団に開口一番「ばてちゃったよ。はしゃぎ過ぎたかな」。しかし「フジモリ(大統領)が本当に喜んでくれた」と、日焼けした顔で満足そうに語った。東京都議選での自民党復調によって、秋の総裁選に向け首相の党内基盤はますます強まったとの観測が専ら。賓客のもてなしを無事済ませた安ど感に都議選勝利が重なり、疲れも吹き飛んだ様子。

○・・・新進党の愛知和男前政審会長はこの日、党本部に離党届を提出した後、国会内で離党表明の記者会見を行ったが、記者団の質問は都議選直後のこの時期に離党する理由に集中した。愛知氏は「正月段階で辞めるべきかどうか考えたが、国会があるので党に迷惑を掛けると思った」「国会終了後より、都議選が終わった後の方がいい」などと、苦しい言い訳に終始。しかし最後に「今日は友引だから」と、冗談ぽく締めくくったため記者団もつい爆笑。離党時期の最終判断は「縁起をかついだ」のが真相だった?《共同通信》



7月7日のできごと