平成3102日目

平成9年7月6日(日)

1997/07/06

【東京都議会議員選挙】共産倍増、民主は低迷

東京都議選は6日行われ、42選挙区の63開票所で即日開票、定数127の全議席が決まった。共産党が改選前議席から倍増の26人と大躍進、都議会第二党となった。自民党は54人と目標の50台に乗せ復調。公明は24人全員が当選した。民主党は12人と低迷、新進は議席を失い、社民党は1人減少した。

直後に国政選挙がないことなどから有権者の関心は低く、記録的な猛暑の影響もあって投票率は史上最低の前回(51.43%)を下回り、40.80%。東京都選挙管理委員会によると、都道府県議選でこれまで最低だった埼玉県議選の42.29%を下回り、全国最低を記録した。

共産党の躍進は国会や都議会の「総与党化」に対する強い批判を示したとみられ、低い投票率は有権者の政治不信の高まりを裏付けた形。今後の政界再編の動きや来年夏の参院選に大きな影響を与えそうだ。

地方選で上げ潮の共産党は全選挙区に候補を立て、「唯一の野党」と訴えた。無党派層にも浸透、過去最高だった昭和48年の24議席を超えた。

消費税や日本新党ブームの逆風を受け、過去2回の選挙で40台の議席に低迷した自民党は前回の当選議席を10人上回り目標の50台に乗せた。

公明は改選前議席から1減の24人の候補で「守りの選挙」に臨み、新人3人も含め全員が当選した。民主党は組織づくりの遅れなどが響いて、改選前の13議席に届かず低迷。

国会議員の離党が続く新進党は全滅、社民党も現職1人にとどまった。生活者ネットは1人減の2人。太陽、新社会の両党は初議席を得られなかった。無所属は民主など4党相乗り推薦などの8人が当選した。

今回の都議選は国政のテーマ先取りした政党がブームを起こした過去2回と違って際立った争点がなく、政党組織の実力勝負の様相が強まった。各党党首らは連日、応援に入り、国政選挙並みの態勢で選挙戦を展開した。《共同通信》



【酒鬼薔薇聖斗事件】池から金のこ発見

神戸市須磨区友が丘の小学校6年、A君(11)殺害事件で、兵庫県警須磨署捜査本部は6日、殺人などの疑いで逮捕した少年(15)の供述に基づき、現場近くの「向畑ノ池」(約2200平方メートル)を捜索、犯行に使われたとみられる金のこ1本を発見した。

捜査本部は金のこが見つかったことで供述の信ぴょう性が高いと判断。鑑定を急ぐとともに、7日以降も少年が池に捨てたと供述している有線テレビ施設の南京錠などの捜索を続ける。

発見された金のこは、弓形で刃が付け替えられる量販品。赤い柄が付いており、刃の長さは約30センチ。比較的新しいという。

これまでの調べで、少年は5月24日午後、A君を通称「タンク山」に誘い込んで絞殺。その後、近くのホームセンターでのこぎりや南京錠を手に入れて再び入山。頂上の有線テレビ施設の南京錠を壊して、遺体を施設内に運び切断したと供述している。

少年は「施設の南京錠は金のこで切断して付け替えた。金のこと古い錠は近くの池に捨てた」としており、さらに詳しく聴いたところ、タンク山の南西約500メートルの向畑ノ池に捨てたことが分かった。捜査本部は錠の切断だけでなく、遺体切断もこの金のこを使用したかどうか慎重に調べている。

少年は3月の女児2人が死傷した連続通り魔事件について「金づちで殴った」と供述、この金づちも池に捨てた疑いが強まっている。

A君(11)殺害事件で、殺人、死体遺棄容疑で逮捕された市立友が丘中3年の少年(15)が、兵庫県警須磨署捜査本部の調べに対し「襲撃したのはA君で9人目だった」と供述していることが6日、分かった。神戸新聞社に届いた犯行声明に記されたなぞの数字の「9」については「9人目の襲撃の意味」とし、3月の連続通り魔事件の被害者は「7」「8」に当たると話しているという。

捜査本部は、少年が犯行を供述したA君殺害、連続通り魔、2月の女児襲撃以外にも関与した事件があるとみて慎重に調べている。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】初日

大相撲名古屋場所初日(6日・愛知県体育館)新小結の栃東が土俵際のうっちゃりで大関貴ノ浪に土をつけた。両横綱は安泰。貴乃花は右上手投げで新小結小城錦の挑戦を退け、曙は危なげない相撲で出島を寄り切った。休場明けのかど番大関若乃花は、タイミングのいいはたき込みで栃乃和歌を破り白星スタート。大関武蔵丸は琴錦に押しで快勝した。新関脇の玉春日は厳しい相撲で肥後ノ海を押し倒し、関脇土佐ノ海は安芸乃島を押し出した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】ペルー・フジモリ大統領と初島を訪問

橋本龍太郎首相は6日、フジモリ・ペルー大統領と1泊2日の日程で静岡県熱海市沖の初島を訪問、島内のリゾートホテルで夕食を共にしながら懇談した。「ゆっくり、のんびりしたい」との大統領の希望にこたえて、来日日程の終わりに当たって首相が招待したもので、久美子夫人のほか、トゥデラ・ペルー外相、青木盛久前ペルー大使らも同行した。

首相らは午後2時すぎ、羽田空港から自衛隊のヘリコプターで初島入り。首相は早速、愛用のカメラを片手に島内を散策。土産物屋の人らに「お世話になります。営業妨害しちゃったかもしれませんね」と気軽に声をかけていた。《共同通信》

【カンボジア】フン・セン派、首都制圧

カンボジアの首都プノンペンでのラナリット第一首相(連立第一党、民族統一戦線党首)派とフン・セン第二首相(同第二党、人民党副党首)派との交戦は6日、一層激化し、本格的内戦の様相となった。1993年の総選挙以来のカンボジア和平の枠組みは崩壊の瀬戸際に立たされた。

国防省当局者によると、フン・セン派がプノンペン市内と近郊のラナリット派軍事拠点を6日までにほぼ制圧。フン・セン第二首相は同日夜のラジオ演説で「ラナリット第一首相に代わる第一首相を選ぶよう民族統一戦線に要求する」と述べ、ラナリット追い落としの狙いを明確にした上、シアヌーク国王が同日呼び掛けた両首相らの会談も拒否する強硬姿勢を示した。

国家元首代行のチア・シム国会議長(人民党党首)は6日、秘書を通じて内藤昌平・駐カンボジア大使に対し、両派が停戦に合意したと伝えたが、停戦が実現するか予断を許さない状況だ。

国防省当局者などによると、ラナリット派は北部から、フン・セン派は南部からそれぞれ数千人規模の部隊を首都へ移動中といわれる。シアヌーク国王は病気療養中の北京で6日、声明を出し「前提条件なしの即時停戦」を要請、チア・シム国会議長と両首相が北京を訪れ自分と会談するよう呼び掛けた。《共同通信》

【ゴルフ】タイガー・ウッズ選手、今季4勝目

米プロゴルフツアーのウェスタン・オープンは6日、レモント(米イリノイ州)のコッグヒルGC(パー72)で最終ラウンドを行い、前日首位タイに浮上したタイガー・ウッズ(米国)が68で逃げ切り、通算13アンダーの275で、5月のバイロン・ネルソン・クラシック以来の今季ツアー4勝目、通算6勝目を挙げた。

この優勝で賞金36万ドル(約4100万円)を獲得。今季の賞金が176万ドル(約2億円)を超え、昨年つくられたツア最多賞金記録に約2万ドルと迫り、新記録更新をほぼ確実とした。

ウッズは6、9番でバーディーを奪い、前半を単独トップで折り返した。後半にフランク・ノビロ(ニュージーランド)らに追い上げられたが、14、15番の連続バーディーで突き放し、結局2位のノビロに3打差をつけた。《共同通信》

【テニス・ウィンブルドン選手権】ピート・サンプラス選手、2年ぶり4度目の優勝

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テニスのウィンブルドン選手権は6日、オールイングランド・クラブで男子シングルス決勝を行い、第1シードのピート・サンプラス(米国)がノーシードから勝ち上がったセドリク・ピオリーン(フランス)に6−4、6−2、6−4で完勝、2年ぶり4度目の優勝を果たし、賞金41万5000ポンド(約8100万円)を獲得した。《共同通信》



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