平成3101日目

1997/07/05

【カンボジア】両首相の対立が激化

カンボジアの首都プノンペンでのラナリット第一首相(連立第一党、民族統一戦線党首)派とフン・セン第二首相(同第二党、人民党副党首)派の兵士の交戦は5日午後になって激しさを増し、病院当局者によると、巻き込まれた市民ら約30人が死亡、重体の邦人1人を含む約35人が負傷した。

先月17日の両首相派兵士らによるプノンペン市内の銃撃戦を上回る流血の事態となり、首都内戦の様相を強め、避難する市民らで大混乱に陥っている。

内務省当局者によると、フン・セン第二首相は戦車10台をラナリット第一首相派軍幹部の自宅周辺に配置した。第一首相は4日から欧州訪問のために国外に出ており、不在の間を狙って第二首相派が一気に主導権奪取のため攻勢に出たとの見方が強い。

フランス国内の報道によると、ラナリット第一首相は5日、滞在先のパリで声明を発表、この日の交戦を「第二首相による明らかなクーデターの企てだ」と非難した。

交戦は、同日午後、プノンペン西部のラナリット第一首相派の政府軍副参謀総長自宅近くで激化、第二首相派舞台は副参謀総長、軍高官、内務省高官の自宅3カ所をロケット砲などで砲撃、破壊した。

プノンペン市当局は5日夕、同日午後8時(日本時間同10時)から6日午前6時(同8時)までの夜間外出禁止令を発表した。プノンペンのボチェントン国際空港は、5日午後から事実上閉鎖された。

フン・セン第二首相は同日、自派のテレビ、ラジオを通じて声明を発表、ラナリット第一首相率いる民族統一戦線側が「元ポル・ポト派部隊を統合し、首都周辺に移動させている」と激しく避難した。第二首相はまた「(ラナリット第一首相側が最近行っている)違法な武器輸入が緊張状態をつくり出している」と非難した。《共同通信》



【テニス・ウィンブルドン選手権】マルチナ・ヒンギス選手が初優勝

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テニスのウィンブルドン選手権は5日、オールイングランド・クラブで第1シードのマルチナ・ヒンギス(スイス)ー第3シードのヤナ・ノボトナ(チェコ)の女子シングルス決勝を行い、ヒンギスが2−6、6−3、6−3で逆転勝ちで初優勝した。

ヒンギスの16歳9カ月でのシングルス制覇は、1968年のオープン化後は、男女を通じて大会最年少優勝で、優勝賞金37万3500ポンド(約7300万円)を獲得した。ヒンギスは1月の全豪オープンに続き四大大会2勝目。《共同通信》

【Jリーグ第1ステージ】第13節

Jリーグ第1ステージ第13節(5日・横浜市三ツ沢球技場=7試合)13節の残り7試合が行われ、鹿島アントラーズが3−0で横浜マリノスに快勝し、勝ち点を28に伸ばし首位を守った。2位の横浜フリューゲルスも4−0でジェフ市原を寄せ付けず、勝ち点1差で追っている。柏レイソルは3−1で、エスピノーザ新監督のヴェルディ川崎を倒し、この日試合がなかったベルマーレ平塚を抜いて3位に浮上した。ジュビロ磐田は6−0で京都サンガに大勝。浦和レッズが2−1でガンバ大阪に勝ち、サンフレッチェ広島はPK戦でセレッソ大阪を振り切った。《共同通信》

【巨人・長嶋茂雄監督】通算700勝達成

巨人8−3阪神◇5日◇甲子園

通算700勝に花を添える久しぶりの快勝。長嶋監督は「投手が失点を抑えると打線が大爆発する。今日はたたみかけられたし、迫力があった。昨日と逆で、楽な展開だった」と口元を緩めた。

4回に6長短打を集めて6点を奪い、前半で試合の大勢を決めた。先発全員の13安打、8得点。ヒットエンドランが見事に決まるなど珍しく打線が活発だった。「今日は動いてみた方だけど、下位打線がうまくつながってくれた」と喜んだ。《共同通信》

【ペルー・フジモリ大統領】精力的に視察

北海道入りしたペルーのフジモリ大統領は5日午後、北海道大農学部のバイオ試験の研究施設などを視察したほか、北海学園大で記念講演。また市民でにぎわう大通公園で予定外の散歩をするハプニングもあり、ペルー日本大使公邸人質事件で見せた行動力を日本でも発揮した。

フジモリ大統領は同日午後3時半ごろ、丹保憲仁北大学長の案内で牧草などを試験栽培する学内農場を見学し、ポプラ並木の間を散策した。

フジモリ大統領は当初、講演後はホテルへまっすぐ向かうはずだったが、午後5時20分すぎ、大通公園に登場。トウモロコシとかき氷を屋台で買い求め、おいしそうにほお張った。市民や観光客らに、もみくちゃにされながら、約30分間散歩を楽しんだ。《共同通信》

【自民党・森喜朗総務会長】加藤執行部続投論が多数

自民党の森喜朗総務会長は5日午後、北海道北見市のホテルで講演し、9月の総裁選に伴う党役員人事に関し「加藤紘一幹事長も山崎拓政調会長も苦労してやっている。この幹事長の下で(引き続き)やろうという人が多いのではないか」と述べ、自社さ体制維持の加藤執行部が継続されるとの見方を示した。

その一方で「加藤幹事長が3期(連続で)やるというのはとんでもないという動きも少し出ている。執行部を一掃すべきだという意見もある」と付言した。

また総裁選について「自民党は橋本龍太郎首相(総裁)先頭に6つの改革をやろうとしている。大きな政治課題のために協力していくのは当然だ。対抗馬が出ることはないだろう」と述べ、橋本総裁は無投票再選との認識を示した。さらに無投票再選が決まる告示日について「大安であることから9月5日が有力」と述べた。《共同通信》



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