平成3095日目

平成9年6月29日(日)

1997/06/29

【酒鬼薔薇聖斗事件】連続通り魔も自供

神戸市須磨区のJ君(11)殺害容疑で逮捕された市立友が丘中学3年の少年(14)が兵庫県警須磨署捜査本部の調べに、現場近くの団地で今年3月、女児2人が死傷した連続通り魔事件の犯行を認める供述をしていることが29日、分かった。

捜査本部はいずれも少年による単独犯行と断定。小6男児殺害事件は犯罪史上例のない中学生による連続殺人事件に発展した。《共同通信》

神戸市須磨区友が丘、市立多井畑小6年J君(11)殺害事件で、殺人、死体遺棄容疑で兵庫県警捜査本部(須磨署)に逮捕された市立友が丘中学3年の少年(14)は29日までの調べに対し、「人の首を切ってみたかった」などと、極めて特異な犯行動機の供述を始めた。また、少年が切断したA君の頭部を、自宅に持ち帰っていたことも判明した。

少年はホラービデオマニアで、猫などへの動物虐待を繰り返していたといい、捜査本部では、少年が映像の世界にのめり込んで猟奇殺人に及んだものと断定した。同本部は、少年の自宅からホラービデオなど約10本のほか、サバイバルナイフなど数本と金属バットを押収しており、少年が犯行を認めている3月の小学女児連続通り魔事件で、凶器に使われた可能性があるとして鑑定を急いでいる。《読売新聞》

神戸の小6男児殺害事件で逮捕された中学3年の少年は29日午後、送検のため厳戒態勢の中、須磨署から神戸地検へ送られ、検事の取り調べを受け、2時間後に須磨署に戻った。

午後3時10分ごろ、須磨署西口に護送車がピタリと横付けされ、カメラマンが陣取った鉄さくの前は大型マイクロバスが視界を遮った。少年が通る間は上半身部分が見えるのを防ぐため、ジュラルミン製の盾が掲げられるなど何重もの壁に守られ、群集や報道陣数百人の前に少年が一度も姿を見せることはなかった。地検でも厳重な警戒態勢がとられ、須磨署に戻った際も同様の警備が続いた。《共同通信》



【第一勧業銀行】元会長が自殺

第一勧業銀行のM・元会長(67)が29日朝、東京都三鷹市内の自宅で自殺を図り、同市内の病院に運ばれたが、同日午後5時59分、死亡した。M氏は、第一勧銀が総会屋のK容疑者(54)に利益供与を行った当時の代表取締役会長で、東京地検特捜部から27、28日の両日、参考人として事情聴取を受けていた。第一勧銀は「身をもって責任を全うする」などとした同行首脳あての遺書を公表した。

利益供与事件は、同行最高首脳の関与が焦点になっているが、M氏が死亡したことで、今後の捜査にも影響が出るとみられる。《読売新聞》

【中国・江沢民国家主席】香港返還「繁栄と安定」維持強調

中国の江沢民国家主席(党総書記)は29日、香港入りに先立ち北京の人民大会堂で開かれた壮行式で演説し、「今回の式典(参加)は、香港の長期的な繁栄と安定の維持に加え、祖国の現代化建設と完全統一の実現に多大な影響を及ぼすことになる」と、香港返還に向けた中国指導部の強い意気込みを示した。李鵬首相も含む中国政府代表団は30日までに北京から深圳に向かい、同日夜、香港に入る予定だ。《読売新聞》



6月29日のできごと