平成2843日目

1996/10/20

この日のできごと(何の日)

【第41回衆院選】自民、過半数届かず

自民党善戦、共産党健闘。新進党は振るわず、民主党も伸び悩み、社民、新党さきがけは大敗。3年前、自民党一党支配に終止符を打ち、連立政権時代に突入して初めて行われた第41回衆院選は、20日深夜までの開票の結果、各党の消長をくっきりと浮かび上がらせた。

「第一党が政権を目指すのは憲政の常道。結果が判明した時点で各党にいろいろ相談する」20日夜の自民党本部。橋本龍太郎自民党総裁(首相)は政権継続に強い意欲を示した。過半数は厳しいものの、政権維持ラインの230議席台を確保し、ホッとした空気が流れる。現有議席を維持できるかどうか気をもむ新進党本部とは対照的だ。小沢一郎新進党党首との因縁の「一・龍対決」は橋本首相の優勢勝ちに終わった。

「単独過半数確保」を掲げて破れた小沢党首は選挙中から表明していた「私が原因で負けた場合は責任を取る」との言葉が重くのしかかる。決して一枚岩とはいえない新進党だけに、内部抗争も再燃しかねない。《共同通信》

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【JR福島駅】16歳予備校生が割腹自殺

20日午後4時半ごろ、福島市栄町のJR福島駅東口の広場で、学生服姿の若い男性が持っていた日本刀で自分の腹部を刺し、救急車で病院に運ばれたが、出血多量でまもなく死亡した。

福島署の調べによると男性は同市内に住む16歳の予備校生で、遺書らしいものを持っていたことから自殺とみて調べている。日本刀は刃渡り約75センチで、左胸から右腰に貫通していたという。

目撃者の話では、男性は上着を脱いで上半身裸になり、正座してお祈りするような姿勢でしばたくうずくまったまま、無言で日本刀を刺したという。現場には約200人が集まり、一時騒然とした雰囲気になった。《共同通信》

【プロ野球日本シリーズ】第2戦

1996年のプロ野球日本シリーズ、巨人−オリックス第2戦は20日、東京ドームで行われ、オリックスが2−0で勝ち、対戦成績を2勝とした。

オリックスは四回一死から連打と盗塁で二、三塁とし、ニールの中前打で2点を先取。このリードを先発フレーザーの好投と、七回途中から小林、野村、鈴木の継投で守り抜いた。巨人は日本シリーズ最少タイのわずか2安打に終わった。七回無死一、二塁の好機をバント失敗(併殺)で逃すなど3併殺を喫した。《共同通信》

【ゴルフ・丸山茂樹選手】ツアー通算3勝目

ブリヂストン・オープン最終日(20日・千葉県袖ケ浦CC袖ケ浦=7151ヤード、パー72)プロ5年目で27歳の丸山茂樹が、4バーディー、3ボギーの71で回り、通算16アンダー、272で大会2連覇を達成、賞金2160万円を獲得した。ツアー優勝は昨年のこの大会以来1年ぶりで、通算3勝目。

丸山は終盤、1993、94年米ツアー賞金王のニック・プライス(ジンバブエ)らとタイスコアになったが、16番からの3連続バーディーでリードを奪い逃げ切った。2打差の2位は2年ぶりの大会制覇を狙っていたブライアン・ワッツ(米国)。プライスは湯原信光とともに4位に終わった。《共同通信》

【皇后陛下】62歳の誕生日

皇后さまは20日、62歳の誕生日を迎えられた。天皇陛下との地方事情視察や宮中行事など、昨年の誕生日からこの一年間に予定されていたすべての公務を元気に務めた。

誕生日に当たり、皇后さまは宮内記者会の質問に対し文書で回答を寄せ「北海道のトンネル事故、血液製剤の問題、O-157など生活の安全性につき案じられることの多い一年でした」と振り返った。「印象深かった出来事」としてアトランタ五輪の女子マラソンを挙げ「素晴らしい試合でした」と、有森裕子さんら選手の健闘をたたえた。

一方、若い世代を中心に皇室への無関心層が増えているのでは、との質問に「国民の関心の有無ということも、決して無視してはならないことと思いますが、皇室としての努力は、自分たちの日々の在り方や仕事により、国民に信頼される皇室の維持のために払われねばならないと考えます」と回答。

また「みな生懸命、陛下や私を助けようとしてくれています」と皇太子さまらお子さま方の活躍ぶりに触れた。東欧を公式訪問した紀宮さまについては「役目を精いっぱい果たしたこと」を喜ぶとともに内親王として充実した生活を送り、社会に巣立つようにとの願いに変わりはありません」などと、将来の幸せを祈った。《共同通信》



10月20日 その日のできごと(何の日)