平成2842日目
1996/10/19
この日のできごと(何の日)
【第41回衆院選】選挙戦最終日
第41回衆院選は19日、選挙戦最終日を迎え、各党党首、幹部と候補者たちは全国各地を駆け巡り、最後の訴えを行った。
自民党の橋本龍太郎総裁(首相)は、午前9時すぎから千葉県市川市のJR本八幡駅前を皮切りに同県内を街頭演説。「3年前政権から離れ、国民の信頼を取り戻すのがどれほど大変か肌身で感じた。大変な激戦が続いている。国政の責任を担わせていただき、次の世代にバトンを渡せるよう全力を尽くす」と、橋本政権継続への支援を求めた。この後ヘリコプターで東京湾を横断して神奈川県へ。
新進党の小沢一郎党首は岩手県二戸市へ。「26年の政治生命をかけても改革をしなければならないという決意でいる。国会で過半数を取り、政権を取らなければわれわれの思いは実行できない」と政権奪取の決意を強調した。
民主党の鳩山由紀夫代表は北海道函館市の朝市前で演説。「自民党は政・官・業の癒着の中で行革をやる気がないことは官僚も分かって喜んでいる。時計の針を戻すようなことはできない」と、自民党の過半数阻止と行革断行を訴えた。
社民党の土井たか子党首は地元・兵庫県西宮市のJR西宮駅前で街頭演説。「憲法を生かした政治を行っていきたい。そのためにも10回目の選挙で勝たせてください」と懸命の訴え。新党さきがけの井出正一代表も、地元・長野県小諸市で自らへの支持に声をからせた。共産党の不破哲三委員長は東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前から中央線沿線を遊説し、消費税廃止などを訴えた。民主改革連合の笹野貞子代表は神戸市、自由連合の徳田虎雄代表は鹿児島市、新社会党の矢田部理委員長は東京都内で街頭演説した。《共同通信》
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【プロ野球日本シリーズ第1戦】オリックスが先手
1996年プロ野球日本シリーズ、巨人ーオリックスは19日、東京ドームで開幕し、オリックスが延長十回、イチローの決勝本塁打で4−3と先勝した。オリックスは3−3で迎えた十回、田口、大島が倒れ二死となったが、続くイチローが河野から右中間に本塁打を放って勝ち越し。最後は平井が巨人の反撃をかわした。
試合は0−1の八回、オリックスが2四球に3安打を絡め、3−1と逆転したが、九回に巨人が代打大森の中越え2点本塁打で同点に追いつき、延長戦に入った。《共同通信》
【Jリーグ】第25節
Jリーグ第25節(19日、国立競技場ほか=8試合)前節トップに立った名古屋グランパスが0−1で浦和レッズに敗れ、再び首位交代。終盤戦を迎え、勝ち点3差の中に6チームがひしめくことになった。
前節2位の鹿島アントラーズがアビスパ福岡を3−1、横浜フリューゲルスがベルマーレ平塚を1−0でそれぞれ下し、名古屋とともに勝ち点で3チームが並んだが、得失点差で首位には再び鹿島が立ち、2位名古屋、3位横浜Fの順。浦和は連敗を2で止め、勝ち点52で4位へ。ヴェルディ川崎を1−0で破ったジュビロ磐田が5位。柏レイソルはセレッソ大阪に1−5で大敗し、6位へ後退した。《共同通信》
【九州地方】南部で震度5弱
19日昼から同日夜にかけて九州地方を中心に西日本にかけての広い範囲で有感地震が断続的に続き、午後11時44分ごろ、宮崎と鹿屋で震度5の弱、福岡、大分、熊本、宮崎、鹿児島県などでも震度4を記録した。
気象庁の観測によると、震源地は宮崎の東南東約50キロの日向灘で、震源の深さは40キロ。マグニチュード(M)は7.0と推定される。
宮崎市では市営団地で水道管が破裂し、道路に水があふれたが、警察庁によると20日午前0時半現在、人的被害はない。気象庁は同日午後11時49分、山口県の瀬戸内海沿岸と九州の東海岸、薩南諸島に津波警報を発令。宮崎市によると、市内の内海港に20日午前1時32分、1メートルの津波を観測した。
午前0時17分に宮崎県日南市大堂津港で40センチ、同16分に土佐清水で10センチ未満、同22分に種子島で14センチ、同32分に室戸岬で11センチの津波を観測した。《共同通信》