平成2761日目

平成8年7月30日(火)

1996/07/30

【ドジャース・ラッセル監督】好発進

米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手は30日(日本時間31日)、ドジャースタジアムで行われたマーリンズ戦に先発し、7回5安打3失点で降板した。奪三振は5。

ラソーダ監督が勇退し、ラッセル新監督の体制となって初戦に登板した野茂は一回、四球と2安打で2点を失う苦しい立ち上がり。2−2の五回には、二死三塁からシェフィールドに中前適時打を浴びて勝ち越しを許し、七回の打席に代打が送られた。しかし、この回味方が再び同点とし敗戦投手は免れ、今季の成績は10勝9敗のまま。

ドジャースは延長十回、二死一、三塁からパーカーの中前打で5−4とサヨナラ勝ちし、ラッセル監督の初陣を飾った。

ラッセル新監督で臨んだドジャースが、延長戦の末にサヨナラ勝ちを収めた。新体制の初試合で先発した野茂も、チームの勝利に安心した様子だった。 七回までを3失点でしのいだ野茂は「(先制点は奪われたが)追いつける範囲に失点を抑えられたので、その点には満足している」。どうにか先発投手の責任は果たせたという評価だった。

内容的には苦しんだ。一回は先頭のベラスにストレートの四球。盗塁を許しての一死二塁で苦手のシェフィールドに先制の中前打を喫した。さらにボークと安打で2点目。五回は二死から安打と盗塁、暴投でピンチを招き、再びシェフィールドに中前打を浴びた。 野茂も「簡単に点をやってしまった」と反省。許した5盗塁にも「仕方がない」とあきらめ顔で「打線が2点取っていてくれたからよかった」と打線の援護に感謝した。

七回一死、野茂の代打パーカーが内野安打でつないで、同点に結び付け、そのパーカーが延長十回に中前へサヨナラ打。「グレートなゲームだった。野茂はコントロールが悪く、盗塁も許して苦しんだが、そこからよく立ち直った」と初陣を飾ったラッセル監督は満足そうに話していた。《共同通信》



【男女共同参画審議会】夫婦別姓へ法整備を

首相の諮問機関である男女共同参画審議会(縫田曄子会長)は30日午前、男女平等社会の達成に向けて取り組むべき課題を示した「男女共同参画ビジョン」を橋本龍太郎首相に答申した。

それによると、男女共同参画社会を「あらゆる活動に参画する機会が確保され、均等に政治・経済・社会・文化的利益を享受でき、共に責任を負うべき社会」と定義。2010年までの実現を念頭に、男女共同参画促進のための基本法制定の検討や、選択的夫婦別姓制度を認める民法改正、性暴力に効果的に対処する新たな法的措置などを求めている。《共同通信》

【O-157】集団感染で園児2人死亡、元幼稚園長に有罪判決

浦和市の私立幼稚園で1990年、病原性大腸菌「O-157」などによる集団食中毒が発生、園児2人が死亡した事件で業務上過失致死罪に問われた元園長のA被告(69)の判決公判が30日、浦和地裁で開かれ、羽渕清司裁判長は「専門的知識がなくても園児が死亡することは十分予見可能だった」として、禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)を言い渡した。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】財界人と懇談

橋本龍太郎首相は30日午前、東京都内のホテルで豊田章一郎経団連会長ら財界人15人と懇談し、行政改革について「大蔵省と日銀の改革が大事だ」と述べ、大蔵・日銀改革に全力を挙げる姿勢を示した。

首相は当面の政策課題として行革、沖縄、介護保険の3つを挙げ、特に行革について「百家争鳴状態にある」とした上で、大蔵省改革について「主計と主税、それに金融行政があり、どこからどうやるのか、予算編成もあり難しい。日銀法改正と併せ、何をやるか、ポイントを決めて落ち着いた議論をやってゆきたい」と述べた。

また、基地を抱える沖縄については「振興策を考えているが、沖縄の心を金で買うようになってもいけないので難しい。何をやったら良いのかプランを練っている」と問題の難しさを強調した。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は30日、日本武道館で開かれた全日本剣道錬成大会で防具を付けて少年剣士を指導。「小学二年生のころ敗戦を迎えたが、剣道は長いこと禁止され、やりたくてもできなかった。あなたたちがうらやましい」。官邸に戻っても「終戦の前々日、兵庫県の小さな漁村にいたが、目の前で輸送船が撃沈された。漁師たちが多くの人々を助け、自分も手伝った」と、約10分間にわたって記者団に自らの体験を披露。前日の靖国神社参拝で中国、韓国が懸念を表明している折だけに「戦争とはそういうもの。それが僕の記憶だ」と平和志向の原点をアピールしていた。

○・・・村岡兼造自民党国対委員長はこの日、4年ぶりに行われた与野党の国会対策責任者の欧州視察が“国対政治復活”と指摘されたことに「一年近く務めたが、野党とは酒一杯飲んだことがない」「カネのやり取りなど、まったくない」と大反論。解散話の憶測を意識して「向こうで生臭い話はしていない」とも。「(視察したスペイン、イタリア、フランス三国)すべてがサッカーくじをやっていた」などと視察の成果を懸命に強調する一方「どの国にも(国対に当たる)院内総務という役職があった」と、批判を見越した調査もしっかり。《共同通信》



7月30日のできごと