1996 平成8年7月5日(金)

平成2736日目

平成8年7月5日(金)

1996/07/05

【テニス・ウィンブルドン選手権】伊達公子選手、決勝進出ならず

テニスの第110回ウィンブルドン選手権は5日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで女子シングルス準決勝を行い、第2シードの伊達公子(25)=フリー=は2年連続7度目の優勝を目指す第1シードのシュテフィ・グラフ(ドイツ)に2−6、6−2、3−6で敗れ、男女を通じて日本選手初の四大大会シングルス決勝進出を惜しくも逃した。

前日、セットオールとなった後、日没順延となった試合は最終セットからスタート。163センチの小柄な伊達は切れ味鋭いショットで、四大大会通算20個目のタイトルを狙う女王グラフに対抗。グラフのマッチポイントを2度押し戻す頑張りを見せたが、最後に力尽きた。

1989年、伊達は18歳で最初にウィンブルドンの芝コートに挑み、1回戦で敗れた。今年が7度目の挑戦で、念願のセンターコートに初めて立った。

2回戦から準々決勝まで、4試合連続で逆転勝ち。相手の実力を見極めてから反撃に転じる懐の深いテニスを見せ、テニスの“聖地”に存在を十分にアピールした。

伊達はこの後、13、14日に名古屋で行われる女子国別対抗戦、フェドカップ準決勝の米国戦に出場。19日に開幕するアトラン夕五輪ではメダルの期待がかかる。《共同通信》



【ドジャース・野茂英雄投手】日米通算100勝達成

米大リーグ、ドジャースの野茂英雄投手は5日、ロサンゼルスでのロッキーズ戦に先発し9勝目(7敗)を挙げた。4月13日以来の完投はならなかったが8回を5安打、9三振、1四球で1失点の力投で3連敗を免れた。野茂は大リーグ通算22勝目で、近鉄時代と合わせて日米で100勝となった。《共同通信》

【韓国・李寿成首相】奥野発言「遺憾」

韓国の李寿成首相は5日、ソウル市内の総合合同庁舎で新党さきがけの鳩山代表幹事と会談し、過去の歴史認識に関して、「日本の一、二の方が過去の傷を思い出させるような言動をするのは遺憾で、残念だ」と述べ、自民党の奥野誠亮・元法相らの従軍慰安婦問題をめぐる発言を批判した。首相は同時に、「歴史認識の違いは存在しているが、友情、信頼関係の構築で乗り越えられる」と述べ、鳩山氏も日韓関係の信頼醸成に努める考えを強調した。

奥野氏の発言は先月4日の記者会見で、「従軍慰安婦は商行為」などと述べたもの。また、自民党の板垣正参院議員も5月28日の党総務会で、「事実を無視した、従軍慰安婦の教科書記載は不当だ」などと発言した。《読売新聞》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は5日、概算要求基準(シーリング)見直しを議論した閣僚懇談後、記者団に対し「皆、真剣だった。有意義な議論ができた」と満足そうだったが、記者団から難しさを問われると「だからこれからやるんだ」と言っただけで、途端にムッ。もっとも、その後出席した故福田赳夫元首相をしのぶ会から戻って「(福田さんに)相談したら、手荒な対策と言われただろう」とまともな感想を述べた。できることなら、かつて「経済問題で議論吹っかけた」(首相)ことのある元首相にも教えを請いたい気になった?

○・・・「新進党を応援する人は地獄に落ちる」との発言を社民党の佐藤観樹幹事長から強く批判された亀井静香自民党組織広報本部長は、この日の講演で「私は皆さん(国民)の幸せのために発言した。何を勘違いしているのか」と反論。「サトカンは社民党員のくせに小沢(一郎氏)の子分になりたくて委員長が首相になるのに猛反対した」と逆襲した。さらに運輸相時代の契約スチュワーデス問題を例に「社民が弱者の立場から発言しなくなったから自民がやらねばならない」と、こわもてから一転、弱者に優しい、をアピール。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】「福田先生は大政治家だった」

昨年7月死去した、福田赳夫・元首相を偲ぶ会が、亡くなってちょうど1年にあたる5日、都内のホテルで開かれた。橋本首相は「福田先生は人を分け隔てせず、若い私たちが議論を吹っかけても、ニコニコしながら相手をしてくれる大政治家だった」とあいさつした。

このほか、土井衆院議長、小山五郎・さくら銀行相談役名誉会長、石原信雄・前官房副長官ら政・財・官界などから2500人が出席した。《読売新聞》



7月5日のできごと