平成2271日目

平成7年3月28日(火)

1995/03/28

【東海大安楽死事件】医師に有罪判決

末期がん患者の家族に強く要請され、薬剤を注射して死亡させたとして元東海大助手の医師、A被告(38)が殺人罪に問われた東海大「安楽死」事件の判決で、横浜地裁(松浦繁裁判長)は28日、「患者の明示の意思表示」など、医師による「積極的安楽死」が許されるための4つの新基準を示した。その上で、植物状態の患者への人為的な延命を中止する「尊厳死」についても、本人の意思表示ができない場合は、家族の意思表示で推定できることが許される場合もあるとの新しい判断を示し、「被告の行為は要件を満たしていない」として、A被告に懲役2年、執行猶予2年(求刑懲役3年)を言い渡した。

判決はまた、末期患者に対する治療中止だけでなく、苦痛を緩和するために生命を短縮する可能性のある治療行為である「間接的安楽死」についても「患者の意思を推定させる家族の意思表示でも足りる」としたことは、医療現場に大きな影響を与えそうだ。《共同通信》



【オウム真理教】教祖に質問は3万円

麻原教祖への質問は一回につき3万円、電極付きヘッドギアの着用は一週間100万円—。

オウム真理教が信者に行う「修行」費用は、通常の金銭感覚からみて極めて高額なものが多いことが28日、元信者の証言や内部資料などで明らかになった。

関西にある元信者の場合、教祖が説法のため地方道場を訪れた際、勧められて出家の方法にちて質問した。これについて麻原教祖は「それは簡単だよ。本に書いてあるよ」などと答えたが、この返事の料金は3万円だった。また麻原教祖が修行法を伝授するビデオテープは1本10万円、教祖が入浴した後の水は1リットル10万円の料金だったという。

「PSI」と呼ばれる修行器具は、ラグビーのヘッドギアのようなバンドに電極を付け、麻原教祖と同じ脳波を流して悟りの状態をつくる装置とされているが、在宅信者が利用する場合は一週間100万円の費用がかかるという。

別の元信者は「オウム教は銀行預金を下ろさせた上で、毎日のように儀式受講を勧めるため、信者は常時お金を取られている」などと証言する。

これに対し教団側は「お布施などは信者の自発的な意思に基づいている」と反論している。《共同通信》

【村山富市首相】サリン事件再発防止を強調

村山富市
https://www.kantei.go.jp/

化学兵器の開発禁止や廃棄をうたい、サリンなど毒性の強い化学物質の保有を規制する化学兵器禁止条約締結承認案の趣旨説明と質疑が28日午後、衆院本会議で行われた。

質疑の中で村山首相は地下鉄サリン殺傷事件について「善良な市民を大量、無差別に殺傷する悪質極まりない事件。一日も早い解決と再発防止に向けて内閣を挙げて徹底的に取り組む」と決意を強調。野中自治相(国家公安委員長)はサリンなどの所持、発散について罰則を設けたり、新規立法を国会に提出する考えを改めて示した。《共同通信》

【第67回選抜高校野球大会】第4日

第67回選抜高校野球大会第4日は28日、甲子園球場で1回戦3試合を行い、星稜(石川)が会心の完封勝ちを収めたほか、東海大相模(神奈川)観音寺中央(香川)が勝った。二回に太田の左越え本塁打で先制した東海大相模は毎回、先発全員安打の猛攻で、ともに今大会最多の19安打、15得点をマーク。永島―稲嶺のリレーで県岐阜商(岐阜)の反撃を2点にかわし、大勝した。観音寺中央は2−2で迎えた八回、大森のバックスクリーンへの本塁打で勝ち越し、九回に1点を追加。中盤から立ち直った久保が踏ん張り、同じ初出場の藤蔭(大分)を4−2で下した。《北國新聞》



3月28日のできごと