平成2274日目
1995/03/31
この日のできごと(何の日)
【オウム真理教】「第4サティアン」を公開
警視庁の大掛かりな捜索を受けているオウム真理教は31日午前、「郵政省」と呼ばれ宣伝活動の中枢となっている静岡県富士宮市の「第4サティアン」を報道数社に公開した。
建物内の各部屋には空気清浄機を設置し、二十数人の信者が「修行生活」、中にはアニメ制作に励む14歳の少女の姿もあった。
第4サティアンは同教団総本部内の敷地内にあり、3年前に建設。鉄筋4階建てで、外見は体育館に似ている。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【政府】規制緩和5カ年計画を決定
政府は31日の閣議で、村山内閣が最重要課題に掲げる行政改革の柱である規制緩和推進5カ年計画(1995−99年度)を決定した。社会・経済情勢の変化を踏まえ、経済規制は原則自由、社会的規制は必要最小限を基本とし、規制緩和を継続するため内外の要望を聞いて計画を毎年度改定することを掲げている。具体的緩和策として、国際規格と日本工業規格(JIS)との基準整合化など生活、産業の11分野、1091項目を盛り込んだ。
政府は計画を特殊法人見直し、地方分権と並ぶ村山内閣の行政改革の柱と位置付け、内外価格差是正、黒字解消と内需拡大に取り組む姿勢をアピールしたい考えだ。《共同通信》
【政界談話室】
○…村山首相は31日の閣議で「今日で平成6年度は終わり、明日から新しい年度が始まります。新しい予算を円滑に執行して、これからもしっかりやっていきましょう」と、閣僚の協力を求めた。この後、記者団にもしみじみと「来年度は明るい年度にしなきゃね。こんなことばかりじゃね」と語りかけた。阪神大震災、地下鉄サリン殺傷事件、そして警察庁長官銃撃事件と内閣を揺るがしかねない暗い事件が続発しているだけに、年度替わりで心機一転といきたい気持ちがありあり。
○…新進党の小沢幹事長はこの日の記者会見で、地下鉄サリン事件、警察庁長官銃撃事件などの続発で「人心の荒廃、価値観の喪失」が背景にあると解説。「無差別テロに対する社会的な態勢が全くできていない。これも危機管理のひとつだ」と持論を展開した。しかし秩序維持の具体的な方法については「不心得者がいるから予防、鎮圧の力は必要だが、単に警備を強化すればいいということではない」とこわもて、イメージとはひと味違う発言。「マスコミは問題が起きるとすぐ規制強化の発想になるが、人心の荒廃はいくら規制を強化しても直らない」と記者団に説教していた。《共同通信》
【第67回選抜高等学校野球大会】第6日
第67回選抜高等学校野球大会第6日は31日、甲子園球場で1、2回戦3試合を行い、銚子商(千葉)と前橋工(群馬)の関東勢2校が、ベスト8へ進んだ。銚子商は21年ぶり5度目、前橋工は初の8強入り。
銚子商は一回、2点を先制。1点差に迫られた八回に島田の二塁打などで2点を挙げ、4−1で宇部商(山口)に快勝した。前橋工は前半3点を入れて優位に立った。九回、育英(兵庫)に追いつかれたが、その裏相手の失策から決勝点を奪い4−3で大会初のサヨナラ勝ちした。
1回戦の最後となった第1試合は報徳学園(兵庫)が北海(北海道)に4−3で逆転勝ちし、育英、神港学園に続いて兵庫勢3校が初戦を突破した。同一府県の3校がそろって勝ったのは15回大会(1938年)の兵庫以来57年ぶり。《共同通信》
【米・大リーグ】スト中止
昨年夏から続いている米大リーグ選手会のストライキが3月31日終わった。ニューヨーク連邦地裁が同日、選手会がスト中止の条件にしていたオーナー側に対する仮処分を命じたため、選手会は昨年8月12日に突入したストを中止した。しかし新労使協定をめぐる労使紛争が解決したわけではなく、4月2日に予定されている開幕を代替選手で強行するのか、開幕をずらして大リーガーによる公式戦を行うのか、焦点はオーナー側の対応に移った。
選手会は連邦地裁の仮処分命令に関係なく、オーナー側との交渉を即時再開する方針だが、オーナー側は今後の対応を話し合うために1日にシカゴで会議を開催する方向で調整している。また、仮処分命令を不服として控訴する意向を見せている。《共同通信》