平成2703日目

平成8年6月2日(日)

1996/06/02

【橋本龍太郎首相】海保観閲式に出席

海上保安庁の観閲式が2日、羽田空港沖の東京湾で巡視船艇61隻、航空機16機が参加して行われ、運輸相経験者で大の海保ファンの橋本龍太郎首相も来賓として出席した。昭和24年から始まった観閲式に現職の首相が来たのは42回目の今回が初めて。

観閲式では、亀井善之運輸相、秦野裕海上保安庁長官が巡視船の船上から一列縦隊で進む船隊や航空機の編隊飛行を観閲。この後、消防艇の着色放水や船舶火災を想定した消火訓練、ヘリコプターによる人命救助訓練などが招待者ら観客の前で披露された。

この後、橋本首相は首相公邸で記者団に「(国民の皆さんも)一度(観閲式に)足を運んでほしい。一度来てくれればファンになるし、彼ら(海上保安庁職員)にとっても励みになる」と話した。《共同通信》



【新進党・船田元氏】当面は党改革に全力

新進党の船田元氏は2日午前、フジテレビの報道番組に出演し「(私が)総務会長代理を解任されて(党内に)改革の動きが出てきたのは本望。次の総選挙までがタイムリミットだ」と述べ、当面は党改革に全力を挙げる考えを強調した。

政界再編については「わが党の仲間が次の総選挙に勝ち残っていくことを第一に考えると、軽々に選挙前に動くのは慎重に考えなければならない」として、衆院選前の離党に慎重な姿勢を示した。《共同通信》

【菅直人厚相】介護保険法案「あくまで今国会へ」

菅直人厚相は2日、山口市で記者会見し、公的介護保険制度の要綱を6日に老人保健福祉、社会保険制度両審議会に諮問する方針を示し「早めに答申をいただいて19日の国会会期末までに公的介護保健法案を提出したい」と今国会中の法案提出を目指す考えを強調した。

菅厚相は会見後の講演会で、介護保険法案をめぐる梶山静六官房長官との協議に触れ、「(長官はこちらの意向を)四割五分までは分かってくれている。もう少しで五分五分だ」と述べ、政府内の法案提出慎重派に対する説得がわずかに好転しつつあるとの認識を示した。《共同通信》

【新進党・小沢一郎党首】「防衛指針見直し」政府の手法を批判

新進党の小沢一郎党首は2日、テレビ朝日の報道番組で「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)見直し作業について「憲法上きちんとした議論をせず、米国から詰められて、その時その時の対応をし、極東の範囲、日本の役割を拡大するのは非常に危険だ」と述べ、さまざまな事態を想定して対応策を整備するととしている政府の手法を批判した。

集団的自衛権の行使に関しては、国連決議などによる国際社会の認知が前提になるとの考えを強調。日米安保条約については「(日本と米国の)二国間の条約であり、直接的な日本の脅威でない限り、共同行動とはならない」と指摘した。《共同通信》

【ゴルフ・尾崎将司選手】2週連続V

JCBクラシック仙台最終日(2日・宮城県表蔵王国際GC=6645ヤード、パー71)前週優勝の尾崎将司がデービッド・イシイ(米国)プレーオフの末に下して2週連続優勝、今季国内6試合出場で4勝目を挙げ、賞金1800万円を獲得した。尾崎将はツアー通算78勝、後援競技と海外を含めると97勝目となった。

上位陣が伸び悩む中、尾崎将とイシイが通算7アンダーの277で並び、プレーオフ1ホール目の18番(パー4)でイシイが第2打をバンカーに打ち込みボギー、尾崎将は確実に2オンしパーとして決着した。尾崎将は2週連続してプレーオフに勝った。《共同通信》

【イスラエル・首相公選】ネタニヤフ氏が勝利演説

イスラエル初の首相公選で当選した右派政党リクードのネタニヤフ党首(46)は2日夜、エルサレムの国際会議場で約2000人の支持者を前に勝利演説を行い、近隣アラブ諸国の指導者に「ともに平和と安全への道を進もう」と共存を呼び掛け、パレスチナ自治政府との恒久的地位交渉の継続にも努力すると述べるなど、米国主導の中東和平プロセスの枠組みを尊重する姿勢を示した。

しかし党首は「力と治安が真の和平の基礎」と強調、和平合意の履行を最優先にパレスチナ側との交渉を進めたペレス首相との違いをにじませ、今後の交渉難航をうかがわせた。

党首は選挙前、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地拡大を主張。パレスチナ独立国家樹立やシリアへのゴラン高原返還に反対するなど、従来の和平交渉の基本原則である「領土と和平の交換」を真っ向から否定する発言を繰り返した。

この日の演説でも、アラファト・パレスチナ解放機構(PLO)議長が将来のパレスチナ独立国家の首都にと切望する東エルサレムについて「イスラエルの主権下で統合されたエルサレムを守る。ユダヤ人の永遠の首都は二度と分割されない」と言明した。

党首は、中東和平を進めたペレス労働党政権下で深まった「ここ数年間のイスラエル社会の分裂と緊張」を解き「国民の団結を第一の使命とする」と訴え、党首を「イスラエルの王」とたたえる熱狂的な支持者の喝さいを浴びた。

党首はまた、良好な対米関係維持の必要性にも触れ、1988年からのシャミル・リクード政権が対米関係悪化で苦境に陥ったてつを踏まないよう留意していることを示した。《共同通信》



6月2日のできごと