平成2702日目
1996/06/01
この日のできごと(何の日)
【岡山県邑久町】集団食中毒事件で初の犠牲者
岡山県邑久郡邑久町で発生した集団食中毒で、入院していた町立邑久小1年の女児(6つ)が病原性大腸菌の毒素による腎不全のため1日、死亡した。同町の食中毒で死者が出たのは初めて。
同県保健福祉部によると同日現在、小学生13人と幼稚園児1人が岡山市内などの病院で治療を受けている。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【近鉄・赤堀元之投手】133セーブポイント
近鉄の赤堀元之投手(26)は1日の西武8回戦(西武)でパ・リーグ新記録の133セーブポイントをマークした。七回から3イニングを2安打0点に抑え、今季5セーブ目をマーク、プロ野球通算100セーブも達成した。
初セーブは1990年9月8日の日本ハム戦。同投手は92〜94年に3シーズン連続して最優秀救援投手に輝き、94年には21試合連続試合セーブポイントのプロ野球新記録をつくっている。《共同通信》
【Jリーグカップ】第1日
Jリーグカップ第1日(1日・瑞穂陸上競技場ほか=8試合)Jリーグ16チームを2組に分けた予選リーグがスタート。リーグ戦前半トップの横浜フリューゲルスは名古屋グランパスと1−1で引き分けた。庭島アントラーズ、浦和レッズ、ジュビロ磐田とリーグ戦の上位チームが相次いで敗れた。予選リーグはホームアンドアウエーの成績による勝ち点で争われ、各組上位2チームが9月4日の準決勝に進み、決勝は同25日に行われる。《共同通信》
【新進党・羽田孜元首相】船田氏との同調示唆
新進党の羽田孜元首相は1日午後、北海道釧路市内のホテルで行った講演と記者会見で、新党結成に前向きな船田元・前総務会長代理との連携について「徹底的に努力し、(新進党を)本当に国民が期待できる党にできないと、新しい政治行動を起こすことはあり得る」と述べ、船田氏と政治行動を共にする可能性があることを示唆した。
同時に「船田氏は『党の中で魅力ある政党にするため努力する』と言っている。期待される政党をつくるために力の限り尽くしてみたい」とも述べ、当面は党改革に全力を挙げる考えを示した。
衆院・解散の時期について羽田氏は、年末にかけて税制、在日米軍基地問題などで橋本内閣の支持率が下がると指摘し「官邸や与党内の動きがいろいろな形で入って来る。19日の会期末あたりがヤマになる」と述べ、早期解散の可能性が依然残っているとの見方を示した。
羽田氏は公的助成との関連で党経理の明朗化を重ねて強調した。《共同通信》
【橋本龍太郎首相】韓国・金泳三大統領と電話会談
サッカー2002年ワールドカップ(W杯)の日韓共同開催が決まったことを受け、橋本龍太郎首相は1日午後、韓国の金泳三大統領と電話で会談し、決定を歓迎するとともに両国政府レベルでも全面的に協力することを確認した。
金大統領は共催決定について「両国とも単独開催で誘致努力を続けてきたが、日韓友好のためにも共同開催は良いのではないか」との認識を表明。両首脳は共催が今後両国の「未来志向の関係」を強化する契機になるとの認識で一致した。
大統領は、大会運営など難問が山積していることを念頭に「いろいろな問題はあるが、日韓両国の友好と協力で対処し、最も成功した最高のW杯にしたい」と決意を伝えた。首相も「協力し、世界の範になる大会に導きたい。政府同士で行うことがあれば連絡を取り合いたい」と緊密な協力を要請した。
電話会談は金大統領からの申し入れで実現した。日本と韓国がこれまで激しい招致合戦を展開。両国の国民感情にわだかまりが残りかねないという現実を踏まえ、日韓共催決定を契機に一友好協力関係を促進するため、まずトップ間で共催歓迎を内外に明確にする狙いがある。
会談で大統領はまず「今日の電話はW杯の件だ」と切り出した。首相が「両国チームが決勝戦で会えればうれしい」と期待を表明したのに対し、大統領は「日韓のサッカーの実力はかなり上がっており、不可能ではない。(実現すれば)両国国民は勇気づけられ、日韓友好に役立つだろう」と強調した。《共同通信》
【トヨタ自動車】天津でエンジン生産
トヨタ自動車と天津自動車工業総公司との合弁会社「天津トヨタ自動車エンジン有限会社」の開業式典が1日、トヨタの奥田社長らが出席して天津市の同社工場で行われた。トヨタは中国で初めて基幹部品のエンジン生産に本格的に着手することになり、念願の中国での完成車生産へ向け大きく前進した。
奥田社長は式典で「今日は歴史的な日だ。トヨタの豊富な実績、技術と、中国の優秀な人材、知恵を合わせて、国際的な競争力のあるエンジン生産会社へ向け、努力したい」とあいさつした。
合弁会社の資本金は2億4800万ドルで両社がそれぞれ50%出資。1300ccの新型エンジンを年15万基生産する工場を建設し、1998年に操業を開始する。天津自動車がトヨタ系のダイハツ工業の技術協力を得て生産している「シャレード」に搭載するほか、輸出も計画している。
【チェチェン共和国】停戦直後に激戦
1日からの停戦が発効したロシア南部チェチェン共和国で、新たな戦闘が発生、早くも停戦履行が危ぶまれる状況となっている。今回の停戦は、ロシア大統領選挙で再選を狙うエリツィン大統領がチェチェン独立派指導部とのトップ会談で合意、「和平工作」の具体的成果を誇ったものだが、インタファクス通信によると、停戦入り直後の1日午前からダゲスタン共和国との境界に近いノジャイユルトで独立派武装勢力が駐留ロシア軍部隊を攻撃、激しい戦闘となった。
停戦合意を受けて捕虜交換などを話し合うロシア側交渉団は独立派の「一方的な停戦違反」を非難、この戦闘でロシア兵士2人が死亡、26人が人質となったと発表した。
このため、ダゲスタンの首都マハチカラで1日から開かれることになっていたロシアと武装勢力との交渉は当分延期と決まった。
一方、チェチェンの首都グロズヌイ南東30キロのシャリでは、ロシア軍が町に集結した武装勢力に投降するよう最後通告を突きつけ、緊張が高まっていたが、地元長老やイスラム教聖職者の説得で懸念された衝突はひとまず回避された。
ロシア軍報道部の発表では、町に立てこもっていたマスハドフ参謀長ら150人の武装勢力は交渉の結果、シャリから撤退したという。《共同通信》