平成2563日目

平成8年1月14日(日)

1996/01/14

【若田光一宇宙飛行士】連日のアーム操作

米スペースシャトル「エンデバー」に乗り組んでいる若田光一さん(32)は、飛行4日目の米中部時間14日午前5時32分(日本時間同日午後8時32分)、米国の回収型実験衛星「オースト・フライヤ」をロボットアームで軌道上に放出することに成功した。

6人の搭乗員は13日午後7時前、同僚が若田さんのために選んだという映画「ゴジラ」のテーマ曲で起床。軽い運動や食事をしたり、医学実験のデータを取った後、14日午前4時すぎに衛星放出作業に入った。

若田さんはブレント・ジェット操縦士やダニエル・バリー飛行士と並んで操縦室後方の操作盤に向かい、13日に日本の衛星SFUをロボットアームで回収した経験で落ち着きが出たのか、淡々とした表情で作業。午前4時50分、格納庫に固定してあった約1トンの衛星の突起をロボットアームでつかみ上げ、約40分後に高度約300キロの軌道に放出した。

オースト・フライヤは宇宙空間の汚染の解析やアマチュア無線通信実験などのほか、姿勢制御システムや、レーザー機器の性能確認が目的。放出から約46時間後に回収して解析する。エンデバーはこの衛星の後方83キロを飛行しているが、16日にランデブーした後、日本のSFUと同じように、若田さんがロボットアームで回収する。

一方、搭乗員の起床後、最初の点検で、回収したSFUの噴射装置の燃料パイプの温度が下がっていることが分かった。内部の燃料が凍るとパイプに亀裂が入って漏れる恐れが出てくるが、さらに点検したところ、ヒーターの作動も正常で安全な範囲内であることが確認された。《共同通信》



【大相撲初場所】8日目

大相撲初場所8日目(14日・両国国技館)天覧相撲の土俵で横綱貴乃花が無傷の8連勝で勝ち越しを決めた。貴乃花は小結土佐ノ海に攻め込まれる場面もあったが、落ち着いてはたき込んだ。大関貴ノ浪は石小手投げで琴稲妻を退け、新入幕の玉春日とともに1敗を堅持した。大関武蔵丸は水戸泉を一方的に押し出し、小結武双山は三杉里を押し出してそれぞれ2敗を守った。両関脇は魁皇が琴の若を破って連敗を4で止め、琴錦は貴闘力を下し4勝目を挙げた。貴闘力は2敗目。この日の結果、幕内は全勝の貴乃花を1敗で貴ノ浪と玉春日が追う展開。十両は大善が7勝1敗でトップを守った。《共同通信》

【全日本フィギュア】本田武史、伊藤みどり選手が優勝

フィギュアスケートの第64回全日本選手権最終日は14日、新横浜スケートセンターで男女シングルなど3種目の自由演技を行い、女子は伊藤みどり(プリンスホテル)がトリプルアクセルを鮮やかに決めるなど元世界チャンピオンの貫禄を示して優勝、4年ぶり9度目の女王に返り咲いた。

男子は宮城・七北田中3年の本田武史(泉FSA)が初優勝し、男子で初の最年少中学生チャンピオンとなった。

1992年アルベールビル五輪以来のアマチュア競技会出場となった伊藤は、前日のショートプログラム(SP)に続き、自由でも1位となり完勝した。伊藤はトリプルアクセルをはじめとする得意のジャンプに加え、プロ生活で培った表現力で、若手を寄せ付けなかった。伊藤の優勝9度は渡部絵美を上回り、女子で最多となった。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】首相公邸を下見

橋本龍太郎首相は14日午前、入居予定の首相公邸を久美子夫人らとともに下見し、手入れの必要な個所を見て回った。 首相官邸に隣接する公邸は、昭和4年の建設でかなりレトロな造り。下見を終えた首相は「大変だなあ。使い勝手は相当悪そうだ」とぼやいてみせた。入居に際しての改装については遠慮がちに「ふろを24時間使えるように。あとはクローゼットを使いやすく」と、身だしなみに気を使う首相らしい注文。しかも「自費でいいから」と付け加えた。

一方、夫人は「すてきだわ。広々として、どう使って、いいか分からない」と、気に入った様子。ただ、どこに買い物に行くかが悩みとか。

橋本龍太郎首相は14日午後、久美子夫人とともに東京都港区の青山霊園に橋本家の墓参りをし、墓前で亡父龍伍元厚相に首相就任を報告した。橋本首相は「やるだけのことはやるよ、と言った」と記者団に語った。《共同通信》



1月14日のできごと