平成2502日目

平成7年11月14日(火)

1995/11/14

【オウム裁判】遠藤誠一被告、起訴事実認める

地下鉄、松本両サリン事件の殺人、殺人未遂罪など五事件で起訴されたオウム真理教元幹部遠藤誠一被告(35)の初公判が14日、東京地裁(山田利夫裁判長)で開かれ、犯人隠蔽と麻酔剤チオペンタールナトリウム密造の2事件の審理が始まった。

罪状認否で遠藤被告は「申し訳ありません」「被害を受けた人のことを考えず、捜査妨害をし申し訳ありません」と2事件の起訴事実を認めた。

初公判は約1時間40分で閉廷、次回は12月18日で覚せい剤取締法と麻薬取締法違反事件について審理に入る。

起訴状によると、遠藤被告は幹部土谷正実被告(30)らと共謀、4月21日から26日まで、元ピアニスト監禁事件などで逮捕状が出ていると知りながら信者A子被告(51)ら2人を、山梨県上九一色村の教団施鋭「第2サティアン」の秘密地下室にかくまった。

また麻原被告らと共謀、昨年11月から今年2月にかけ、同村の教団施設内で麻酔剤チオペンタール約1.7キロを密造した。

このほか、3月の地下鉄サリン事件では麻原被告に命じられ元幹部中川智正被告(33)とともに自分の実験棟でサリンを製造、昨年6月の松本サリン事件ではレンタカーの借り出しや噴霧実行にかかわったとされ、幻覚剤LSDや覚せい剤などの密造事件でも起訴されている。

遠藤被告と同じ5事件で起訴された土谷被告は10日の初公判で、先行審理に入った同じ2事件の起訴事実について全面的に黙秘している。《共同通信》



【中韓首脳】日本を批判

韓国の金泳三大統領と中国の江沢民国家主席は14日、ソウルでの首脳会談で、日本の過去の歴史認識問題について意見交換、記者会見ではそろって「日本の政治家らは歴史認識を正せ」と厳しく批判した。江主席はこの後、中国元首として初めて国会演説し「われわれは外国の侵略を受けるという歴史的運命を共にしている」とも述べ、韓国への深い共感を表明した。

陳健・中国外務省報道局長は「日本に対し両国が共闘することはない」と述べたが、アジア太平洋経済協力会議(APEC)大阪会議を前に、中韓両国が日本の過去の歴史認識で共同歩調とも言える態度を示したことは、同会議で日本にとって大きな脅威となる可能性もある。《共同通信》

【中山正暉氏】総務庁長官に就任

村山首相は14日午前、植民地支配発言に伴って引責辞任した江藤隆美総務庁長官の後任として自民党旧渡辺派の中山正暉氏を任命した。

首相は閣議後、中山氏を首相官邸に呼び「今年は戦後50年の微妙な時期であり(言動に注意するよう)よろしくお願いしたい」と述べ、過去の植民地支配に対する謝罪と反省を盛り込んだ8月15日の首相談話を順守するよう求めた。中山氏は「当然のことだ」と答えた。《共同通信》

【村山富市首相】韓国大統領に謝罪の親書

村山富市首相は14日、韓国の金泳三大統領に対し、日韓間の歴史認識などに関する親書を送った。首相は、自らの国会答弁で韓国の反発を招いた日韓併合条約について、両国の不平等な力関係の中で締結されたと明確に述べるとともに「民族の自決と尊厳を認めない帝国主義時代の条約であることは疑いを入れない」との踏み込んだ認識を強調。植民地支配で苦しみと悲しみを与えたことに、重ねて「深い反省と心からのおわび」を表明した。

また、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)へのコメ支援を金大統領が「頭越し」と批判したことから「あくまで特殊・例外的な措置だった」と釈明、理解を求めた。

植民地支配に関する発言で江藤隆美総務庁長官が事実上、引責辞任したのを受け、日韓間では15日に外相会談、18日に首脳会談が行われることから、首相としては事前に歴史認識を説明、関係修復を円滑に進めたい狙いがあるとみられる。《共同通信》

【WBAライト級タイトル戦】オルズベック・ナザロフ選手、4度目の防衛成功

世界ボクシング協会(WBA)ライト級タイトルマッチ12回戦は14日、福島県いわき市の市立総合体育館で行われ、チャンピオンのオルズベック・ナザロフ(協栄)が挑戦者のディンド・カノイ(フィリピン)を3−0の判定で破り、4度目の防衛に成功した。ナザロフはデビュー以来22戦全勝(16KO)。

最初の2ラウンド、ナザロフはカノイの様子を見た後、3回から攻めに出た。4回以降は、手数と有効打で圧倒的に優位に立った。だが、カノイの左フックを警戒して決定打を奪えず、KOはならなかった。《共同通信》

【大相撲九州場所】3日目

大相撲九州場所3日目(14日・福岡国際センター)大関若乃花に土がついたが、今場所初めて両横綱がそろって白星を挙げた。若乃花は土俵際での粘りも及ばず湊富士に寄り倒された。湊富士は前日の貴ノ浪戦に続く殊勲星。曙は琴の若を組み止めて寄り切り、貴乃花は大至の押しをかわしはたき込んだ。大関武蔵丸は新小結琴稲妻を突き出し3連勝。大関貴ノ浪は小手投げで寺尾を下し初日を出した。関脇魁皇と琴錦も3戦全勝。《共同通信》



11月14日のできごと