平成2471日目

平成7年10月14日(土)

1995/10/14

【伊・ベルルスコーニ前首相】贈賄で起訴

イタリアのミラノ地裁は14日、ベルルスコーニ前首相の贈賄疑惑についての予審を行い、前首相を贈賄罪で起訴して公判にかけることを決めた。初公判は来年1月17日に開かれる。

前首相はこの疑惑がきっかけで昨年12月に辞職してからも、右翼陣営のリーダーとして依然影響力を持ち、首相再登板への意欲を明らかにしていた。しかし、起訴されたことで政権復帰は難しくなりそうで、来年予想される総選挙など政界への影響は必至とみられる。

前首相は、自身が所有するマスコミ企業グループ「フィニンベスト」傘下の出版社モンダドーリや保険会社メディオラヌムなどの財務警察の税務査察に手心を加えてもらうため、1989年から91年にかけ査察官に約3億8000万リラ(約2500万円)を贈った事件に関与した疑いが持たれている。

前首相は容疑を否定しているが、有罪になれば1−3年の禁固刑を科せられる。同事件に絡んでは前首相のほか、前首相の実弟で経営の右腕のパオロ・ベルルスコーニ氏、フィニンベストの税務担当幹部、財務警察幹部ら10人も同時に起訴された。

民放テレビ3局を所有し「メディアの帝王」といわれる前首相は、出馬宣言からわずか2カ月後の昨年3月の総選挙で、自ら率いる右翼陣営が大勝し首相に就任。在任中の昨年11月に今回の贈賄疑惑で捜査通告を受け、同12月に政権が崩壊した。《共同通信》



【兵庫県神戸市】震度4

14日午前2時4分ごろ、神戸市を中心に近畿地方の広い範囲で、兵庫県南部地震の余震とみられる地震があり、同市中心部などで震度4(中震)を記録した。大阪管区気象台の観測によると、震源地は大阪湾で、震源の深さは約10キロ。マーグニチュード(M)は4.8と推定される。

1月17日に発生した同地震以後、震度4は余震としては最高で、同日以後11回目だが、2月18日以来となる。有感の余震は297回目。

兵庫県警に入った連絡では、神戸市東灘区で、主婦(38)が飛び起きた拍子に右肩を脱きゅうしたほか、同市長田区では女性(88)がショックで病院に運ばれるなどした。しかし同県警や兵庫県災害対策本部などによると、その他の被害は起きていないもよう。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】国体開会式にご出席

福島県を訪問中の天皇、皇后両陛下は14日午後、福島市の県営あづま陸上競技場で行われた、第50回国民体育大会秋季大会開会式に出席された。

天皇陛下は、選手団の入場、佐藤栄佐久知事の開会宣言などに続いて、「美しい自然の中でごろ鍛えた力と技を十分に発揮され、お互いの、そして福島県民との交流を深められるよう願っています」などとあいさつされた。《共同通信》

【ダイエー・山本和範外野手】自由契約に

ダイエーは、山本和範外野手(37)=登録名はカズ山本=について16日付で自由契約選手の手続きを取ると、14日発表した。福岡市内の自宅前で取材に応じた山本は、これまで水面下で来季の契約について交渉していたが、7日の交渉で「瀬戸山球団代表からクビだと言われた」と明かした。

シーズン中に痛めた右肩の公傷扱いを球団側に打診したが、認められず、年俸も今季の2億円(推定)から大幅な減俸額を提示され、合意しなかったとみられる。球団側は「本人の申し出により自由契約の手続きを取る」と話している。

今後については「チャンスがあれば(他球団で)やりたい」意向だが、「ずっとダイエーで頑張ってきたから寂しい。ファンの声援があってここまでやれた。ありがとうと言いたい」とも語り、このまま19シーズンの選手生活にピリオドが打たれる可能性もある。

山本は1977年に戸畑商高から近鉄に入団。83年から南海(現ダイエー)に移籍し、昨年はリーグ2位の打率3割1分7厘をマーク、「バントをしない二番打者」として人気を集めた。しかし、今季はけがに悩まされ、46試合に出場しただけで、打率2割1厘と不振だった。《共同通信》

【中華航空】尾翼の「国旗」が「梅の花」に

尾翼のマークを従来の「国旗」から薄紅色の梅の花に替えた中華航空(台湾)のジャンボ機が14日午後、台北から羽田空港に到着し、日本の空に初お目見えした。

「国旗」を機体からなくしたのは、香港の中国返還(1997年)後も香港への乗り入れをスムーズに継続する狙いがあるとみられる。新デザインについて「春の訪れを告げる梅の花は中国では刷新を意味する」と同社。名古屋空港の墜落事故では乗員のチームワークのお粗末さが指摘されただけに、航空関係者の間には「パイロットの訓練態勢の見直しもよろしく」との声も出ている。《共同通信》

【フィリピン水死偽装事件】保険金詐欺で長男逮捕

フィリピンでの水死事故を偽装した保険金詐欺事件で、大阪府警捜査四課などは14日夜、自分に仕掛けた保険金約6億5000万円の詐取を計画し、一部をだまし取ったとして、詐欺などの疑いで元私立病院役員、M容疑者=フィリピン警察が私文書偽造容疑で逮捕、本籍・大阪府岸和田市=の逮捕状を取り、共犯として長男(19)=同府和泉市=を逮捕した。また、長男の自宅など数カ所を捜索した。

長男は容疑を認め「昨年12月、フィリピンのホテルで父親から『ばくちの金を返すためなどに金がいる』と計画を持ち掛けられた」と供述しているという。

同課などはM容疑者の身柄引き渡しを受けるため、近く捜査員をフィリピンに派遣。M容疑者とされ火葬された遺体の身元など具体的な偽装工作について追及する。

調べによると、M容疑者らは同容疑者の生命保険金詐取を計画。今年1月9日早朝、M容疑者が宿泊先のマニラ市内でジョギング中に誤って海に落ち死亡したよう偽装し、虚偽の死亡届を岸和田市に提出。同年3月、保険金の一部500万円をだまし取った疑い。M容疑者は日本で暴力団のとばく場に出入りし、数億円の借金を抱えていたという。《共同通信》

【新進党・小沢一郎幹事長】地元岩手を縦走

新進党の小沢一郎幹事長は14日から地元岩手県の太平洋沿岸地域を漁港視察を名目に「縦走」、漁業関係者らの支持拡大に乗り出した。鈴木善幸元首相が培ってきた伝統的な自民党支持基盤を切り崩し、「小沢王国」への足場固めを狙った、と受け取られている。

同時に「風は自分で起こせ」と、日ごろの地道な活動の重要性を指摘してきた「選挙運動論」を自ら実践、党の若手議員に活を入れたいとの思惑も働いているようだ。《共同通信》



10月14日のできごと