1995 平成7年8月24日(木)

平成2420日目

平成7年8月24日(木)

1995/08/24

【マイクロソフト】「ウインドウズ95英語版」発売開始

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世界最大のコンピューターソフト会社、米マイクロソフトが24日、新基本ソフトウェア(OS)「ウィンドウズ95」の英語版を米国など英語圏を中心に世界各地で同時発売した。既存OSの置き換えだけでなく、コンピューターのハード機能、ソフト商品から世界的なコンピューター通信網インターネットまで自陣営に組み込もうという壮大な狙いがある。

「95」は同社の「MS-DOS」「ウィンドウズ3.1」に代わる次世代ソフト。市場化は当初計画より4ヶ月遅れたが、戦略商品だけに、各種メディアを総動員して宣伝に努めた。米国での希望小売価格は90ドル(約8700円)。今回発売されたのは英語版のみで、日本語版は11月発売予定。《共同通信》



【林葉直子さん】棋士を廃業

日本将棋連盟の二上達也会長と青野照市理事は24日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で記者会見し、同日、人気女流棋士の林葉直子五段から提出された「退会届」を受理したと発表した。これにより林葉女流五段は将棋界とは無関係になり、女流棋士としての資格もなくなった。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は24日、前日開幕したユニバーシアード福岡大会の感想を記者団から求められ「最近テレビを見る時間がなくてな」とこぼしながらも「日ごろの成果をいかんなく発揮し、全力を尽くしてほしい」と紋切り型の答え。ところが、記者団が「大会スローガンは『スポーツはかるく国境を越える』だが」と水を向けると、すかさず「スポーツには国境はないからな。有終の美を飾れるようにしてほしい」。フランス、中国の核実験問題で国境の高さを痛感している首相、政治の世界で有終の美を飾るのは難しい?

○・・・自民党の三塚博幹事長はこの日午前、幹事長就任に当たって党本部で職員に訓示、「野党という厳しい体験を踏まえ、大地に根を下ろした国民政党に向けて一歩一歩努力していると確信している」とまずは労をねぎらった。さらに、党の合理化に触れ「職員も相当リストラして再構築していただき、深い敬意を表する」と低姿勢を続けたが、最後は「精強な職員、組織で全力で進まなければならない。党職員は官僚ではない」と、結局はさらなる“少数精鋭”を強調。苦しい台所を預かる幹事長の「リストラは必要だが、職員の反発はいや」という心理がチラリ。《共同通信》

【中国】ハリー・ウー氏を国外追放に

新華社電によると、中国の武漢市中級法院(地裁)は24日朝、6月に公安当局が逮捕した米国籍の人権活動家ハリー・ウー(中国名・呉弘達)氏(58)に対しスパイ罪などで禁固15年の判決を下すとともに、国外追放処分にする決定をした。

ウー氏の逮捕は台湾の李登輝総統の訪米で冷却化した米中関係の新たな火種となり、クリントン米政権はこれまで、関係改善にはウー氏の釈放が不可欠だと中国に強く要求していた。

今回の国外追放処分は、関係改善に向けて25日から北京で始まる米中外務次官級協議と、来月から北京で始まる国連世界女性会議へのヒラリー・クリントン米大統領夫人の出席実現に向けた環境づくりであり、中国がメンツを保ちつつ米国に一定の譲歩を示したとみられる。

しかし、中国は台湾問題では依然としてかたくなな姿勢を貫いており、銭其琛外相が関係改善への条件として出した「李総統訪米許可の誤りを認め、二度と李総統の訪米を認めるな」との要求は今も掲げている状態。国外追放処分で米中関係が一気に改善に向かうかどうかは微妙な情勢だ。

判決によると、ウー氏は国家機密を違法に取得、販売し、海外の組織や人間に提供した。また自らを中国政府職員と偽ってスパイ行為を行った。《共同通信》

スパイ罪で有罪判決と国外追放措置を受けた中国系米国人の人権活動家ハリー・ウー(中国名・呉弘達)氏は中国から国外追放され、24日夜(日本時間25日昼前)、中国の民間航空機でサンフランシスコ空港に到着した。

これでウー氏の処遇問題が一応決着、クリントン米大統領は「米中関係改善の障害が取り除かれた」と歓迎を表明しており、北京で来月開催の国連世界女性会議にヒラリー米大統領夫人が参加する見通しが強まった。《共同通信》

8月24日のできごと