平成2378日目

平成7年7月13日(木)

1995/07/13

【オリックス・イチロー外野手】球宴ファン投票で99万票獲得

プロ野球オールスターゲーム運営委員会は13日、ファン投票の最終結果を発表し、オリックスのイチロー外野手が99万4933票の史上最多得票を獲得した。

これまで最高だった昨年の秋山選手(ダイエー)の50万9964票のほぼ2倍にあたる得票数。天才的な打撃で大活躍する、若きスーパースターに空前の票が集まった。

巨人、ファン投票で一人も選出されず

巨人は史上初めてファン投票で、だれも選ばれなかった。保科球団代表は「えっ、松井も落ちたんですか」と絶句した。

横浜勢の大量選出には「難しい問題だし、こちらからどうこう言えない」としながらも「不正を働いたわけではないし、地元横浜で(試合を)やるのだから」と一定の理解を示した。ただ、松井や斎藤雅が漏れたことには「実績があるのに……寂しいですね」と話していた。《共同通信》



【村山富市首相】連立の勝敗ラインは「75」

村山富市首相は13日タ、遊説先の秋田市のホテルで記者会見し、連立政権としての参院選での勝敗ラインについて「3党で連立を組んでおり、現有議席を上回る形で結論が出されれば、(政権が)支持されたと判断することができる」と述べ、3与党の改選議席である「75」をめどとする考えを明確に示した。

与党の一部には改選議席の過半数である「64」を勝敗ラインとすべきだとの意見もあり、首相がハードルを高くする形で「現有議席」と明言したことは今後、社会党委員長としての責任問題も絡んで論議を呼ぼう。

首相が社会党の勝敗ラインとしている22議席中推薦候補をどこまで含めるかについては「(推薦は)各選挙区の事情でやっている」と述べるにとどまった。

首相は、金融機関の不良債権処理のための公的資金導入問題について①金融機関の自己責任の明確化②情報開示(ディスクロージャー)の確立③金融機関と頂金者の在り方の検討―の3点に取り組む必要性を指摘。その上で「あらゆる努力を払い、どうしても必要なことは検討する」と述べた。

同時に「金融は産業の動脈の役割を果たしている。バブル崩壊後、健全な形ではないことは経済に影響を与え、景気の足を引っ張っている」との認識を示した。

与党3党は新3党合意に「不良債権処理の検討」を盛り込んだが、首相は3項目の前提条件を挙げながら、公的資金の導入に前向きの姿勢をにじませたものとみられる。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は13日昼、遊説先の山形駅前で街頭演説の冒頭「天気がやっと良くなってきた」と、満面の笑み。電車の中から山形名産のサクランボやリンゴが見えたことを紹介しながら、「ようやく天候も回復してきたなあ」。東京・新宿での第一声で雨にたたられて以来、遊説で天候には泣かされ続けてきただけに、よっぽど好天に気分を良くしたようだ。「このまま暑い日が続けば、稲なども息を吹き返すのではないか。そう思うと私も暑さに負けてはならないと言い聞かせている」と言うあたり、劣勢が伝えられる社会党も息を吹き返してほしいとの思いがありあり。

○・・・自民党の渡辺美智雄元外相はこの日、横浜市内の講演で「社会党は社会党らしくないから弱くなった。本音の政治でやらなければ駄目になる。自民党は自民党らしくしなければ駄目だ」と、参院選で自民党の独自色を打ち出すよう訴えた。さらに「青島幸男都知事はかっこはいいが、美濃部亮吉元都知事と同じだ」と放漫財政を招いた美濃部都政を批判しながら、無党派候補への敵意もむき出し。最後は「財源が足りなくなれば、消費税を引き上げなければならないが、選挙中だからそれは言えない」と歯に衣着せぬ「ミッチー節」で失言寸前の場面も。《共同通信》

【韓国・金大中氏】政界復帰を宣言

金大中・アジア太平洋平和財団理事長(元野党民主党代表)が13日朝開かれた自派議員らとの会合で「(新党結成により)政治を再開することは結果的に国民との約束を守らないことになる。しかし、これに対していかなる弁明もしない」と語り、事実上、政界復帰を宣言した。

民主党の金大中派の団体「内外問題研究会」の李景培事務局長によると、金大中氏は同日朝の研究会で「今日の政治状況は(私が)引退だけしているわけにはいかない(状況であり)、政治活動を再開してでも、国民が(地方選挙で)野党に送った支持にこたえなければならない」と政界復帰の心境を語った。

研究会には所属議員57人中51人が出席し、金大中氏の政界復帰を満場一致で決議。また金大中派の議員らは民主党の李基沢総裁が15日までに総裁を辞職するよう求める署名活動を開始した。金大中氏は「(政界復帰はしないという約束を破り)一時的に批判を受けても、国政混乱とまひした野党第一党の政党機能を傍観するわけにはいかない」と語った。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】12日目

大相撲名古屋場所12日目(13日・愛知県体育館)大関若乃花が敗れ2敗に後退、1敗を守った横綱貴乃花が再び単独トップに立った。若乃花は関脇武双山の押しに後退し、回り込もうとしたが、押し倒された。貴乃花は右四つ万全の体勢で大翔鳳を寄り切った。

大関武蔵丸は琴錦をはたき込み2敗を守った。3敗同士の横綱大関戦は曙が貴ノ浪を豪快に押し出した。平幕の剣晃は湊富士に勝って3敗を保った。この日の結果、幕内は1敗の貴乃花を2敗で武蔵丸と若乃花が、3敗で曙、剣晃が追う展開。十両は巌雄が9勝3敗で単独首位。《共同通信》

【ボスニア・ヘルツェゴビナ】イスラム住民2万5000人を追放

ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボからの報道によると、国連防護軍報道官は13日、セルビア人勢力が侵攻したボスニア東部の国連安全地域スレブレニツァから追放されたイスラム教徒住民は、同日夕までに2万5000人に達したと発表した。同地域に残っている住民は400人にすぎず、国際的非難の中でセルビア人勢力による大規模な民族浄化作戦は事実上、2日間で完了した。

国際社会は国連安全地域の陥落と大規模な民族浄化を前になすすべがない状態で、完全に権威が失墜した防護軍の撤退を含め、国連は根本的な対応の見直しを迫られている。セルビア人勢力の通信社も、同日午後に住民の「避難」は完了したと伝えた。

追放された住民は、スレブレニツァ西方のイスラム教徒地域クラダニやツズラにいる。しかし、ボスニア政府(イスラム教徒主導)は「陥落は防護軍の責任」と非難して住民の受け入れを拒否しており、ほとんどは行くあてもなく、ツズラ空港周辺などで野宿を余儀なくされている。

住民の話によると、一部の若い女性がセルビア人兵士によってバスから連行されて暴行されたというが、防護軍は確認していない。スレブレニツァでは依然、数千人のイスラム教徒兵士が林に隠れ抵抗を続けている。

13日にはさらに7人の防護軍オランダ兵がセルビア人勢力によって連行され、これでスレブレニツァで拘束されたオランダ兵は55人となった。

当初スレブレニツァには4万人を超えるイスラム教徒が住んでいるとされたが、実際には3万人弱しかいなかったもようだ。人道援助物資は人数分配られるため、かなり水増しした数が登録されていたらしい。《共同通信》

7月13日のできごと