平成2377日目

平成7年7月12日(水)

1995/07/12

【北陸・信越地方】豪雨でJRに乱れ

梅雨前線の影響による局地的な豪雨で12日午前までに、長野、新潟両県で河川の増水や土砂崩れなどで、住民の避難や家屋浸水などの被害が続出。交通網も橋の流失などでJR、幹線道路の一部が寸断された。JR北陸線をはじめJR西日本金沢支社管内のダイヤは12日始発から大幅に乱れた。 同支社は午前中に運転予定だった金沢発長岡行きの特急「かがやき1号」など特急18本、音通列車31本を運休し、通勤、通学や観光客の足に影響が出た。

12日午前0時27分ごろ、新潟県上越市のJR東日本管内の信越線直江津−黒井間の小町川に架かる鉄橋が警戒水位を超えた。このため、北陸線から信越線経由で東京方面などに向かう列車がストップした。 JR金沢支社では、12日に始発駅を出て運転を継続中の列車を順次、最寄りの駅で止めた。12日午前11時現在で大阪発青森行きの特急「日本海3号」を加賀温泉駅で、大阪発函館行きの同1号は滑川駅で、大阪発新潟行きの急行「きたぐに号」が粟津駅で停車している。

富山県内では北陸線がほとんどの区間で徐行運転をしたほか、富山港線の東岩瀬駅で線路が冠水し普通列車2本が運転を見合わせた。氷見線、城端線も1時間当たりの雨量が規制値を超えたことから12日未明から運転を中止したが、午前7時過ぎにそれぞれ再開した。 また、11日夜、新潟県糸魚川市のJR大糸線の小滝−平岩間の姫川に架かる鉄橋が、大雨による増水で一部が流され、運転の再開の見込みは立っていない。

JR加賀温泉駅に臨時停車した特急「日本海3号」には約100人が乗っていたが、ほとんどが別の列車に乗り換えて米原方面へ戻り、列車内では28人がダイヤの回復を待った。仕事を終えて京都から青森へ帰るという会社員は「もう半日以上も缶詰状態。天気が相手だけに仕方がない」とあきらめ顔だった。

JR金沢駅では、東京へ就職活動に向かう予定だった大学生(23)が「時間に余裕を持つように心掛けていたから、別の列車でも間に合うと思うが」と困惑気味に話した。 また、金沢観光に大宮市から訪れていた中年の女性観光客2人は精算所で職員に列車の運行が乱れた理由を尋ねながら「金沢にもう一泊してもいいが、こんな天気では」と思案顔だった。《北國新聞》



【Jリーグ・サントリーシリーズ】第23節

Jリーグ・サントリーシリーズ第23節(12日・柏スタジアムほか=7試合)首位の横浜マリノスはPK戦で柏レイソルに辛勝。ジェフ市原、ベルマーレ平塚が敗れたため、3試合を残して「マジック2」が点灯した。市原は0−1でセレッソ大阪に敗れ、平塚もサンフレッチェ広島に0−1で惜敗した。ジュビロ磐田が鹿島アントラーズを2−1で破って3位に浮上、浦和レッズは延長で3−2と清水工スパルスに勝って5連勝で4位に上がった。ヴェルディ川崎は9連勝。ガンバ大阪は連敗を8で止めた。

鹿島・本田泰人選手、Jリーグ初の通算100試合出場

鹿島のMF本田泰人(30)は12日の磐田戦(カシマ)でJリーグ通算100試合出場を達成した。3年目となるJリーグで初めて。1993年のJリーグ発足当時からの参加チームはこの日の試合が通算103試合目だった。本田はこれまで警告累積による出場停止で3試合に欠場しただけ。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】11日目

大相撲名古屋場所11日目(12日・愛知県体育館)横綱貴乃花と大関若乃花が1敗を堅持し、優勝争いで依然トップを並走。大関武蔵丸も2敗を守った。貴乃花は大熱戦の末、関脇武双山を寄り切り、若乃花は関脇魁皇を押し出し、ともに10勝目を挙げた。武蔵丸は琴別府を押し出した。2敗は武蔵丸一人になった。横綱曙は琴錦を寄り切って勝ち越し。大関貴ノ浪は元気な剣晃に逆転勝ちして8勝目を挙げ、かど番を脱出した。十両は巌雄と旭鷲山が8勝3敗で並んだ。《共同通信》

【村山富市首相】野茂投手にあやかりたい?

「日本を代表する選手として、国民全体が期待して見ていた。十分、役割を果たしたと思う」。村山首相は12日、参院選遊説で長野県内を回ったが、米大リーグ、オールスター戦での野茂英雄投手の活躍にニッコリ。野茂の快投ぶりにあやかりたいよう。

記者団が遊説の手ごたえを聞くと、「終盤から最後にかけて盛り上げていく。一生懸命、やっていきます」。遊説では「社会党の役割はある」というのが口ぐせの首相だが、果たして日本を代表する(?)「村山」は相手候補を打ち取れるかどうか。《読売新聞》

【政界談話室】

○・・・村山富市首相は12日、大雨に見舞われた長野県へ参院選の遊説。東京を出発する際は「しょうがないな」と悪天候が残念そうだったが、JR松本駅前での演説の時には雨が上がり「私が来たら天気が良くなった」と得意げに。松本市で起きたサリン事件の全容解明の決意を示し「首相になった時は、花咲かじいさんと呼ばれたが、年が明けたら事件続きだ。この試練を乗り越えてこそ花も咲くし、明日が開ける」と結んだが、選挙戦の方は苦戦が予想され、早くも社会党の勝敗ラインを低めに軌道修正。目標22議席突破の道を開くのは困難?

○・・・新進党の海部俊樹党首はこの日、奈良市での記者会見で、首都機能移転促進のための特別措置法案を次期通常国会に提出する考えを表明。地元記者団の関心は「2年以内に決定」としている新首都の候補地に集まり、「奈良に新首都を持ってくるという話が一部にあるが」「近畿地方の可能性は」といった質問が集中。「全然関係ありません」「まったく白紙です」と繰り返した海部氏、参院選のための政策の目玉の一つとして打ち上げた構想だったが、具体的な候補地選定に話が及んでしまい戸惑い気味。《共同通信》

【田中真紀子科学技術庁長官】新進党を痛烈批判

全国各地の自民陣営選対から引く手あまたで、橋本龍太郎通産相と自民党内の人気を二分している田中真紀子科学技術庁長官が12日、小沢一郎新進党幹事長の地元、岩手県に入り、本格的に参院選の遊説を開始した。

同日午後の盛岡市内のデパート前での街頭演説には約2000人の聴衆が集まったが、大半が女性。「かつて首相を務めた(新進党の)3人の方が“私たち3人トリオでございます”なんて、コメディアンじゃあるまいし、そろって『自民と社会党は水と油』なんて言っておられるがとんでもない。不見識だ」と、立て板に水の“真紀子節”で新「党の海部俊樹党首らを痛烈に批判、大きな拍手を浴びた。

さらに田中氏は「(候補)本人がここにおられませんので、本人の褒めようがありませんので、自社さ(政権)がどれほど大事かをしっかり申し上げたい」。岩手入り前に村山富市首相から「行ってくれるか。頼むよ」と言葉をかけられたことも披露した。同日夕には宮城入りし、週明けにかけて山形、地元・新潟、神奈川各県などを“転戦”する。《共同通信》

【北海道南西沖地震】発生から2年

230人の死者・行方不明者を出した一昨年7月の北海道南西沖地震から丸2年を迎えた12日午後、最大の被災地の奥尻島(奥尻町)では町主催の追悼式が同町赤石の町民センターで開かれた。遺族や住民は島内で犠牲になった198人のめい福を祈り、島の再生を誓った。

追悼式には約800人が参列し、犠牲者に黙とう。悲しみを新たにして目頭を押さえる遺族の姿が目立った。越森幸夫町長が「この災害を後世に語り継ぎ、一日も早い復興に全力を尽くします」と霊前に誓い、両親と祖父を亡くした松江地区の町職員(23)が遺族代表として「全国からの励ましに報いるためにも精いっぱい生きていきます」と述べた。《共同通信》

【東京都・青島幸男知事】NY市長と会談

都市博覧会中止を決断した経緯を説明するため関係都市を訪問している青島東京都知事は12日、ニューヨーク市でジュリアーニ市長と会談し、理解を求めた。同市長は「財政的理由などから中止を決めた事情はよく理解できる。損害補償を要求するようなことはない」と述べ、青島知事の説明を了承した。

会談後、記者会見したジュリアーニ市長は「政治家にとって公約を守ることは、最も重要なことであり、日本でも米国でも同じことだ」と語り、選挙公約を実行した青島知事に好意を示すとともに「都市博の中止によってニューヨーク市が被る損害はない」と明言した。

会見した青島知事は、自分の説明がほぼ100パーセント受け入れられたことについて「胸が膨らむ思い」と満足感を示し、今年で35周年を迎えた東京都とニューヨーク市の姉妹関係を「一層緊密にし、友好関係を深めていきたい。新米知事としてジュリアーニ市長からは犯罪対策など、学ぶものがある」と述べた。《共同通信》

【ボスニア・ヘルツェゴビナ】イスラム住民を追放

サラエボ放送によると、ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人勢力は12日、制圧したボスニア東部の国連安全地域スレブレニツァに住んでいたイスラム教徒住民の強制追放を始め、追放された住民の第一陣1000人がスレブレニツァ西方50キロにあるイスラム教徒支配地域クラダニに到着した。13日未明にかけ、さらに2000人が到着する見込み。セルビア人勢力がスレブレニツァにいる4万人前後の住民を追放、完全な支配下に置くという大規模な「民族浄化」を開始したとみられる。

人道援助団体によると、スレブレニツァ北方のポトチャリにある国連防護軍オランダ部隊の基地に避難していた3万人のうち子供や老人、女性がバスやトラックに乗せられ、移送された。

その際、16歳以上の男性は家族から引き離されたため現場は泣き叫ぶ住民で混乱した。これらの男性は、戦闘に加わらなかったかどうか、別の場所で聴取を受けている。防護軍報道官は「大部分の住民は丸一日以上何も食べていない。疲れ切り、悲惨な状況だ」と語った。

ボスニア政府(イスラム教徒主導)のイゼトベゴビッチ幹部会議長はサラエボで会見し、防護軍がスレブレニツァ陥落を阻止しなかったと非難、「11月には防護軍の任期が切れる。その際、撤退を要求することになるだろう」と語った。

一方、スレブレニツァ北方の監視所にいたオランダ兵6人が12日、セルビア人勢力によって連行された。これで拘束されたオランダ兵は計48人になった。《共同通信》

7月12日のできごと