平成2325日目

平成7年5月21日(日)

1995/05/21

【大相撲夏場所千秋楽】横綱貴乃花、2場所ぶり9度目の優勝

大相撲夏場所千秋楽(21日・両国国技館)横綱貴乃花が、結びの一番で横綱曙を下し、14勝1敗で2場所ぶり9度目の優勝を遂げた。貴乃花は先場所敗れた横綱相星決戦で、曙を右四つで力強く寄り切った。優勝9回は太刀山、栃木山、玉錦と並んで史上10位。曙は13勝2敗。

大関武蔵丸は大関若乃花を押し出して12勝3敗。若乃花は終盤崩れて9勝6敗にとどまった。既に負け越している大関貴ノ浪は、関脇魁皇に寄り倒されて9敗目。魁皇は3大関を倒して9勝を挙げた。

関脇安芸乃島は朝乃若に敗れて負け越し、大関挑戦は一から出直しとなった。平幕で大活躍の武双山は敗れたが、11勝4敗で3度目の殊勲賞、2度目の敢闘賞をあわせて獲得し、来場所の関脇復帰は確実。技能賞は5場所連続で該当者がなかった。

十両は既に優勝を決めている土佐ノ海が、昭和54年九州場所の琴風以来の14勝を挙げた。

この日で平成元年九州場所11日目からの満員御礼が、500日連続となった。名古屋場所は7月2日から愛知県体育館で行われる。《共同通信》



【柔道・全日本選抜体重別選手権】古賀稔彦選手、復活初V

柔道の世界選手権選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は21日、福岡市体育館で行われ、78キロ級は昨年末に第一線に復帰したバルセロナ五輪71キロ級金メダルの古賀稔彦(日体大教)が初優勝した。

吉田秀彦(新日鉄)と中村佳央(旭化成)の争いとなった86キロ級は、吉田が初優勝した。

95キロ超級は全日本選手権を制した小川直也(日本中央競馬会)が金野准(綜合警備保障)との準決勝で、両者反則負け。決勝は不戦勝で増地克之(マルナカ)が2連覇を果たした。《共同通信》

“平成の三四郎”の闘志は失われていなかった。1992年のバルセロナ五輪で、ひざのけがのため片足一本で戦って金メダルを手にした古賀が、3年近いブランクから復活した。決勝までの3試合すべてを一本勝ち。「たまたま技が決まってくれただけ。やっとスタートラインに立てた」と謙そんしたが、今後に期待を持たせる内容だった。

古賀らしい闘志がはっきり表に出たのは、決勝の持田戦。まず背負い投げで技ありのポイントの後、相手の足と頭がほぼ一回転する鮮やかな必殺技で決着をつけた。終始、背負い投げにこだわる不屈の精神力を見た思いがする。

復活をかけた昨年12月の講道館杯日本体重別選手権では準決勝敗退。妻の里美さんによれば、引退の意思を口にしていたという。2月の欧州遠征メンバーに選ばれたこともあり、再度世界を目指す決意をしたのはことしになってからだった。とはいえ、かつてのように追い込んだ練習をすることもできなかった。

日体大助手として教壇に立つ。それにもう27歳だ。「体がついていかない」ため、毎日の練習は数十種類のビタミン剤に支えられている。出場が決まった世界選手権では、往時にどこまで近づけるかがポイント。山下泰裕日本男子監督は「王座をつかむのは可能だ」と話している。《共同通信》

【オウム真理教・遠藤誠一容疑者】「サリンを殺人兵器として作った」

地下鉄サリン事件に使われたサリンを製造したとされ、警視庁合同捜査本部に殺人などの疑いで逮捕されたオウム真理教「厚生省大臣」の遠藤誠一容疑者(34)が21日までの調べに対し、「サリンを殺人兵器として作った」などと供述していたことが分かった。

捜査本部は、教団が当初から無差別大量殺人を想定してサリンの製造計画に着手したことを裏付ける供述として重視。教祖の麻原彰晃容疑者が殺人目的でサリン製造を直接指示していたのは確実とみて追及している。

遠藤容疑者は麻原容疑者の側近で教団科学技術部門の最高幹部の一人。細菌や遺伝子の研究もしており、捜査本部はこれらの研究が「兵器」への応用を目的としていた可能性があるとみて調べている。

遠藤容疑者らは、麻原容疑者が予言した「ハルマゲドン」(最終戦争)に備えるためとして、麻原容疑者に「殺人兵器」としてのサリン製造を勧め、これを受けた麻原容疑者の指示で「科学技術省大臣」の故村井秀夫氏(36)らとサリン研究に着手したとされる。

その後、サリンの研究は化学部門責任者の土谷正実容疑者(30)が中心になって進めたが、遠藤容疑者は地下鉄サリン事件の直前、自分の研究棟で土谷容疑者の協力の下にサリンを製造していたことが判明している。

遠藤容疑者ら複数の幹部はこれまでの調べに対し「教祖の命令でサリンを作った」「教祖を喜ばせようとした」などと供述している。《共同通信》

【社会党・久保亘書記長】「今は解散の時期ではない」

社会党の久保書記長は21日午前、フジテレビの番組に出演し、参院選前の内閣改造の可能性について「村山首相が日本の政治のために良いという考えならば、決断すればいい」と述べ、首相が改造が必要と判断した場合には支持する考えを明らかにした。また首相が参院選前に退陣する可能性は「今、そういうことは考えられない」と否定した。

久保氏は、衆院解散・総選挙の時期に関して「今は解散の時期ではないと思っているが、可能性は絶えずある」と述べ、衆参同時選挙の可能性は排除できないとの認識を示した。ただ一方で「私に意見を求められれば、今総選挙をやるべきではないと申したい」と強調した。《共同通信》

【武村正義蔵相】「村山首相の政権放棄はない」

地元滋賀県入りした新党さきがけの武村正義蔵相は21日、大津市で開かれた党県本部定例大会に出席後、記者会見し、一部で村山首相の去就が取りざたされていることについて「村山さんは責任感の強い人。政権を放り出すとか、ある日突然辞めるといっただれかのようなことはしないと思う。私自身頻繁にお会いしているがそういったことは感じない」と述べた。《共同通信》

5月21日のできごと