平成1960日目

平成6年5月21日(土)

1994/05/21

【自民党・河野洋平総裁】自社連携に期待感

自民党の河野総裁は21日、テレビ東京の番組録画撮りで、本年度予算成立後に自民党が内閣不信任案を提出した場合の社会党の対応について「社会党が(羽田内閣を)いい政権として支えるとは思えない」と述べ、自社連携に強い期待感を表明。社会党との政策協議の可能性については「両極端の政策もあり簡単ではないが、何か政策論議を積み重ねていかなければならない」と、前向きに検討していく考えを強調した。

自民党内から党名変更を求める声が出ていることについては「党の評判が悪いから党名を変えて済ますというような安易な問題ではない」と述べ、消極的な考えを示した。《共同通信》



【新生党・小沢一郎代表幹事】北朝鮮の核開発に懸念

新生党の小沢代表幹事は21日午後、岩手県大船渡市で講演し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発疑惑に関連し、「深刻な状況になるかもしれない」と強い懸念を表明した。

小沢氏は「戦争になる前に国連の行動などがある。日本の送金が北朝鮮の国家予算と同じと言われたり、軍隊のハイテク危機は日本製と言われる中、日本は何もできないのでは世界の国からのけ者にされる。私はそれを心配している」と述べた。

朝鮮半島情勢が緊迫化する場合に備え、日本としても国連などへの十分な対応が必要との認識を強調したものだ。《共同通信》

【新党さきがけ・武村正義代表】小沢氏「普通の国」論を批判

新党さきがけの武村代表は21日午後、宇都宮市で講演し、新生党の小沢代表幹事が主張する「普通の国」論を「軍事大国への道」と厳しく批判した。武村氏は、小沢氏の目指す「普通の国」が「経済力に見合う軍事力を持って、米国と共同して世界のトラブルに責任を負うような国」だと指摘。その上で「さきがけは軍事大国の道だけは取りたくない」と述べ、日本は環境問題や南北問題、エイズや麻薬問題など非軍事の分野で国際貢献すべきだと主張した。

武村氏はこの後の記者会見でも今後の政界再編の軸について、政策や理念とともに「各党の民主主義が問われる」と強調、暗に小沢氏の強引な政治手法を批判した。会見ではまた、小選挙区の区割り法案の扱いについて「われわれは受け身であるべきだ」と述べ、政治的な思惑で区割り審議会の作業日程を左右すべきでないとの考えをあらためて表明した。《共同通信》

【社会党・久保亘書記長】会期内に羽田内閣は総辞職すべき

社会党の久保書記長は21日、中国・大連市内のホテルで同行記者団と懇談し、羽田政権に対し「平成6年度の予算が成立したら、不信任案の提出を待たずに、会期内に総辞職すべきだ」と述べ、予算成立直後の自主的総辞職を求める考えを明らかにした。

久保氏は、総辞職後の政権構想について「羽田政権を組み直すのではなく、全く新しい立場から話し合う」と強調すると同時に、「総辞職の道を選ぶなら、第二次連立政権樹立の段階での政治手法に対する精算は行われる」として、新生、公明両党との再連立に含みを残した。

その一方で久保氏は「自民党政治の復活に向かう自社大連立はあり得ない」と明確に否定した。《共同通信》

【大相撲夏場所】14日目

大相撲夏場所14日目(21日・両国国技館)大関貴ノ花が業師の智ノ花を寄り倒して1敗を堅持。千秋楽(22日)に2敗の大関武蔵丸に勝てば、2場所ぶり5度目の優勝が決まる。武蔵丸が勝つと、決定戦にもつれ込む。大関同士の一番は、武蔵丸が貴ノ浪を寄り倒した。貴ノ浪は終盤戦4連敗で9勝5敗。関脇武双山は8勝目を挙げて、2場所連続で関脇の座を守った。新小結の魁皇と再小結の寺尾も勝ち越した。《共同通信》



5月21日のできごと