平成5251日目

2003/05/25

この日のできごと(何の日)

【小泉純一郎首相】サウジアラビア首脳と会談

小泉純一郎首相は25日夕、最後の訪問国サウジアラビアに入り、アブドラ皇太子、ファハド国王と相次いで会談した。

5月25日のできごと(何の日)【小泉純一郎首相】サウジアラビア首脳と会談
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首相は皇太子宮殿で行われたアブドラ皇太子との会談で「イラク人の政府ができるまで時間がかかるが、復興にサウジアラビアと日本が協力できることがある」と強調。皇太子は「イラク国民が必要としている支援をすることが必要だ」と述べ、イラク復興に両国が協力していくことで一致した。

さらに首相は「イラク復興を中東和平に結び付けるよう国際社会が努力することが必要だ。(中東和平で)日本の力は限定的だがイラク復興、中東和平に努力したい」として、今後はパレスチナ自治政府のアッバス首相との交渉が重要になるとの認識を示した。これに対し、皇太子は「イスラエルが占領地から撤退することが重要だ」と指摘した。

首相はリヤドで置きた爆弾テロ事件に触れ「ブッシュ米大統領はサウジアラビアがテロの根絶に断固たる決意で臨んでいると言っていた。お悔やみ申し上げる」と弔意を表明した。この後、首相は国王宮殿でファハド国王と会談し、国王は両国関係の進展を歓迎した。《共同通信》

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【ラグビー】

ラグビーのスーパーパワーズ・カップ、日本代表−ロシア代表は25日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本は34−43(前半13−38)で敗れ、米国戦に続いて2連敗となった。

日本は前半14分、FB栗原(サントリー)のPGで先制。しかし、ラインアウトのミスなどで主導権を奪えず、ロシアのパワーに押され、5点をリードされて前半を折り返した。

日本は、後半も立ち上がりにロシアに独走トライを許すなど、ミスから失点する場面が目立ち、ロスタイムに2トライを返したが及ばなかった。《共同通信》

【 OSK日本歌劇団】81年の歴史に幕

女性のレビュー劇団として親しまれてきたOSK日本歌劇団の最終公演「Endless Dream-終わりなき夢」が25日夜、大阪市の近鉄劇場で千秋楽を迎えた。近畿日本鉄道が支援を打ち切り、解散が決まったもので、81年の歴史に幕が下りた。

最終公演は、日舞や琉球舞踊、ブロードウェーミュージカル風のダンスなどを次々に舞い、華やかなレビューを披露。男役トップスターの那月峻さんが「今日はひとまずお別れします。きっとまたお会いしましょう」とあいさつ。集まった約900人のファンは総立ちとなり、惜しみない拍手を送った。

OSKは1922年に松竹楽劇部として創設され、その後大阪松竹歌劇団と改称。宝塚歌劇団と並ぶ少女歌劇団として、京マチ子さんらスターを輩出した。《共同通信》

【大相撲夏場所千秋楽】朝青龍関、2場所ぶり3度目の優勝

大相撲夏場所千秋楽(25日・両国国技館)横綱朝青龍が13勝2敗で2場所ぶり3度目の優勝を果たした。朝青龍は1差で追っていた魁皇が大関同士の対戦で武双山に敗れた時点で優勝が決定。結びの一番で大関千代大海を寄り切りで退け、横綱昇進後初の賜杯に華を添えた。《共同通信》

【競馬】

第64回オークス(優駿牝馬=25日・東京11R2400メートル芝18頭、GI)2番人気の桜花賞馬スティルインラブ(幸英明騎乗)が2分27秒5で勝ち、サラブレッド3歳牝馬日本一の座に就いた。桜花賞、オークス連覇は1993年のベガ以来、10年ぶり。優勝賞金は9700万円で、幸騎手、松元省一調教師はともにこのレース初優勝。

スティルインラブは中団でじっくり待機。直線に入るとけた違いの脚で伸び、先頭で粘るチューニーを1馬身1/4差し切った。3着はシンコールビーで、3連複は9万円を超す波乱になった。1番人気のアドマイヤグルーヴ(武豊騎乗)は7着に敗れ、母子三代制覇は成らなかった。《共同通信》

【J1】

Jリーグ1部(J1)第1ステージ第10節最終日(25日・横浜国際総合競技場ほか=2試合)エメルソンの個人技を生かした突破から、山瀬が決勝点を挙げた浦和が、横浜Mを1−0で破って勝ち点を14とした。横浜Mは手痛い連敗で勝ち点17のまま。G大阪は大黒の5試合ぶりの得点で、清水を1−0で退けた。清水の連勝は2で止まった。第10節を終了して磐田が勝ち点21でトップ。市原が同20、鹿島が同19と続いている。J1は7月5日までリーグ戦を中断する。《共同通信》

【インディ500】

自動車レースのインディ・レーシング・リーグ(IRL)シリーズ第4戦、伝統の第87回インディアナポリス500マイルは25日、米インディアナ州インディアナポリスで33台が出場して決勝(200周)を行い、トヨタ製エンジン搭載車に乗ったジル・ドフェラン(ブラジル、Gフォース・トヨタ)が3時間11分56[秒9891(平均時速251.5キロ)で初優勝した。1911年から始まったインディ500で日本製エンジン車の優勝は史上初めて。

高木虎之介(Gフォース・トヨタ)が日本人ドライバー史上最高の5位に入る健闘。ロジャー安川(ダラーラ・ホンダ)は10位、中野信治(ダラーラ・ホンダ)は14位、服部茂章(ダラーラ・トヨタ)は30位だった。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜選手は25日、ニューヨークでのブルージェイズ戦で5打数2安打。打率を2割6分6厘に上げたが、チームは3−5で敗れ、今季初の4連敗。

マリナーズのイチロー外野手はツインズ戦で4打数1安打、打率は3割1分7厘となった。佐々木投手は2点をリードされた九回途中から登板。打者1人を右飛に抑えたが、マリナーズは1−3で敗れた。

メッツの新庄外野手はブレーブス戦で出番はなかった。メッツは1−3で負けた。ドジャースはブルワーズに5−1で快勝し、10年ぶりの10連勝。《共同通信》

【新型肺炎】

カナダ・オンタリオ州の衛生当局者は25日、同国最大の都市トロント周辺で新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の新たな「可能性例」8人を確認、同国での感染が再拡大していることが分かった。

このうち2人が既に死亡、「可能性例」とはされていない別の1人が同日死亡し、カナダの死亡者数は累計で3人増えて計27人になった。同日夕現在、「疑い例」26人への検査が進められている。

新型肺炎に絡んでアジア以外で唯一死者が出ていたカナダでは4月19日以来、新たな感染者が報告されなかったため、世界保健機関(WHO)は今月14日、トロントの流行地域指定を解除したばかり。今回の感染再拡大は、最新の医療体制が整った先進国でも、新型肺炎の封じ込めが極めて困難なことを示した形だ。

カナダ衛生当局は25日までに、感染者らに接触した可能性のある約500人について、10日間の自宅待機を要請した。《共同通信》



5月25日 その日のできごと(何の日)