平成2280日目

1995/04/06

この日のできごと(何の日)

【村山富市首相】OECD事務総長と会談

来日中の経済協力開発機構(OECD)のベイユ事務総長は6日午前、村山首相、河野外相らと会談、経済、貿易問題などで意見交換した。

村山首相との会見でベイユ事務総長は「非加盟国との対話と協力を進めたい」と述べ、3月に加盟申請した韓国との加盟交渉を近く開始することや中国とOECDとの会話を進める考えを表明した。首相は「アジア太平洋地域の発展はめざましい。この地域とOECDの関係を発展させることが重要だ」と述べた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【警視庁】住居侵入の現行犯でオウム信者3人逮捕

警視庁赤坂署は住居侵入の現行犯でオウム真理教幹部A容疑者(39)ら3人を逮捕。3人が乗っていた山梨ナンバーの乗用車のトランクの中から短銃数十丁分の部品を発見した。警視庁はあらゆる法令を駆使して同教団の絡む犯罪を追及しており、6日までに3人のほか建造物侵入や軽犯罪法違反などで信者を逮捕している。

A容疑者ら3人の逮捕現場となった東京都港区赤坂のマンションには、同教団関連会社の事務所があり、警視庁保安課は3人が大量の短銃部品を事務所に持ち込もうとした疑いがあるとみて、銃刀法違反容疑でこの事務所を捜索した。《共同通信》

【ロシア捜査当局】「オウム」殺人容疑でも情報収集

オウム真理教に入信した青年たちが行方不明になるなどした事件を調べているロシア捜査当局者は6日、オウム真理教に絡む殺人、自殺、誘拐それぞれ1件ずつについて、被害届が寄せられており、これらの事件でも情報収集を進めていることを明らかにした。

オウム真理教に対して日本では、警視庁が殺人予備容疑の適用に踏み切ったが、同教団が海外最大拠点を築いたロシアでも、社会問題としてだけでなく刑事犯罪の対象としての同教団の性格がより鮮明になってきた。

また当局者は、モスクワのオウム真理教施設から大量の白い粉が押収された事実を確認した。元信者の証言などから信者の洗脳に利用した麻薬との疑いが持たれているが、当局者は「鑑定中である」と述べるだけで確認を避けた。

ロシアでのオウム真理教捜査は、内務省、検察局、連邦防保安局の連絡体制が整っておらず、立件の可能性を疑問視する声も強い。

これまでの調べでは、教団の教えに従い「進歩」がみられる信者に、オウム真理教が白いキャンデーのようなものを「褒美」として与えていた事実も確認されている。このキャンデーのようなものは、舌の感覚をまひさせたとの証言も得ており、麻薬や薬物に対する規制が弱いロシアで、同教団が人体に強い影響を与える薬物を最大限に利用して信者の獲得に力を注いでいた可能性が指摘されている。

捜査当局にはオウムに絡む100件以上の捜索願いが既に出されており、信者1500人以上に関するデータが集まっているという。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は6日、久しぶりに外出して昼食をとった。記者団から「たまには官邸以外での食事もいいのでは」と聞かれた首相は「うん、世間話をね」まんざらでもない様子。「花見のシーズンだが」と水を向けられると「そういう気分にはなれないな。いろいろ事件も起きているし」と、地下鉄サリン殺傷事件など続発する凶悪事件が頭から離れない様子。さらに「村山内閣は何分咲きか」と聞いても「何分咲きかは人が判断することじゃ」。桜は満開でも当分は“花より仕事”の日々が続きそうだ。

○…この日午前、社会党の久保書記長は、中央執行委員会に代わる在京幹部会に出席。あいさつで9日投開票の統一地方選に触れ、「選挙戦は残り3日。全力を挙げて取り組んでほしい」と檄を飛ばした。さらに「どこに勝敗ラインを引くかに関心が持たれがちだが、結果はそのときに見るべきだ。公認、推薦候補全員の当選を目指して努力している。数量的にラインを問うているときではない」と強調。苦戦が伝えられる中、うっかり勝敗ラインの数字を出そうものなら、責任論に発展しかねないだけに入念な予防線を張ったという見方が専ら。《共同通信》



4月6日 その日のできごと(何の日)