平成2279日目
1995/04/05
この日のできごと(何の日)
【第67回選抜高校野球大会】観音寺中央(香川)初優勝
阪神大震災の影響を受けた第67回選抜高校野球大会最終日は5日、3万人の観衆を集めた甲子園球場で銚子商(千葉)ー観音寺中央(香川)の決勝を行い、観音寺中央が4−0で勝ち、春夏を通じ初出場で優勝を飾った。
香川県勢の優勝は、1960年の第32回大会の高松商以来、35年ぶり3度目。初出場校の優勝は、1988年の第60回大会の宇和島東(愛媛)以来、7年ぶり15校目(第1回大会を除く)。銚子商は1974年の夏の大会で優勝経験があるが、春の制覇はならなかった。
観音寺中央は一回、先頭土井の右中間三塁打を足場に計4安打と内野ゴロで2点を先取。中盤の六回には福の適時二塁打と押し出しの四球で2点を追加した。先発の久保は銚子商に7安打されたが、落ち着いたマウンドさばきで完封した。銚子商は打線がリズムに乗り切れないまま五回以降は二塁も踏めず完敗した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【スピッツ】シングル「ロビンソン」発売
【Jリーグ・サントリーシリーズ】第6節
Jリーグ・サントリーシリーズ第6節(5日・国立競技場ほか=7試合)横浜マリノスがジュビロ磐田との1敗対決に逆転勝ち。同じく1敗だったガンバ大阪がサンフレッチェ広島に敗れたため、横浜Mが首位を奪還した。
横浜Mは1−1の後半39分に小村がゴールを奪い、磐田を振り切った。G大阪は広島に0-3の完敗だった。鹿島アントラーズは1-0で横浜フリューゲルスを破り、不振の最下位ヴェルディ川崎はセレッソ大阪に0-1で敗れ、ついに5連敗。広島、鹿島、C大阪も4勝2敗となり、上位は大混戦となった。柏レイソルは名古屋グランパスを4-1で下し、ジェフ市原は清水エスパルスに3-1、ベルマーレ平塚は浦和レッズに1-0で勝った。《共同通信》
【オウム真理教・第7サティアン】警視庁、壁をほぼ解体
警視庁の捜索が続く山梨県上九一色村のオウム真理教施設では5日午後も捜査員らが、サリンを製造した疑いが強い「第7サティアン」の全容解明のため、内部の間仕切り壁の取り壊し作業などを進めた。
同施設の午後の捜索は1時すぎから再開。壁はほとんど解体され、1−3階は配管がむき出しの状態となった。捜査員によると、間仕切りの壁は小部屋をつくるためというよりも、機械類を隠すため設置されたように見えたという。
解体作業を終えて出てきた別の捜査員は「中は1階から3階までぶち抜きのプラント設備になっており、それをシバ神の顔のレリーフで隠している。レリーフの裏には薬品類があった」と話した。この日は、薬品類などの押収物を段ボール箱に入れて搬出、捜索は同5時すぎ終了した。《共同通信》
【ダライ・ラマ14世】「(麻原教祖は)弟子ではない」
来日中のチベット独立運動の精神的指導者ダライ・ラマ14世は5日、都内のホテルで記者会見し、オウム真理教の麻原彰晃教祖について「1987年ごろ、インドのダラムサラで会ってから、これまでに3、4回会っている」と同氏との面会を認めたが、「ただの知り合いで弟子ではない」と語った。
麻原教祖の印象については「チベット仏教に興味や情熱を持っていたのは確かだが、精神面ではなく組織的な面に興味があるようだ」と述べ、「人によらず、教えによるというのが仏教の本質。わたしは超能力とか奇跡などには懐疑的だ」と話した。《共同通信》
【政界談話室】
○…村山首相は5日、社会党本部の「総合選挙闘争本部」を訪問。「一票を争う選挙だから、しがみついたら離さない気持ちで頑張ってほしい。有利な所はどんどん引き離し、追っかけてる所はどんどん追っかけることだ」と職員を激励した。しかし、統一地方選前半戦の投票まで4日しかないのに「あと一週間ですから」と何回も勘違い。大分県本部への電話でも、地元の気安さからか「電話する所は皆、良い返事をするけどな」とつぶやくなど、終盤戦にしては迫力不足の感。
○…新進党の海部党首はこの日、岩手県知事選の応援に出発前、東京駅の東北新幹線ホームで森自民党幹事長と鉢合わせ。取材のカメラマンを意識して「きのうの秋田は風が強かった」と全国を走り回っていることを誇示して見せた。やはり岩手に向かう森氏が「あまりニコニコしているわけにいかんな」とけん制すると、海部氏は「(個人的に)けんかしているわけじゃないから、ブスッとしているわけにもいかないしね」と反論。選挙結果に笑うのはどちら?《共同通信》
【自民党・小渕恵三副総裁】次期総選挙は「村山政権下」
自民党の小渕副総裁は5日午後、日本記者クラブで会見し、夏の参院選で社会党が3年前(22議席)を上回れば村山首相の進退問題にならないとの見解を表明した。その上で「次の衆院選は首相が解散権を行使するところまでいく」と述べ、次期総選挙は村山政権下で行われるとの見通しを明らかにした。
また参院選と投票日がほぼ同じ時期となる衆参「同時選挙」の可能性について、自民党内にも望む声があることを指摘し「若干はないとはいえない」と述べた。これに関して同党首脳は「参院選後の総選挙の可能性が90%で、同時選挙が5%だ」と述べた。《共同通信》
【自民党・森喜朗幹事長】政局混乱なら解散も
自民党の森幹事長は5日、遊説先の盛岡市内で記者会見し、衆院解散・総選挙について、震災対策、治安問題、円高対策などを挙げた上で「政治的空白は全く考えられない。国民は政治の安定、景気回復、社会の安定を望んでいる」と述べ、現時点では念頭にないことを強調した。ただ森氏は「そういうこと(解散)も視野に入れてやるのは当然のこと。地方選が終わって政局に混乱があるなら、どういう方法があるか首相から与党に相談があるだろう」とも述べた。
森氏はまた候補者の個人演説会で「1月の参院選、そして総選挙では必ずわが党は立派な姿になって自民党の内閣をつくる」と、総選挙で過半数を取り自民党首相の内閣をつくる考えを示して、各種選挙に全力を挙げるよう求めた。
このほか森氏は記者会見で、戦後50年の国会決議について「戦争の反省と未来志向の平和への決意、国際社会への貢献を50年を契機にやろうということだ。歴史を国会で決定することではない」と指摘し、謝罪決議ではなく未来志向の平和決議が望ましいとの認識をあらためて強調。決議の時期は、5月初旬の首相訪中前が一つのめどとなるとの考えを示した。《共同通信》