平成2221日目

平成7年2月6日(月)

1995/02/06

【ダイアナ妃】来日

英国のダイアナ皇太子妃が6日午前、成田空港着のヴァージンアトランティック航空機で来日した。英国の赤十字副総裁としての訪問で、日本の福祉施設視察が目的。9日まで4日間、日本に滞在する。

ダイアナ妃は、鮮やかなピンクのスーツ姿。到着ゲートでは約100人の報道陣が待ち受ける中、ボイド駐日英国大使ら出迎えの人とにこやかにあいさつ。「きれいね」などの歓声を上げる旅行客らにも終始明るい笑顔で答え、車で東京都内に向かった。《共同通信》

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非公式に来日した英国のダイアナ妃は6日午後、東京都世田谷区の国立小児病院を訪れ、難病と闘う子供たちを励ました。

同病院で開かれた昼食会でダイアナ妃はスピーチを行い、日本語で「また(日本に)来られてうれしい」と切り出した。続いて英語で阪神大震災に言及し「私の気持ちはこの3週間、神戸の子供や家族に向けられています。日本の人々が隣人同士助け合う姿、そして共同体のきずなの強さ、(被災者が)困難に立ち向かう姿勢に私は感銘を受けました」と述べ、「私の心は今回の災害の犠牲者と共にあります」と締めくくった。《共同通信》



【福山雅治さん】シングル「HELLO」発売

【明石署】震災で記憶を失った女性の写真を公開

兵庫県警明石署は6日、阪神大震災のショックで記憶喪失になったとみられる20歳ぐらいの若い女性の身元をさがすため、写真などを公開した。

同署によると、女性は1月18日午前0時ごろ、同県明石市のJR明石駅前でタクシーに乗ったまま何も話さないため、同署に保護された。明石市内の病院に収容されたが約1週間は言葉が全く話せず、自分の名前なども記憶していないという。《共同通信》

【阪神大震災】義援金支給開始

阪神大震災の被災地となった神戸市で6日、自宅の倒壊や消失に対する「り災証明書」を発行と、全国から集まった義援金の第一次配分手続きが市内の区役所など11カ所で始まった。

り災証明書は、被災者が国の弔慰金や義援金などを受ける際に必要な書類で、神戸市では倒壊家屋については地元区長、焼失家屋については消防署長が発行、第一次配分では各世帯に10万円が配布されるという。

5万人近い被災者が出た同市長田区の区役所には早朝から、避難所暮らしに疲れた表情の被災者が次々に訪れた。受け付け開始の午前9時には順番待ちの列は約1000人に膨れ上がり、庁舎を取り巻くように約300メートルの列ができた。《共同通信》

【阪神大震災】仮設住宅への入居始まる

兵庫県宝塚市と伊丹市で6日朝から、阪神大震災の被災地の中で初めて本格的な仮設住宅への入居が始まり、両市で避難住民計231世帯が倒壊した住宅から持ち出した布団などを順次運び込んだ。

約4000人が避難生活を続ける宝塚市は、市内5カ所の公園などに計151戸の仮設住宅を用意。1月の申し込みには1959世帯が応募し、倍率は約13倍。高齢者や障害者らのいる優先世帯でも約9倍だった。

仮設住宅はプレハブ平屋で、広さ約25平方メートル。入居期間は1年間。同市はさらに795戸の仮設住宅を建設し、8日から11日に二次募集する。

【新進党・明日の内閣】第2次震災対策を決定

新進党は阪神大震災に関連し6日午後、神戸市内の党現地対策本部で海部党首らによる「明日の内閣」担当会議を開き①被災者全員に復旧の希望調査をする②復興対策財源を公債とし、630兆円の公共投資基本計画に明確に位置付けるーなどを柱とする15項目の第二次震災対策を決めた。

対策は、時間の経過とともに変化する被災住民の要望の的確な把握を「最重点課題」と指摘。ボランティアの協力を得て、直ちに被災者全員の面接調査実施を求めている。また視察結果を踏まえ、がれきの処理に必要な財源は国の負担とすることも提案。被災地での統一地方選については「当面、緊急対策が一段落するまで特例法で延期すべきだ」としている。

西岡武夫総合調整担当は記者会見で復興財源について「増税はしない」と述べ、増税による公債償還に消極的な考えを示した。《共同通信》

【政界談話室】

○…新進党の神崎国会運営委員長はこの日の同委員会後の記者会見で、青森県知事選の勝利を受けて出席者から「今後の各種選挙に弾みがつく」との元気な声が出たことを紹介。村山政権追及への影響について聞かれると「今は災害対策に最優先で取り組んでいる。直ちに国会運営に影響をもたらすものではない」と、一応は否定してみせたものの「災害について一定の問題が解消した段階で首相の政治責任を追及する追い風になる」とにんまり。攻め手を見つけあぐねていただけに、久しぶりの好材料にほおは緩みっぱなし。

○…村山首相は6日の予算委員会の合間に、右肩をぐるぐる回したり左手でとんとんとたたいたりと肩を気にすることしきり。おなかの弱いことでは定評のある首相だが肩を気にする素振りは珍しく、記者団が「肩凝りか」と尋ねると「大丈夫だ。どうってことはない。凝り性じゃないけど運動不足だから」と委員会で身動きできない毎日をぼやいてみせた。先日は新進党議員から漢方薬を勧められる場面もあり「みなさんいろいろ気にして、いろんなことを教えてくれるから…」。もっとも、震災復興など重くなる一方の肩の荷の解消法はだれも教えてくれない?《共同通信》



2月6日のできごと