平成2200日目

1995/01/16

この日のできごと(何の日)

【社会党・山花貞夫氏】新会派「民主」結成へ

社会党の山花貞夫新民主連合会長らによる「民主リベラル新党準備会」は16日夕、都内のホテルで全体会議を開き、新会派「民主連合・民主新党クラブ」(略称・民主)を結成することを決めた。17日にも衆院に新会派届を提出、2月中旬までに新党を結成する方針だ。新会派代表には山花氏の就任が確実視される。

社会党からの参加者は山花氏に離党届を預け、ほぼ全員が対応を一任。山花氏らは17日午前、森井国対委員長に会派離脱届を提出、午後の臨時中央執行委員会での処分問題協議を見極めた上で、離党届を出す構え。新進党の川端達夫氏は17日、離党届を提出する。山花氏が離党届を取りまとめたことで社会党分裂は決定的となり、村山政権の基礎が揺らぐのは必至だ。《共同通信》

村山首相は16日昼、新党さきがけの武村代表と首相官邸で会談、国会運営や政策調整のため、社会、さきがけ両党の連絡協議機関を設置することで基本的に一致。山花氏らの新会派、新党結成のけん制が狙いと見られ、第三極づくりの主導権争いも激化してきた。

新会派は社会24、民主新党クラブ3、新進(旧民社)、民主改革連合、無所属各1の計30人(衆院22、参院8)で、最終的には社会党の中執3人も加わる見込み。このうち全体会議には24人が出席した。通常国会で平成7年度予算成立に強力することでも一致した。《共同通信》

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【南野拓実さん】誕生日

【村山富市首相】さきがけとの連携を強化

村山首相は16日、新党さきがけの武村正義代表(蔵相)と官邸で約2時間半花二段し、両党の強力関係を一層強化していくことで一致、当面の国会運営や政策協調に向け、両党の連絡協議機関を次期通常国会から設置するとともに、さらに将来の政界再編を視野に入れ、学者、文化人らも含めた幅広い勉強会を設けることで基本合意した。

この中で武村氏は、(1)国会運営や政策に関して、両党で3、4人ずつからなる連絡協議機関のようなものを設置し、自民党とも協議する(2)広い視野で、日本の政界のあり方を考えるため、党の枠を超えた勉強会、研究会が必要だ–などと提案。首相は「非常にユニークな提案だ。党として詰めたい」と応じた。

また同席した鳩山由紀夫・さきがけ代表幹事らは山花・新民主連合会長の新会派結成に関連し、「山花氏らは村山政権を支えると表明しているのだがら、そこは考えたらどうか」と述べ、除名処分の回避など首相に慎重な対応を要望した。《読売新聞》

【チェチェン紛争】制圧ならず

タス通信によると、チェチェン共和国の首都グロズヌイ攻略に手を焼くロシア軍は、15日夜から16日にかけて共和国側の施点である大統領府などへの砲撃を続行し、中心部では各地で火災が発生している。しかし、大統領府攻防をめぐる地上戦はこう着状態にあリ、ロシア軍は新たな攻撃へ向け、態勢を整えているもようだ。

共和国のドダエフ政権の幹部は、インタファクス通信に対して「グロズヌイへの新たな攻撃は、一日か二日後になるだろう」との見通しを明らかにした。

ロシア軍は14日に大統領府内に突入したとの情報もあったが、またも制圧に失敗したとみられる。一方、共和国側は首都南部の別の拠点からの増援が伝えられ、劣勢の中でも補給線は残している模様で、以前根強い抵抗が予想される。《共同通信》

【大相撲初場所】9日目

大相撲初場所9日目(16日・両国国技館)前日敗れた両横綱はともに白星。曙は浜ノ島を右下手投げで下して勝ち越しを決めた。貴乃花は寺尾を危なげなく寄り切って7勝目を挙げた。3大関はそろって勝ち越した。武蔵丸は栃乃和歌を一方的に突き出し、若乃花は霧島を送り出した。貴ノ浪はこの日から関脇琴錦が休場したため、不戦勝で給金を直した。平幕の大翔鳳も1敗を守って勝ち越し。また小錦ー貴闘力戦は水入りの末、小錦が勝った。この日の結果、幕内は曙と3大関、大翔鳳が1敗でトップ、2敗で貴乃花と肥後ノ海が追う展開は変わらず。十両は豊ノ海と巴富士が7勝2敗で並んでいる。《共同通信》

【巨人・広沢克己内野手】始動

フリーエージェントで巨人入りした広沢内野手がヤクルトの池山内野手とともに16日、恒例となっている愛媛・道後温泉で自主トレーニングを始めた。今年は敵味方になったこともあり、池山は「別の場所でやろうと思っていた」そうだが、広沢からの誘いを受け8年連続で合同の始動となった。

広沢は「少し緊張気味のスタート」と言ったが、いつもなら初日は、軽く汗をかく程度なのに、宿舎近くの神社へお参りをしたあと、テニス、松山城まで往復約6キロのランニングなど約2時間のトレーニング。「新球団ということもあるのでしょうが、意気込みを感じる」と池山がびっくりするくらい広沢は精力的に体を動かした。《共同通信》

【ダイエー・石毛宏典内野手】温泉で自主トレ

フリーエージェント(FA)でダイエー入りした石毛内野手が、福岡県朝倉郡杷木町の原鶴温泉で自主トレーニングに励んでいる。16日は、地元の少年野球の小学生3人を引き連れ、約2時間、ランニングやキャッチボールなどを行い、その後はゆったりと温泉につかった。

原鶴温泉をトレーニングの場に選んだのは九州の知人の紹介だそうで「ひざなどに古傷があるので、練習後は温泉でのんびりリフレッシュできる」と表情も明るく、一日に四回ぐらい温泉に入るほどお気に入りの様子。

「もう一度、汗まみれ、泥まみれになって野球に取り組みたい」と現役にこだわって迎えたプロ15年目。そんな石毛は「コップに水が満杯だと新しい水を注いでもこぼれるだけ。それならコップの水を全部捨てて新たに水を注げばいい」との思いを「捨心(しゃしん)」との言葉に置き換え、今年のテーマにした。「ゼロからのスタート」を目指す石毛の心境そのものだ。《共同通信》



1月16日 その日のできごと(何の日)