平成2180日目

平成6年12月27日(火)

1994/12/27

【新進党】「明日の内閣」発足

新進党(海部俊樹党首)は27日午後、国会内で首脳・幹部合同会議を開き、影の内閣にあたる「明日の内閣(政権準備委員会)」を発足させるとともに、総務、組織、財務各委員長など党役員人事を決定、来年1月からの通常国会に向け連立与党側との対決に備える態勢を整えた。

明日の内閣では、経済財政政策担当に米沢隆副党首、外交政策担当に鹿野道彦元農相、官房長官に当たる総合調整担当に西岡武夫元文相、行政改革担当に中井洽前法相らを起用。副大臣に当たる副担当2〜5人、政務補佐官3〜8人をそれぞれ配置。政権交代を前提に、党政策審議会と協議しながら政策を決定、国会論戦に臨む方針だ。

明日の内閣は行革推進を念頭に、従来の省庁の枠にとらわれず14ポストで構成。出身政党別では、旧公明党が5人(うち参院2人)、旧新生4人(同)、旧民社、自由改革連合各2人、旧日本新1人で、旧新生、公明両党中心の配置となっている。女性では林寛子元参院文教委員長が教育・文化・スポーツ・科学・技術政策担当に起用された。

党首、幹事長ら党五役を除く党役員では、政治改革、行政改革各推進本部長に羽田、石田両副党首がそれぞれ就任。小沢幹事長を補佐する幹事長代理に渡部恒三(財務委員長兼任)、山口敏夫、野田毅の3氏を充て執行部の強化を図った。選挙対策局長(選対事務局長)には中西啓介氏を起用した。

一連の人事は同日夕の両院議員総会で報告、明日の内閣の初閣議も開いた。《共同通信》



【村山富市首相】規制緩和「内閣の命運かかる」

経団連の豊田章一郎会長は27日午後、首相官邸に村山首相を訪ね、規制緩和の推進を求める意見書を手渡した。首相は「規制緩和はぜひ進めなければならない。ある意味では、内閣の命運がかかっている」とあらためて決意を強調した。

豊田会長は「村山内閣は税制改革など多くの懸案をこなし、残る最大の課題は規制緩和だ。全力を挙げてほしい」と要請。首相は「内外価格差はなんとかしなければならない。賃金もこれからはそれほど上がらないかもしれない。今の給料で満足できる状況をつくる必要がある」と述べた。《共同通信》

【鳩山邦夫前労相】都知事選出馬に意欲

来春の東京都知事選の候補者擁立で、新進党の国会議員と都議会新進党、公明、民社・コア東京の3会派の代表が27日初めて会合を開き、候補者問題を新進党一体として協議するために次回から「新進党都知事選連絡協議会」(仮称)を発足させることを決めた。

新進党側の有力候補とみられている鳩山邦夫前労相は、この日の会合後「都知事は選択肢の一つ。もし都民の間から(出馬の)要請があったら考えたい」などと語り、出馬への意欲をにじませた。次回からの連絡協議会では、鳩山民を軸に候補者の調整が進められそうだ。《共同通信》

【米・テキサス州】160キロの妻、怒りの撃鉄

米テキサス州ダラス近郊の町で27日未明、58歳になる体重約160キロの女性が30年連れ添った夫(60)から、やせなければ見捨てて家を出ると脅され続けたことに絶望し、夫を射殺する事件が起きた。

警察の調べに対し、この女性は「肥満で寝たきりになって以来、同じことをずっと言われてきた」と供述。身動きできない自分の傍らに、できるものなら自殺するなり銃撃するなりしてみろ、とばかりに当てつけがましく放り出されていた銃で、寝ている夫を撃ったと自供したという。

警察は太り過ぎてパトカーに乗せられなかった女性を救急車で留置場まで連行。地元の裁判所は、身動きできず逃走の可能性が小さい点を考感し、殺人罪としては異例に低い2万5000ドル(約250万円)の保釈金を決定した。《共同通信》



12月27日のできごと