平成2070日目

1994/09/08

この日のできごと(何の日)

【連合・山岸章会長】辞意表明

日本労働組合総連合会(連合)の山岸章会長(65)は8日午後、都内の連合本部で開かれた中央執行委員会で、健康上の理由から来年10月の任期切れを待たずに辞任する意向を表明した。

山岸氏は1989年11月に民間連合と官公労が合併した現在の連合発足とともに初代会長に就任し、現在3期目。来月6日の中央委員会で辞表が受理される見通しで、後任には芦田甚之助会長代行(ゼンセン同盟会長)の昇格が有力視されている。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【北陸電力・志賀原発】原子炉を再起動

北陸電力は8日、再循環ポンプのトラブルで停止していた志賀原発1号機(石川県志賀町)の原子炉を再起動した。同日朝、石川県と志賀、富貴両町に運転再開の意向を伝え、いずれも「異論はない」との返答を得たことから、地元の理解を得られたと判断した。

同日午後1時から燃料制御棒を抜き取る再起動の作業に入っており、順調に進めば、9日夜に発電を開始し、12日にはフル出力の54万キロワットに達する見通しである。志賀原発は先月26日早朝のトラブル発生から13日ぶりに運転を再開した。

北電は再循環ポンプ1台が自動停止した後、地元の要請を受け入れる形で27日未明に原子炉を止め、原因究明に全力を挙げた。この結果、再循環ポンプの駆動モーターを制御するインバーター内部で、施工段階の配線ミスが原因で絶縁不良を起こしたことが判明し、配線同士が近接しないよう22カ所に器具を取り付ける再発防止策を施して運転再開に備えていた。《北國新聞》

【村山富市首相】台湾・李登輝総統アジア大会出席問題「当面見守る」

村山首相は8日午前、台湾の李登輝総統が広島アジア大会に出席を決定したことについて記者団に「今、アジア・オリンピック協議会と中国オリンピック委員会などで調整が進んでいるので、それを待って判断する」と述べ、台湾オリンピック委員会も加えた三者間の調整を当面見守る姿勢を示した。

これに関連して、政府筋は「国交のない国より国交のある国の方が大事だ」と述べ、中国との関係配慮を優先する立場から李総統の出席は困難との日本政府の方針を示唆した。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は8日、首相官邸で「ミス・さっぽろ」の表敬訪問を受け、好物のトウモロコシをプレゼントされた。同席した札幌市観光協会の関係者が「粒が衆院(定数)と同じ511個あります。半分以上食べれは過半数確保ですよ」とゆでたトウモロコシを勧めると、うれしそうに手に取りガブリ。どこまで食べるか、と興味深く見守る記者団の目を気にしたのか、首相は「後でゆっくり食べましょう」。縁起のいい贈り物に相当気分を良くしたらく、その後も記者らが感想を求めると「みんな政権の安定を心配してくれる」と上機嫌。

○…渡部新生党代表幹事代行はこの日、両院議員懇談会後の記者会見で「翼」と書いた半紙大の紙を目の前に掲げ、「先月完成した党の街頭宣伝車の名前が決まりました」と披露した。渡部氏は若手の諸君が考えてくれた。字をよく見ると意味がいろいろにとれるんだ」とニヤリ。漢字を分解すると「羽田と共に」と読めるところがミソ。羽田党首を先頭に街宣に飛び出す意気込みを表したというのが「公式見解」だが、「新・新党党首に羽田氏を」との願いもありそうで、「別の人が党首になったら名前を変えないとまずい」との声も。《共同通信》

【USエア427便墜落事故】

米国東部のペンシルベニア州ピッツバーグ近郊の原野に8日午後7時(日本時間9日午前8時)すぎ、乗員・乗客131人を乗せたシカゴ発ピッツバーグ経由ウェストパームビーチ行きのUSエア427便のボーイング737が墜落、爆発炎上した。ピッツバーグ空港に着陸する直前だった。

墜落直前にエンジンから煙が出ていたとの目撃証言もあり、エンジントラブルを起こした可能性もある。地元の救助対策責任者は、「生存者がいるとの報告は入っていない」としており、131人全員が絶望とみられる。USエアは乗客リストを公表しておらず、乗客の中に日本人がいたかどうかは不明。

米連邦航空局(FAA)によると、事故機には乗客126人、乗員5人が乗っていた。当局は既にブラックボックスを回収、9日朝から事故原因の本格的な調査を始める。日没で中断された遺体収容作築も同日朝から本格化する。

目撃者の話によると、事故機は低空で飛行した後、エンジンが突然停止し、機首から地面に突っ込んだ。直後に大きな音がして爆発、火の玉と黒い煙が上がり、機体は尾翼を残し、ばらばらに砕けたという。

事故発生時は日没直前だったが、天候は良好だった。同機は空港から約10キロ、高度2000メートルの地点で管制塔と連絡を取ったのを最後に、レーダーから消えた。着陸予定時刻は午後7時9分で、レーダーから消えたのはそれから10分過ぎた時点だったという。

現場はピッツバーグ空港から西約10キロのアリキッパ近くの原野。近くにショッピングセンターがあったが、墜落現場の周辺には民家はなかった。《共同通信》

【東野英治郎さん】死去

東野英治郎(1907年9月17日−1994年9月8日)は、日本の俳優、随筆家。

新築地劇団を経て小沢栄太郎、千田是也らと俳優座を創設し、その中心として活躍。戦中からは映画にも出演し、個性的な名脇役として330本以上の作品に出演した。主な出演映画に『東京物語』『用心棒』『秋刀魚の味』『白い巨塔』など。テレビドラマ『水戸黄門』の初代黄門役でも知られる。著書に『私の俳優修業』など。長男は俳優の東野英心。《Wikipedia》



9月8日 その日のできごと(何の日)