平成4574日目
2001/07/17
この日のできごと(何の日)
【政府】小泉内閣メールマガジン「違法性なし」
政府は17日の閣議で、小泉内閣メールマガジンについて、政府予算を使用することに違法性はないとの答弁書を決定した。関連経費として2001年度に内閣官房情報処理業務庁費から約1億8400万円の支出を予定していることを明らかにした。
メールマガジンをめぐっては、自由党の中井洽氏らが「首相や閣僚の個人的な打ち上げ話を政府予算で定期的、大量に作成するのは行政権の逸脱、首相らの私的宣伝で公金の私的流用」などとして財政法、刑法、公職選挙法に抵触するのではないかとの意見書を提出していた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【大相撲名古屋場所】10日目
大相撲名古屋場所10日目(17日・愛知県体育館)横綱武蔵丸が旭鷲山を押し出して、ただ1人10戦全勝とした。武蔵丸を1敗で追うのは千代大海、魁皇の両大関と平幕の玉乃島の3人となった。魁皇は隆乃若を寄り切り、千代大海は栃乃洋を突き落とした。隆乃若は2敗に後退。残る大関は武双山が関脇琴光喜に寄り切られて3敗目。雅山は5勝目を挙げた。琴光喜は4勝6敗。若の里は、小結同士の対戦で朝青龍に敗れて2敗となった。朝青龍は4勝目。十両は2敗の国東が単独首位。《共同通信》
【第125回芥川賞、直木賞】選考会
第125回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の選考委員会が17日、東京・築地の「新喜楽」で開かれ、芥川賞は玄侑宗久氏(45)の「中陰の花」(文学界5月号)に、直木賞は藤田宜永氏(51)の「愛の領分」(文芸春秋)に決まった。
藤田氏は、妻の作家小池真理子さん(48)も5年前に直木賞を受賞しており初の直木賞カップルが誕生した。藤田氏は受賞会見で「知らせを受けてほっとした」とうれしそうに話した。仏教の僧りょで、宗教的な世界を書いた玄侑氏は福島県郡山市内で会見。「科学的に証明できないことを否定するのは憶病だと思う。そういう話を認めてもらえてうれしい」
贈呈式は8月22日午後6時から東京・丸の内の東京会館で。正賞(時計)と副賞各100万円が贈られる。《共同通信》
【桶川ストーカー殺人事件】実行犯に懲役18年
埼玉県桶川市で1999年10月、女子大生A子さん=当時(21)=が刺殺された事件で殺人、名誉毀損などの罪に問われた4被告のうち、起訴事実を認めた元風俗店店長B被告(36)と無職C被告(34)の判決公判が17日、さいたま地裁で開かれ、川上拓一裁判長は求刑通り殺害実行犯のB被告に懲役18年を、見張り役のC被告に懲役15年を言い渡した。
判決理由で川上裁判長は「執拗な嫌がらせで精神的苦痛を受けた末、凶刃に倒れた被害者の無念は察するに余りある。ストーカー事件として社会に大きな衝撃と不安を与え、ストーカー犯罪対策の法整備を急速に進めるきっかけとなった」と述べた。《共同通信》
【公明党・神崎武法代表】閣僚交代求めず
公明党の神崎武法代表は17日午後、神奈川県厚木市内で記者会見し、参院選後の内閣改造について「今のところは私の方から(閣僚の)交代を申し上げることは考えていない」と述べ、閣僚交代を求めず、坂口力労働相を続投させたいとの考えを表明した。
小泉純一郎首相は参院選後の内閣改造は行わない考えを示しながらも、連立を組む公明、保守両党の閣僚については交代を容認する意向を示している。このため神崎氏は小泉首相の「配慮」を踏まえ、公明党として閣僚交代を求めない考えを明確にした。
神崎氏は、首相が8月15日に靖国神社を参拝する考えを示している問題に関して「熟慮していただいて、参拝しない方向で対応していだきたい」と重ねて参拝中止を求めた。
サミット経費詐欺事件については「田中(真紀子)外相は綱紀粛正にリーダーシップを発揮してほしい」と述べた。《共同通信》
【小泉純一郎首相】風邪で静養
小泉純一郎首相は17日、過労と夏風邪で公務日程の一部を取りやめ、午後は首相公邸で静養に充てた。もっとも、参院選遊説でほとんど主要国首脳会議(ジェノバ・サミット)の準備の時間がなかったため、夕方からは公邸で、ドイツのシュレーダー首相と会談、外務省幹部らとサミット勉強会をこなし、「完全休養」とはならなかった。
「大変迷惑をかけたが、この通り元気だ」。首相は17日午前の閣議で「すくっと立ち上がり」(福田康夫官房長官)、体調を気遣う閣僚らを前に「大丈夫、大丈夫」を連発し、回復ぶりをアピールした。ただ、声は時折かすれ、完全回復はまだのようで、サミットに向けて体調管理が大きな課題となった。
首相は同日昼、記者団に「寝れば大丈夫。昨日は薬をのんだから。風邪薬を少し。それが効いたんじゃないか」と強調してみせた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は17日、シアトルで行われたダイヤモンドバックス戦に指名打者で出場し、4打数2安打で2得点、今季31個目となる三盗も成功させた、佐々木主浩投手の登板はなかった。
メッツの新庄剛志外野手はブルージェイズ戦に八回の守備から出場し、その裏の打席で見逃し三振に終わった。試合はメッツが1−0で競り勝った。《時事通信》
【この日の民主党】
地球温暖化防止COP6ボン会議に鮫島宗明議員を党代表として派遣
民主党はドイツ・ボンで16日に開幕した「気候変動枠組み条約第6回締約国会議」(COP6)再開会議に、党ネクストキャビネット環境副大臣の鮫島宗明衆議院議員(写真)を党代表として17日派遣した。
日本政府は、地球温暖化防止のための京都議定書から離脱を表明したアメリカ抜きの先行批准に難色を示している。また、小泉首相が15日のテレビで「ボン会議では合意できない」と発言したことが、各国代表団やNGOから強い反発を受けている。
鮫島議員は、各国との会合やNGOとの意見交換を通じ、議定書を即時批准すべきだとの民主党の方針を表明する。
鮫島議員が現地で発表した民主党の声明は次の通り。
2001年7月
地球温暖化防止に向けた民主党の方針(1)民主党は、京都議定書の2002年までの発効を国際公約として遵守する方針である。
(2)民主党は、京都議定書の発行に向けた交渉に建設的に参加するよう、米国に対しあらゆる機会を活用して働きかけを行う。しかし、米国が参加を拒否し続ける場合、日本は米国抜きでも京都議定書を批准すべきである。
(3)すでに、インド政府及び、中国政府から日本の早期批准を期待する声が寄せられている。我が党は、今後、途上国からの温暖化ガス排出量が急増することを重視し、京都議定書の発効に積極的な途上国に対し、人材育成、技術移転、資金協力等を積極的に推進する政策を実現する。
(4)政府の「中央環境審議会地球環境部会」、民主党の地球環境プロジェクトチーム、NGOグループ等の調査では、京都メカニズムや吸収源活用を前提としなくても我が国の目標達成が可能であることが示されている。今後我が党は、目標達成に必要かつ十分な政策オプションを提示し、政府に対策の実行を迫っていく。
シリーズ第3弾「ゆきおちゃんTシャツ」発表、スクリーンセーバーも
民主党では、鳩山由紀夫代表の宇宙人的イメージをデフォルメしたキャラクター“ゆきおちゃん”シリーズの第3弾として「ゆきおちゃんTシャツ」を制作。17日、キャラクターシリーズの“仕掛け人”、櫻井充議員が記者発表を行った。発表では同時に、「ゆきおちゃんポスター」と「ゆきおちゃんスクリーンセーバー」も紹介された。
「ゆきおちゃんTシャツ」は、白地の背に、拳を振り上げた戦うポーズのゆきおちゃんが描かれている。サイズはフリーで、3000枚制作し、1枚1500円で販売する。櫻井議員は「選挙運動員の皆さんに、ぜひこれを着て活動してほしい」と訴えた。
「ゆきおちゃんポスター」は室内用で、Tシャツと同じデザインのA3版。「ゆきおちゃん、がんばる!」のコピーと、鳩山代表のサインが入っている。2万枚作成し、1枚50円で販売する。
また、「ゆきおちゃんスクリーンセーバー」は、櫻井議員の知人で仙台在住の20代の若手デザイナーが作成。パソコンにインストールすると、デスクトップにゆきおちゃんが現れ、大活躍する。「どこかの誰かに似ている人面のライオン」を寄って集っていじめている「抵抗勢力」とおぼしき連中を、円盤に乗って現れたゆきおちゃんが謎の光線で一撃で退治する、というストーリーは、櫻井議員自身が考案した。
一連のキャラクターシリーズの目的について、櫻井議員は「鳩山代表に対する一部の近寄りがたいイメージを変え、代表が先頭で頑張っていることを伝えられればと思っている。キャラクターグッズによるPRには批判的な意見もあるが、『ゆきおちゃん』にはメッセージ性、ストーリー性があり、単純なイメージキャラクターとは違うと考えている」と語った。《民主党ニュース》