平成4576日目

2001/07/19

この日のできごと(何の日)

【ジェノバ・サミット】外相会合

主要国首脳会議(ジェノバ・サミット)の外相会合は19日午前(日本時間同日午後)、ローマ市内の迎賓館で2日目の討議を行った後、討議内容をまとめた総括文書と紛争予防に関する「ローマ・イニシアチブ」、中東和平を呼び掛ける声明を採択して閉幕した。20日から小泉純一郎首相らが出席する首脳会議に舞台を移す。

総括文書は地球規模の問題と地域情勢の二本柱。地球規模の問題では、米国の政策転換を反映し、昨年まで明記されていた「包括的核実験禁上条約(CTBT)の早期発効」「弾道弾ミサイル(ABM)制限条約の維持」などの表現が消え、軍備管理・軍縮での後退が目立った。

米国のミサイル防衛構想をけん制する思惑でロシアが主張した「戦略的安定の維持の必要性」が盛り込まれ、CTBAをめぐっては「条約が発効しない間の核実験のモラトリアム(停止)継続」をうたった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【セ・リーグ】前半戦終了

プロ野球セ・リーグは19日、オールスター戦までの前半戦を終え、連続日本一を目指す巨人が47勝の首位で折り返した。46勝で2位のヤクルトは勝率ではトップ。巨人より勝ち数は1勝少ないが、残り試合が2試合多く、4年ぶりのリーグ優勝を狙う。

本塁打争いは、ペタジーニ(ヤクルト)が27本でリード。打率は松井、打点は清原の巨人勢がトップ。松井は連続試合出塁のセ・リーグ記録を59に伸ばした。投手の勝利は入来、藤井のヤクルト勢が9勝で最多。後半戦はセ、パ両リーグとも27日(金)から始まる。《共同通信》

【大相撲名古屋場所】

大相撲名古屋場所12日目(19日・愛知県体育館)横綱武蔵丸と大関魁皇が1敗を守った。武蔵丸は関脇琴光喜を押し倒し、魁皇は大関雅山を、辛くも送り倒した。大関千代大海は玉乃島との2敗対決を突き出しで制した。小結若の里は琴ノ若に寄り切られ、3敗目を喫した。大関武双山は旭鷲山に肩透かしで敗れ4敗目。関脇栃東は隆乃若を寄り切り、勝ち越した。小結朝青龍は闘牙に勝って6勝6敗。1敗の武蔵丸と魁皇を追う2敗は千代大海1人となった。十両は光法ら4人が4敗でトップに並んだ。《共同通信》

【水泳・世界選手権】

水泳の世界選手権第4日は19日、福岡市のマリンメッセ福岡などで行われ、シンクロナイズドスイミングのソロは、立花美哉(井村シンクロク)が予選のテクニカルルーティン(TR)とこの日のフリールーティン(FR)との合計97.870点で、前回大会に続く銅メダルに輝いた。

立花はデュエット、チ一ムと合わせて3度の世界選手権で6個目のメダルで、藤原昌子、育子姉妹らと並び、シンクロのメダル獲得で最多タイ記録となった。

ここ数年世界で負けなしのオルガ・ブロウスニキナ(ロシア)が合計99.434点で初優勝した。

水球の男子1次リーグで、D組の日本は2−8でクロアチアに突き放されて初戦を飾れず、女子予選リーグB組の日本もシドニー五輪優勝のオーストラリアに2−9で敗れ、2敗目を喫した。《共同通信》

【中部運輸局】京福電鉄に改善命令

勝山市の京福電鉄越前本線で6月に起きた正面衝突事故で国土交通省中部運輸局は19日、京福電鉄に対し鉄道事業法(第23条)に基づく事業改善命令を全国で初めて出した。

半年間で2度の衝突事故を起こし、事故後の保安監査結果から、鉄道施設や社員教育に不備があったことが判明。京福に2ヶ月以内の改善報告を求めている。

事故後、運行が止まっている京福3線の再開は、京福側からの報告を受けた後に運輸局が判断するため、2、3ヶ月はかかる見通しになってきた。《福井新聞》

【小泉純一郎首相】イタリアへ出発

小泉純一郎首相は19日午後、イタリアで開かれる主要国首脳会議(ジェノバ・サミット)に出席するため、羽田発の政府専用機で出発した。《共同通信》

【COP6閣僚級会合】開幕

ボンで開催中の気候変動枠組み条約第6回締約国会議(COP6)再開会合で19日午後、川口順子環境相らが参加する閣僚級会合が始まった。22日までの4日間の日程で主要争点について政治的決断に基づく合意を目指す。

各国閣僚が意見対立を乗り越えてどう妥協を図るかが焦点。米国の離脱で危機的状況にある京都議定書を2002年までに発効させられるかどうか、交渉は正念場を迎えた。

プロンク議長は冒頭、「時間は少なく交渉は困難だが、COP6で合意することは世界に対する約束だ」と述べ、各国閣僚に政治的妥協の必要性を訴えた。

川口環境相は「日本は議定書の2002年発効を目指して、COP6で積極的に合意を目指す。一方、米国抜きで批准すべきだとの意見もあるが、日本は米国との協議も続ける予定だ」と述べた。

川口環境相は閣僚会合に先立ち、小泉純一郎首相に、あくまで米国の参加を目指すべきだとの方針を伝えた。議定書発効のカギを掘る日本が米国の参加にこだわり続ける姿勢は、交渉の行方に影響を与えそうだ。《共同通信》

【この日の民主党】

テレビCM第4弾“やぐら篇”を発表

民主党は19日、テレビCMの第4弾となる“やぐら篇”の完成を発表した。今回のCMは、「チームで改革!活動中」をテーマに作成・放映されてきた3本のCMに続く総集編。

内容は、多くのスタッフが協力して大きな構造物を組み立てていく様子が映され、そこに鳩山代表が登場して「私は変えたい。だから戦い続けます」と力強く訴える、というもの。

選対企画担当の枝野幸男議員は、今回のCMについて「コマーシャルで人気を取ろうとは初めから考えていない。われわれの政治的なメッセージをしっかり伝えることをめざした」と説明。そして、CMに込められた次の3つのメッセージを明らかにした。第1は、一人ではできないが、みんながチームを組んで力を合わせれば大きなものを作り上げる(構造改革を実現する)ことができるということ。第2は、不良債権処理の責任追及、公共事業3割カット、天下り全面禁止という民主党の基本政策。そして第3は、政権交代でなければ改革はできないということ。

このCMは、20日から東京の民放全局をはじめ全国の主要局で放映される。《民主党ニュース》



7月19日 その日のできごと(何の日)