平成2237日目

平成7年2月22日(水)

1995/02/22

【大阪府知事選】中川和雄知事、不出馬を表明

大阪府の中川和雄知事は22日昼、岡田進大阪府議会議長に4月の府知事選への再選出馬断念を伝えるとともに、府議会与党幹事長連絡会議で正式に意思を表明した。知事ヤミ金事件で与党が離反、政治責任を取らされた格好で、戦後公選制になって大阪府知事が1期で引退するのは初めて。

中川知事は連絡会議の席上、「後援会の問題で府民に迷惑をかけた。(後援会幹部への)判決は大変厳しいものだった。不出馬を決意した」と語った。

出馬断念で焦点は新たな候補擁立に移るが、オール与党体制の枠組みを維持しながら、3月上旬をめどに進められる見通し。これまでに学者や閣僚経験者ら2、3人の名前が挙がっている。

共産を除く各党が相乗りする同知事の「オール与党体制」は最近まで、中川擁護派と批判派に分かれてこう着状態が続いていた。

事件では、元府知事室長の後援会会計責任者が政治資金規正法違反で有罪判決を受け、公判で現職副知事がヤミ献金トンネル団体の口座開設を急ぐよう指示していたことが明らかになっている。これまで中川知事は、金の流れを「知らなかった」とし、知事報酬減額条例などで「反省」を示し、責任問題を切り抜けようとしてきた。

新たな候補者としてはこれまでに中央官僚や学者などのほか国会議員で元外相中山太郎氏、元法相左藤恵氏、新進党政審会長中野寛成氏ら数人の名前が取りざたされている。《共同通信》



【小泉今日子さん、永瀬正敏さん】ご結婚

映画俳優の永瀬正敏さん(28)と歌手の小泉今日子さん(29)が22日東京都港区のイベントホールで記者会見し、同日付で入籍したことを明らかにした。

2人は一昨年雑誌の対談で知り合ってから交際を続けていたが、「出会った時から気持ちが合った」(永瀬さん)、「ほかの人とは違う感じがした」(小泉さん)という。また小泉さんは「一緒にいると(仕事の面でも)ファイトが沸いてくるような家庭になれば」と語り、仕事は続ける予定。《共同通信》

【姫路労基】震災で死亡したトレーラー運転手を労災認定

姫路労働基準監督署は22日、高速道路を走行中、阪神大震災に遭い、積み荷が崩れて死亡した同市のトレーラー運転手(28)の遺族から出されていた労災申請について、業務上の災害と認定、労災保険の遺族補償を給付することを決めた。同地震が原因で死傷した人について労災が認定されたのは初めて。《共同通信》

【武村正義蔵相】金融機関の監督強化

衆院予算委員会は22日、経営破たんした東京協和、安全の両信用組合を引き継いで設立される東京共同銀行問題と、行政改革に関する集中審議を行い、村山首相は同銀行設立について「両信組の救済が目的ではない。金融秩序維持に最大の目的があった」と説明した。

武村蔵相は金融機関への今後の対応について「中小企業等協同組合法、預金保険法など関係法律の改正を含め積極的に努力する」と述べ、監督権を強化する意向を示すとともに、今後同様な事案が発生した場合には、金融機関を倒産させることもあり得るとの考えを明らかにした。《共同通信》

【政界談話室】

○…村山首相は22日朝、記者団から防災臨調や来月の神戸視察などについて質問されると「いや、まだ決めていない」を4回も連発して記者団を泣かせた。首相は先月末、震災対策の財源に関する記者団の質問に「復興債」を前向きに考えているという趣旨の答えをし、その後取り消す羽目になって懲りたことがこの日の慎重発言のきっかけのようだ。困っている記者をしり目に首相は国会見学の小学生に自分から「どうも」と愛きょうを振りまいたが、びっくりした小学生からはこたえてもらえず、振り上げた右手のやり場に困ったのは今度は首相の方。

○…連立与党「戦後50年問題プロジェクトチーム」の自民党の虎島和夫、社会党の上原康助、新党さきがけの荒井聡の3座長がこの日の会合後、記者会見。与党内で足並みの乱れている「不戦決議」が譲題とあって、荒井氏が「まだ出口は決めていない」と発言すると、上原氏は「(結論は)3月いっぱいとお願いしている」とぴしゃり。虎島氏が「こだわるわけではないが、自民党としては3月いっぱいに、とは言えない」とこれをけん制すると、上原氏からすかさず「虎島さんとの友情がまだ消えたわけではないんだがな」と友情論まで飛び出した。決議実現までの道のりは相当険しそう。《共同通信》

【スーパー雷鳥サンダーバード】走行試験開始

JR西日本が4月20日のダイヤ改正で30年ぶりに北陸線に投入する新型特急車両「スーパー雷鳥サンダーバード号」の走行試験は22日から金沢ー大聖寺駅間で始まった。小雪がちらつく中、高速運転に対応する流線型の軽量車両が疾走し、沿線で待ち構えていた鉄道ファンらも盛んにシャッターを切った。

白に近いオフホワイトを基調にした新型車両は午前9時37分、金沢運転所からJR金沢駅に入線した。車内には金沢支社の社員や近畿車輌徳庵工場(東大阪市)の技術者ら約30人が乗り込み、駅員らの見送りを受けながら加賀路へ。計画では全線130キロで走行する予定だが、この日は約120キロに抑えて走行し、ブレーキの効き具合やモーターの作動状況、乗り心地、振動などが細かくチェックされた。

サンダーバード号は側面に同社のイメージカラーであるブルーのラインが入り、グリーン車には各座席に液晶テレビや2カ国語の案内表示、車イスを固定できる座席、身障者用トイレなどが設置されている。

金沢支社は当初、春のダイヤ改正を3月17日に予定していたが、阪神大震災の影響で生産に支障を来したため、延期の措置を講じた。同区間での試運転は25日までで、3月9日から2日間は北陸線全線で行う。《北國新聞》



2月22日のできごと