平成2234日目
1995/02/19
この日のできごと(何の日)
【チェチェン紛争】停戦破れる
タス通信によると、チェチェン共和国のドダエフ政権側との停戦交渉に当たってきたロシア合同軍のクリコフ司令官は19日、ドダエフ勢力が停戦を破ったと非難して「軍事対立を停止する可能性はなくなった」と述べ、これ以上の停戦延長の可能性を否定した。
インタファクス通信によると、ロシア政府報道部は19日、ドダエフ政権部隊が18日夜にロシア軍の支配するチェチェンの石油化学工場を迫撃砲などで攻撃、工場に突入しようとしたドダエフ側戦闘員80人をロシア軍が殺したと発表。ロシア軍も19日、首都南西部を砲撃し、停戦は同日午後6時(日本時間20日午前0時)の期限切れを待たずに破れていた。
インタファクス通信は先に、ロシア軍とドダエフ政権側が停戦の延長に向け、19日に交渉を再開すると伝えていた。双方は15日から2日間の停戦で合意し、17日にも停戦延長で合意したが、停戦が再延長される可能性が遠のいたため、激しい戦闘が再開される恐れが出てきた。石油化学工場は、10カ所以上から火の手が上がり炎上しているという。《共同通信》
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【皇太子同妃両殿下】国体開会式に出席
皇太子ご夫妻は19日午後、福島県耶麻郡猪苗代町の町立猪苗代小学校で行われた国体冬季大会スキー競技会の開会式に出席された。皇太子さまは開会のあいさつで阪神大震災に触れ「亡くなった方々のごめい福を祈るとともに、遺族の方々、被災者の方々に心からお見舞い申し上げます」と述べられた。
開会式終了後、ご夫妻は同小学校内で兵庫県選手団のうち被災した役員、選手計6人に励ましの言葉を掛けられた。《共同通信》
【複合・荻原健司選手】W杯総合3連覇
ノルディックスキー複合ワールドカップ(W杯)で荻原健司選手(北野建設)のW杯史上初の総合3連覇が、最終戦(3月・札幌)を待たずに19日決まった。バートゴイセルン(オーストリア)での個人第9戦後半距離で、前半ジャンプのリードを保ちゴールした。
今季は開幕から3試合優勝を果たせなかったが、得意のジャンプが立ち直り、第4戦以降の6試合で5勝と、後半は圧倒的な強さだった。
1993年の世界選手権チャンピオンはW杯最多優勝記録も「16」に更新し、3月半ばにカナダ・サンダーベイで開かれる世界選手権でタイトル防衛に臨む。《共同通信》
【新進党・米沢隆副党首】新民連、統一選後に動き
米沢隆・新進党副党首は19日、宮崎市で開かれた宮崎県同盟友愛会議の定期総会であいさつし、新民主連合の山花会長と最近会談したと述べた上で、山花氏が「4月23日に統一地方選が終わった段階で動き出す」と伝えたことを明らかにした。
米沢氏は新民連の動きについて「現在の理不尽な村山政権から離れることだけは事実で、その分だけ新進党に近づくという意味で歓迎の意を表している」と語り、新民連との共同歩調を求めていく考えを強調した。《共同通信》
【米大統領選】事実上の火ぶた
米大統領選の皮切りとなる。来年2月の東部ニューハンプシャー州予備選をちょうど1年後に控え、クリントン大統領の再選阻止を目指すドール上院院内総務ら9人の共和党候補が19日、同州に集結、遊説や討論会で舌戦を繰り広げた。
大統領選では毎回最初の予備選となり、同州の勝者がたった一度の例外を除き共和党の指名を獲得しているため、各候補は知名度上昇と組織づくりに懸命。今回は共和党州本部が同州マンチェスターに候補者を招いたもので、大統領レースの火ぶたが事実上切って落とされた。
ボストン・サンデー・ヘラルド紙など同州の3つのマスコミがこの日発表した世論調査によると、同州ではいずれもドール氏が圧倒的支持を獲得。同紙によると、1位のドール氏が支持率35%で、共和党に登録さえしていないパウエル前統合参謀本部議長が17%で2位。グラム上院議員が8%で3位だった。
今回の集会にはドール、グラム両氏のほか、アレクサンダー前テネシー州知事、ルガー、スペクター両上院議員、政治評論家のブキャナン氏らが参加。財政均衡や減税、妊娠中絶、州の権限強化など幅広い課題について議論を交わした。《共同通信》