平成1774日目
1993/11/16
この日のできごと(何の日)
【プロ野球】西武・ダイエー、3対3の大型トレード発表
西武の秋山幸二外野手(31)、渡辺智男投手(26)、内山智之投手(25)とダイエーの佐々木誠外野手(28)、村田勝喜投手(24)、橋本武広投手(29)との大型トレードが成立し、16日、両球団から発表された。
9年連続で30本以上をマークするパワフルな打撃に加え、俊足と広い守備範囲を誇る秋山だが、今季は打率2割4分7厘、72打点でレギュラーとなった1985年以降最低の成績にダウン。昨年退団したデストラーデの穴埋めを期待した首脳陣を裏切る結果に終わった。秋山は来季、フリーエージェント(FA)の資格を得る。
一方の佐々木も今年、打率2割7分7厘、41打点と低迷した。だが昨年、首位打者と盗塁王のタイトルを獲得した俊足好打の佐々木を西武の森監督は以前から高く評価。日本一を逃した日本シリーズでも勝負弱さを露呈した秋山に見切りをつけ、村田をプラスした交換を軸に話がまとまった。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【BOYZ II MEN】アルバム「Cooleyhighharmony」発売
【服部政一さん夫妻】銃規制をクリントン米大統領に直訴
昨年10月、留学先の米ルイジアナ州バトンルージュで射殺された名古屋市の高校生服部剛丈君=当時(16)=の両親、政一さん(46)、美恵子さん(45)夫妻が16日午後、ホワイトハウスでクリントン大統領と約15分間面会した。服部さん夫妻は、大統領に日本から持参した米国の銃規制を求める署名約170万人分の一部と、射殺される前日に剛丈君が撮った大統領の写真などを手渡し、剛丈君の悲劇を繰り返さないよう、銃の規制を訴えた。
これに対し大統領は、夫妻に哀悼の意を示し「難しいことだが、警察や軍隊以外は銃を持たない社会が米国にとっても望ましいと思う」と述べた。
面会後記者会見した夫妻によると、美恵子さんは大統領に「署名を日米の友好のために持ってきた」、政二さんは「米国の人たちが銃の暴力に対して勇気をもって臨んでほしい」と訴えた。面会には剛丈君のホームステイ先だったヘイメーカーさん一家四人も同席。大統領は特に剛丈君が撮った写真を懐かしそうに見ていたという。
写真はヘイメーカーさんの高校生の息子ウェブ君が、大統領選挙でクリントン陣営のボランティアを務め、クリントン候補(当時)がバトンルージュを訪ねた際に、剛丈君が撮影した。射殺されたときに、カメラの中に残っていた遺品の一つ。
また夫妻は剛丈君の子供のころからのアルバムを大統領に見せた。大統領は、最後のページにあった剛丈君の遺体の写真にじっと見入っていたという。
面会の最後に美恵子さんが、銃規制を求めるステッカーを手に英語で「これを張ってもいいですか」と尋ねると、大統領は「もちろん」と答え、大統領の左胸に美恵子さんが張った。政一さんは「大統領に言いたいことを言えてほっとした」、美恵子さんは「署名を直接手渡せて、責任を果たせた」と面会の感想をそれぞれ述べていた。《共同通信》
【衆院特別委員会】政治改革法案を可決
政治改革法案をめぐる細川首相と河野自民党総裁による大詰めのトップ会談が115日深夜から16日未明にかけて行われたが、交渉は決裂した。衆院政治改革特別調査委員会は16日夕、政府提案の政治改革4法案について小選挙区比例代表並立制の定数配分を小選挙区274、比例代表226とするなど修正して、連立与党の賛成多数で可決した。政府、連立与党は細川首相が訪米する前日の18日の衆院通過、参院への送付を目指している。
リクルート事件の発覚で政界が揺れて以来、論議に約5年を費やし、海部、宮澤内閣の崩壊という代償を払った政治改革問題は、法案成立に向けて一歩踏み出した。《共同通信》
【政界談話室】
○…武村官房長官は16日夕の記者会見で、細川内閣誕生100日目の感想を聞かれ「この政権はジャスと100日でヤマ場を迎えた。ここまで来てほっとしています」。くしくもこの日、命運をかけた政治改革法案の衆院政治改革特別委員会採決にこぎ着けたこともあって、さすがに安どの表情。もっとも、臨時国会会期末まで、1カ月弱。「衆院通過、参院での審議とこれからも続く。この仕事もまだ道半ばだ」と気を引き締めたが、小沢代表幹事との確執がうわさされる同氏とあって、前途の難しさを改めて実感?
○…土井衆院議長はこの日午前、国会内のエレベーターで自民党の水野清氏とばったり。前夜のトップ会談が決裂したとあって、水野氏が「与党はどうするんですか。強行採決ですか」とたたみかけた。土井議長は「分かりません。こちらが聞きたいくらいよ、何の連絡もありませんから」と強調することしきり。この日委員会で政治改革法案が強行採決されれば本会議のベルを押すかどうかの難しい判断を強いられる立場。前夜から国会に居残った鯨岡副議長と連絡を取り合い、情報収集に努めていた土井氏だが、「こういう所にいると本当に情報がなくて」といらだち。《共同通信》
【Jリーグ】平塚、磐田が加盟
柏の加盟は見送りにー。サッカーのJリーグは16日、東京・神田の事務局で理事会を開き、準加盟のベルマーレ平塚、ジュビロ磐田、柏レイソルの正式加盟について、条件を満たした平塚と磐田の加盟を承認し柏の加盟は見送ることを決め、川渕三郎チェアマンが発表した。これにより、来季のJリーグは12チームで行われることになった。
ヤンマー、京都サンガ、PJMフューチャーズの3チームが申請していた準加盟はヤンマーだけを承認。京都とPJMは準備不足として認めなかった。Jリーグは来季からチームを増やす計画で準加盟チームの準備状況や実力、自治体との関係などについて調査した。その結果、絶対条件ときれた1万5000人以上収容の本拠地スタジアムについては磐田、平塚が来季の開幕に間に合う確約が取れたため、ジャパン・フットボールリーグ(JFL)一部で、1、2位を占めた平塚と磐田の加盟を承認した。
しかし、JFL一部5位に終わった柏については、9月30日の理事会で、救済の意味あいでナビスコカップ・ベスト4入りの条件を新たに付けたが、柏は予選リーグで敗退した。来季はワールドカップ(W杯)米国大会や広島アジア大会の期間中はリーグ戦を中断することになっており、柏を加えて13チームでのリーグ実施することは日程上極めて厳しく、チームの運営責任者による実行委員会でも反対が多かった。こうしたことから、川渕チェアマンは「心情的にはつらいが、初めに決めた(成績などの)ルールを守るのがJリーグのあるべき姿」と判断の理由を述べた。《共同通信》
【大相撲九州場所】10日目
大相撲九州場所10日目(16日・福岡国際センターー)関脇以上の上位陣がそろって白星。優勝争いのトップを走る横綱曙は、ひやりとさせられたが、久島海を寄り切って9勝1敗。大関若ノ花、関脇の貴ノ浪、琴錦、武蔵丸はそれぞれ持ち味を生かした取り口で8勝目、勝ち越しを決めた。
大関貴ノ花は大翔鳳を寄り切り6勝目。大関小錦は連敗を3で止め、5勝5敗の五分に戻した。平幕の魁皇が敗れて、1敗の曙を若ノ花と3関脇が2敗で追う展開。十両は2敗がなくなり、琴椿ら4人が7勝3敗で並んだ。《共同通信》