平成1775日目
1993/11/17
この日のできごと(何の日)
【新生自民をつくる会】細川首相を訪問
「新生自民党をつくる会」の太田誠一、新井将敬、山本拓氏らは17日午前、首相官邸などを訪れ、18日の衆院本会議での政治改革法案の採決に関し「数の力で進めるのでなく、与野党とも党議拘束を外して個人の信念に基づいて行動できるようにすべきだ」と申し入れた。山本氏によると、細川首相は「議員各自が信念に基づいてやる問題だ。各党に検討してみるように指示する」と答えたという。
このあと首相は首相秘書官を通じて連立与党各党に新井氏らの申し入れを伝えた。ただ指示するかどうかについて首相は「各党の問題であり、私の立場で指示することはあり得ない」と記者団に釈明した。
このあと山本氏らは自民党の河野総裁、森幹事長に対しても党議拘束を外すよう要請した。《共同通信》
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【自民党・河野洋平総裁】自民党は党議拘束を堅持
自民党の河野総裁は17日午後、都内の渡辺派事務所で渡辺美智雄元外相と会談し、政治改革法案の衆院本会議採決について、自民党案に賛成し、修正政府案には反対するとの対応方針を示し、了解を求めた。
また河野総裁は党内の改革推進派から法案への賛否についての党議拘束を外すよう要請が出ていることについて「党議決定のままいきたい」と、党議拘束を外す考えのないことを表明した。《共同通信》
【政界談話室】
○…細川首相は17日、政治生命を懸けている政治改革法案が前日、衆院政治改革特別委員会を通過したためか終日上機嫌。首相官邸で記者団に「社会党の一部議員が強硬に反対しているが」と尋ねられると「まあ大丈夫なんじゃないですか。社会党も取りまめていただけるでしょう」と自信たっぷり。続けて「野党も同じじゃないですか」と、賛否をめぐって分裂の可能性すらさきやかれる自民党の事情を気遣う余裕まで見せた。
○…自民党の政治改革推進派の中心人物の一人、海部元首相はこの日、改革推進議連総会であいさつした。同じ小選挙区比例代表並立制の改革法案を出しながら三年前に廃案の憂き目にあったためか「この法案は自分の内閣の時に出した法案が、回りに回って体外受精で生まれたものだ」と強調。連立与党案に未練たっぷりの発言だったため、記者団が総会終了後「自民党内には離党含みで与党案に賛成する動きがあるが」と、対応をただした。海部氏は「党に残って改革することがこの議連の設立の趣旨だ。そういうことを言わないでくれ」と語気も荒く賛成―離党のシナリオを否定したが、体外受精で生まれてくる子供への愛着は隠せない様子。《共同通信》
【米フロリダ州】小4がコカイン所持
米フロリダ州タンパ郊外のデール・マブリ小学校当局者は17日、同校の四年生の男の子6人が12日にコカイン所持の疑いで警察に逮捕されたことを明らかにした。警察は約3.5グラム、末端価格で約300ドル(約3万2000円)のコカインを押収した。
教師が校内で、男の子1人がコカインの入ったビニール袋を持っているのを発見、警察に通報。他の5人も一緒に捕まった。6人は数時間警察で取り調べを受けて家に戻った。学校から10日間の登校停止処分を受けた。警察では今後、年齢を考慮して保護観察処分にすることなどを検討している。《共同通信》
【大相撲九州場所】11日目
大相撲九州場所11日目(17日・福岡国際センター)3連覇を目指す横綱曙が三杉里を右四つからの寄りで退け、10勝1敗でトップを守った。大関若ノ花は同じ2敗の関脇琴錦を速攻の寄りで下した。関脇貴ノ浪はかど番大関の小錦を引き落とし、関脇武蔵丸は久島海を寄せ付けなかった。
曙を若ノ花、貴ノ浪、武蔵丸の3力士が2敗で追う展開となった、小錦は敗れて5勝6敗。貴ノ花は苦手の栃乃和歌に元気なく押し出され、5日ぶりの黒星で6勝5敗となった。小結の安芸ノ島が8敗目で負け越し。十両は琴椿、朝乃若、星安出寿の3人が3敗で首位に並んだ。《共同通信》
【Jリーグ第2ステージ】第13節
サッカーのJリーグ第2ステージ第13節は17日、東京・国立競技場など5会場で5試合を行い、首位のヴェルディ川崎はエース、三浦の2得点などから3−1でサンフレッチェ広島を下し、11勝2敗でトップを守った。得失点差で2位の清水エスパルスも2−0で名古屋グランパスを破り11勝2敗でピタリと2位につけた。このほか横浜マリノスはガンバ大阪に4−0で快勝。この試合で得点王争い1位のディアス(横浜M)は2得点し、通算24得点とした。
ジェフ市原と浦和レッズは、2−2からの延長後半2分、浦和が水内のゴールでサヨナラ勝ちし、連敗記録を9で止めた。横浜フリューゲルスと鹿島アントラーズも2−2から延長となり、延長後半鹿島の真中がけり込んで3−2で競り勝った。横浜F、鹿島はともに7勝6敗。《共同通信》