平成1737日目
1993/10/10
この日のできごと(何の日)
【プロ野球・オリックス】次期監督に仰木彬氏
オリックスの宮内オーナーは10日、東京都内のホテルで仰木彬前近鉄監督(58)と会い、次期監督の就任を正式に要請し、同氏の快諾を得た。仰木氏は昨年まで近鉄監督を5年間努め、今は野球評論家。正式就任発表はオリックスの公式戦終了後。
仰木彬氏の話「長い間着てきたユニホームを(昨年)脱いだばかりで、オリックスからこんあお話を頂くとは、思いもよらなかった。パでは非常に西武が強い。オーナーは少しでも食い込めるように、というお考えでしょうし、私もそう思っている。まだ気持ちが固まったばかり。(コーチ陣など)具体的な話は一切していない」《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【料理の鉄人】放送開始
【韓国】黄海でフェリー沈没
韓国全羅北道扶安郡神の黄海で10日午前10時(日本時間同)ごろ、群山西海フェリー会社所属のフェリー(110トン)が沈没した。聯合通信が事故対策本部の調べとして報じたところによると、同日午後9時半現在、74人が漁船などによって救出され、50人の遺体が収容された。このフェリーの乗客定員は207人だったが正確な乗客数は不明。200人以上が乗船していたとみられ、残りは行方不明になっている。ソウルの日本大使館領事部によると、乗客に日本人が含まれていたという情報はないという。
韓国警察庁によると、フェリーは扶安郡蝟島で釣りをして帰る客や住民などを乗せて、午前9時40分ごろ、蝟島を出発、格浦港に向かったが、途中の臨水島付近で沈没した。海上警察隊や海軍が艦艇を出して救助活動を続けた。救助された乗客などの話では、フェリーは高波を受けて傾いてから瞬時に転覆、沈没した。《共同通信》
【ゴルフ・奥田靖己選手】初の日本一
日本オープンゴルフ最終日(10日・滋賀県琵琶湖CC=6879ヤード、パー71)33歳、プロ9年目の奥田靖己が連覇を狙う尾崎将司を破り、通算3アンダー、281で初の日本一に輝いた。奥田は安定したショットから4バーディー、2ボギーの69で回り、優勝賞金1800万円を獲得。今季ツアー2勝目で通算8勝目(ツアー5勝目)を挙げた。
首位尾崎将と2打差でスタートした奥田は2番バーディーの後、尾崎将の7番ダブルボギーでトップに立ち、さらに3バーディーを追加。この日76と崩れて2位に後退した尾崎将に5打差をつけた。
川岸良兼は通算3オーバーの3位、過去4度優勝の中島常幸は7位に終わった。《共同通信》
【巨人・松井秀喜選手】星稜対決制す
二度目の星稜対決は19歳の後輩に軍配が上がった。松井秀喜選手が10日、星稜高の先輩、34歳の小松辰雄投手から技ありの一発を放ち通算9号とした。9本塁打は高校卒1年目の新人としては並木選手(阪神)を上回るセ・リーグ最多。2けた本塁打にもあと1本に迫り、石川県内ファンは新人王獲得の夢を膨らませている。
初対決となった9月15日の巨人—中日19回戦、松井選手は小松投手に三ゴロ、遊ゴロ、三振と完全に封じ込まれた。ところが、小松投手が降板した途端、世界の王の入団1年目の記録と並ぶ7号を放った。「律義な後輩」に小松投手は「花を持たせてくれたんじゃない?」と照れていた。しかし、松井選手は二度抑え込まれるバッターではなかった。
一回一死、四球の走者を一塁に置いて、小松投手のカーブを引きつけて右中間席に運び、初対決での借りを返した。試合後のインタビューで松井選手は「遅いボールだったが、体が泳がずにうまく残して振り切れた。先輩から打ててうれしい」と6試合ぶりの本塁打を喜ぶ。そして「1けたと2けたでは全然違う。あと1本まできたので、やっぱり打ちたい」と10号本塁打に闘志を燃やした。一方、小松投手の方は「うまく打たれてしまった」と後輩の巧打に脱帽していた。
恩師の山下智茂監督の胸中は複雑だ。新人王の可能性のある松井選手には本塁打を打たせたい。でも、逆転優勝の望みがある小松投手には勝たせたい。「松井が何本もホームランを打って、小松が勝ち投手になれれば最高なんですが…。ムシが良過ぎますかね」と苦笑した。《北國新聞》
【渡辺美智雄元外相】新生、公明新党に理解
自民党の渡辺美智雄元外相は10日午前の民放のテレビ番組で、今後の政界再編の見通しについて「思想、信条、哲学、基本政策の似た人が一緒になっていくことが自然だ」と述べた。
その上で「公明党の政策は悪くない。新生党が公明党と組むのは理由がある。政権を取る過程ではいろいろな人と組まざるを得ない。手段としては許される」と指摘。新生党と公明党の新・新党結成の動きに理解を示し、将来的には渡辺氏自身が両党と連携することもあり得るとの考えを示唆した。
しかし、公明党と創価学会の関係には「どこまで学会が深入りしてくるのか。(公明党の)後ろに控えている人がいることに疑問が出ている」と延べ、創価学会との関係にけじめをつけるように求めた。《共同通信》