平成1738日目

1993/10/11

この日のできごと(何の日)

【ロシア・エリツィン大統領】来日

ロシアのエリツィン大統領は11日午後9時半すぎ、羽田空港着の特別機でナイナ夫人とともに国賓として来日した。昨年9月、今年5月と2度の来日延期を経た「三度目の正直」の初の公式訪問。非常事態令下の異例の来日となった。

12日午前は歓迎行事、天皇、皇后両陛下との会見に続いて細川首相、エリツィン大統領に両国の外相、経済関係閣僚らを交え、ロシアの事態や経済協力をめぐる全体会議を開き、一連の会談がスタートした。

会談の中で、大統領はロシアが旧ソ連の継承として①ソ連が結んだ条約を守り、ソ連の負った責任と義務を果たす②「法と正義」の原則で日本との関係を発展させたい―と明言した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【プロ野球・西武】苦悩「M1」

ダイエー3−2西武◇11日◇西武

ダイエーが好打のかみ合った試合運びで西武を苦しめ、接戦を制した。得点は三回、中4日で登板した渡辺久の不安定な投球をついた。2安打などで一死二、三塁とし、山口裕の中前打で1点を先制。さらに四球で満塁と攻め、押し出し四球と犠打で2点を加えた。

この3点をバックに吉田は好投。2点差の八回一死一塁で救援した木村も暴投などで1点差まで迫られたが逃げ切った。

西武は渡辺久が簡単に崩れた上に攻撃が淡白で4連敗。《共同通信》

【プロ野球・ヤクルト】「M1」

中日4−5ヤクルト◇11日◇神宮

ヤクルトが飯田の安打でサヨナラ勝ちし、連勝を11と伸ばし、連続優勝へ王手をかけた。2点を追ったヤクルトは九回、代わった三番手の郭から先頭古田が中前打で出塁。続く広沢克が右へ本塁打して同点に追い付いた。さらに山田、鹿島とつないだ中日投手陣を二死満塁と攻め、飯田が右翼松井達の頭上を超す打球を放って土壇場の逆転勝利をものにした。

中日は今中の好投と本塁打攻勢で終始、優位に立ちながら、抑え投手の踏ん張りがきかず3連敗。後がなくなった。《共同通信》

【巨人・松井秀喜選手】10号本塁打

11日に広島球場で行われた広島ー巨人26回戦で巨人の松井が一回に2試合連続の10号ソロ本塁打を放った。高卒新人では、清原(西武)豊田(西鉄)榎本(毎日)張本(東映)中西(西鉄)に続く6人目の二けたホーマーを記録した。

右翼席中段まで飛んだ大きな当たりに「外から真ん中に入ってきたスライダー。いい打ち方ができた」と満足そう。10号についても「2けたが一つの目標だったからうれしい」と区切りをつけた充実感を顔に浮かべた。

敗戦のなか、長嶋監督もほおを緩めて「バットのヘッドを利かせて、うまく(ボールを)拾ったねえ」と、独特の言い回しで解説した。《共同通信》

【畑英次郎農相】米・イスパイ農務長官と会談

畑農相は11日夕、来日中のイスパイ米農務長官と東京・九段南の農水省分庁舎で会談し、コメの緊急輸入について「米国から相当量のコメを輸入することになる」と述べ、主食用米を含め米国からの輸入がかなりの量になることを明らかにした。これに対し長官は「将来も継続して輸入してほしい」と要請、コメの市場開放を強く求めた。

細川政権発足後初の日米農相会談となったこの日の会談で農相は、輸入時期や輸入量については明らかにしなかったが、米国からの輸入を言明したことで、来年早々にも主食用米を米国から輸入することが確実になった。

会談ではイスパイ長官が「日本のコメ輸入には米国も大きな関心を持っている」と発言。これに対し、農相は「輸入は緊急措置。新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)とほ切り離したい」と述べ、あくまでも緊急避難的な輸入であると説明した。

新ラウンドに関しては、長官が「包括的関税化は多数の国が支持している」と日本に関税化の受け入れを迫ったが、農相は「最終合意案に包括的関税化が示されているのは農産物輸入国として問題だ。関税化は政治的にも極めて困難」と反論するなど平行線に終始。合意期限の年末までに、両国が受け入れ可能な妥協案を探ることで一致した。長官は農産物の関税引き下げも要求したが、農相は「それぞれの品目ごとに困難な問題があり、引き続き協議したい」と述べるにとどまった。《共同通信》



10月11日 その日のできごと(何の日)