平成1604日目

平成5年5月30日(日)

1993/05/30

【競馬・第60回日本ダービー】ウイニングチケット制す

競馬の祭典、第60回日本ダービーは30日、東京競馬場の2400メートル芝コースに18頭が出走して争われ、単勝一番人気のウイニングチケットが2分25秒5で勝ち、賞金1億3000万円を獲得した。柴田政人騎手は挑戦19回目で悲願の初制覇。伊藤雄二調教師は初勝利を飾った。

レースはアンバーライオンが引っ張り、最後の直線に入って大接戦。ウイニングチケットは好位置から末脚を伸ばして抜け出し、ビワハヤヒデを1/2馬身抑えた。3着は皐月賞馬のナリタタイシンが入った。払戻金は単勝が360円、馬番連勝は⑦-⑩で720円、枠番連勝は④-⑤で670円だった。 売り上げは545億日631万3700円で、前年比15.3%アップのダービーレコードとなった。

実力伯仲の混戦で、最後の長い直線を逃げ切ったのは、一番人気のウイニングチケットだった。19回目の挑戦で悲願のダービーを制覇したベテラン柴田政人騎手(44)に、満員のファンから惜しみない拍手が送られた。

30日、東京・府中の東京競馬場で行われた第60回日本ダービー。約16万6000人が詰め掛け“2分半の夢”にかけられたお金は史上最高の545億円にも上った。 午後3時半、18頭の優駿がスタート。直後にマルチマックスの南井克巳騎手(40)が落馬すると場内は騒然。四コーナーを回って、ウイニングチケットが抜け出し、先頭を奪うとそのままゴールした。スタンドからは「マサト マサト」の大コール。2着には二番人気のビワハヤヒデが入り、馬番連勝が720円と順当な結果に終わった。《共同通信》



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【武藤嘉文外相】ペルー・フジモリ大統領と会談

ペルーのフジモリ大統領が30日午後、成田着の大韓航空機で来日し、同日夜、都内のホテルで武藤外相と会談した。

外相は、フジモリ大統領が進める再建路線を高く評価、新たに約5000万ドルの経済援助を表明するとともに、ベネズエラと関係正常化するよう要請した。

これに対し、大統領は日本の経済協力に謝意を示し、「ペルーは困難な問題を多数抱えている。インフラ(経済基盤)未整備、対外債務処理などの解決に全力で取り組む」と強調。ベネズエラを含め近隣諸国と関係改善を進めていることを説明した。《共同通信》

【河野洋平官房長官】カンボジア文民警察官は開票終了後に撤退要請

岡山市内で30日営まれた故高田晴行警視の合同葬に参列した河野官房長官は、記者団の質問に対し、7月13日が派遣期限になっているカンボジアの日本人文民警察官の早期撤退問題について「(カンボジア総選挙の)開票が終わった段階で、われわれの考え方を国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)に伝えたい」と述べ、開票終了後できるだけ早い時期に撤退を要請する考えを明らかにした。《共同通信》

【ゴルフ・陳志忠選手】今季初V

三菱ギャラン・ゴルフトトーナメント最終日(30日・茨城県大洗GC=7190ヤード、パー72)首位の尾崎将司の乱れに乗じ、1打差2位の陳志忠(台湾)が68で回り、通算11アンダーの277で逆転勝ち、賞金1800万円を獲得した。陳は今季初勝利でツアー通算5勝目。

ショット、パットとも好調な陳は、12番まで6バーディー、ノーボギーで回り後続に大差をつけた。その後、3ボギー(1バーディー)をたたいたものの、2位の尾崎健夫ら3人に4打差をつけ逃げ切った。尾崎将はショットが乱れ、1イーグル、2バーデーィー、6ボギーの74をたたき、通算6アンダーの5位に終わった。中島常幸は7位だった。《共同通信》

【ゴルフ・村井真由美選手】今季初V

東都自動車レディース・ゴルフ最終日(30日・東都飯能CC=6058ヤード、パ−72)前日首位の村井真由美が通算7アンダーの209で今季初優勝、賞金900万円を獲得した。村井は昨年8月以来の優勝でツアー3勝目。

プロ5年目、28歳の村井は持ち前の攻撃的なゴールフで前半から猛チャージをかけ6バーディー、2ボギーでこの日のベストスコア68をマーク。2位の永田富佐子、木村敏美に6打の大差を付けた。高村博美と涂阿玉は4位に終わった。《共同通信》

【日劇東宝】自称右翼、スクリーン切り裂く

30日午後0時半ごろ、東京都千代田区有楽町、有楽町センタービル(通称マリオン)9階の映画館日劇東宝で、伊丹十三監督の新作「大病人」を上映中、男が舞台に駆け上がり、ナイフでスクリーンを横文字に約9メートルにわたって切り裂いた。男は従業員らに取り押さえられ、器物損壊の現行犯で丸の内署に引き渡された。当時約400人の観客がいたがけがはなかった。

調べによると、男は埼玉県大宮市、自称右翼団体メンバーA容疑者(24)。A容疑者は、同映画館の客席で、伊丹監督の前作「ミンボーの女」に「日の丸を冒とくするシーンがあるとして、「(配給元の)東宝に天誅を下す」などと書いた檄文約10枚を犯行前にまいていた。 「ミンボーの女」では暴力団が右翼を装い日の丸を車にロープで縛りつけ街宣活動をする場面があり、丸の内署はA容疑者がこのシーンに腹を立てたとみて動機などを追及している。《共同通信》

伊丹十三監督(60)は同日夜、東京都世田谷区の自宅前で「去年の今ごろは顔を切られたが、今回は職業上の顔であるスクリーンを切られたわけで非常に不愉快だ」などと硬い表情で語った。 伊丹監督は「日の丸を冒とくした、という彼らの議論と同じ土俵には上がりたくない。表現の自由を暴力的に脅かすものであるとするなら民主主義の根幹を覆すものだ」と怒りを込めて話していた。《共同通信》



5月30日のできごと