平成1480日目
1993/01/26
この日のできごと(何の日)
【自民党】若手議員、竹下氏離党を要求
自民党の若手議員でつくる「党の信頼回復を考える会」(代表・新井将敬氏ら)は26日午後、国会内で会合を開き、「佐川急便・皇民党事件で竹下元首相のけじめはまだついていない」として、竹下氏と改めて会い、離党を求める方針を決めた。自民党内から再び竹下氏の離党を要求する声が出たことは、野党の竹下氏議員辞職要求にも弾みをつけそうだ。
「考える会」は昨年12月9日に、竹下氏の証人喚問を受けて「証言に不自然な個所が残り、元首相の国民への道義的、政治的責任は否定できない」と竹下氏に出処進退を明らかにするよう求める決議を発表、同11日に新井氏が竹下氏と会い、離党を要求した。しかし、竹下氏が依然党内にとどまっているため、通常国会開会に合わせ、改めて離党勧告の方針を確認した。
会合では「佐川事件の特別委員会を設置して徹底的に真相を究明すべきだ」「小沢元幹事長も少なくとも参考人招致は受けるベきだ」などの意見も出されたが、会としての方針は国会の今後の展開を見ながら検討していくことにした。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【賀来千香子さん】宅麻伸さんとの婚約を発表
女優の賀来千香子さん(31)は26日、東京・六本木のテレビ局で、俳優の宅麻伸さん(36)と結婚することを明らかにした。挙式の日取りは未定。
賀来さんは「彼とはお会いして2ヶ月。3度目のデートでプロポーズされました。彼は尊敬できる人です。今後も仕事は続けたい」と語り、うれし涙を何度もぬぐった。《共同通信》
【千葉県庁】貝殻棟・旧議会棟解体工事開始
「丸屋根」「貝殻棟」などの愛称で親しまれた千葉県庁の旧議会棟の解体工事が26日、始まった。旧議会棟は星野昌一東大教授(当時)らが設計、昭和37年に完成。波打つような屋根に貝の形の円屋根が載った形で、当時としてはざん新なデザインだった。12年間議会場として使われたが、議員増加で手狭になり議会は移転。その後事務室などに使っていた。《共同通信》
【宮澤喜一首相】3.3%成長に自信
国会は26日、参院本会議と衆院本会議で宮澤首相の施政方針演説に対する各党代表質問を行った。
首相は1993年度の経済見通しについて「政府が建てた3.3%成長はそんなに大きな数字ではない。これくらいのことはできないといけない」と述べ、3.3%成長の達成に自信を示した。《共同通信》
【政界談話室】
○…宮澤首相は26日、国会内で記者団から「山花社会党委員長の昨日の初質問への感想は」と聞かれ「なかなか良かった。非常にまじめにおやりになって」と、当たり障りのない答え。記者団は「田辺さんとは一味違っていたか」と食い下がったが「ええ、ええ」と、いかにも「もう結構」と言いたげに質問を遮り「真剣にやられてましたね」と抑揚のない声で繰り返した。首相は国会答弁をめぐり後藤田法相とは佐川急便事件、自民党の三塚政調会長とは憲法問題で打ち合わせに余念がなく、とても人の質問を論評している余裕はなかった?
○…社会党の赤松書記長は同期の当選一回生議員の会に出席、「左右対立で(議論が)先送りされることが多かった。これからは活発な意見を交わそう」と、山花委員長の打ち出した「議論する社会党」を党内向けに焼き直すような抱負を語った。「ただ、決まったことは守るのを忘れてもらっては党が党でなくなる」と、小林正参院議員の離党問題などを念頭に引き締めを図る書記長らしいところも見せたが、最後に「委員長は若い人の意見を生かすと言っている。心の大きい人だ」と持ち上げるあたり、「委員長のイエスマンだけでは困る」とささやく声も。《共同通信》
【チェコ】大統領にハベル氏
分離独立後初のチェコの大統領選挙は26日夜、議会下院で投票が行われ、連立与党に推されたバツラフ・ハベル元チェコスロバキア連邦大統領(56)が当選に必要な過半数を上回る109票を得て当選を決めた。ハベル氏は昨年7月、チェコスロバキア連邦大統領選挙で三選を果たせず辞任したが、今度は初代のチェコ大統領に当選、政界復帰を果たした。就任式は2月2日の予定である。《共同通信》