平成1465日目

平成5年1月11日(月)

1993/01/11

【プロ野球・巨人】松井秀喜選手の背番号は「55」

プロ野球巨人のドラフト1位・松井秀喜内野手(星稜高)の背番号は55」、ヤクルトから移籍した長島一茂内野手は「36」。東京・九段のホテルで11日開かれた巨人のスタッフ会議で新入団選手の背番号が決定した。

松井の「55」は、王(元巨人)が持つシーズン最多の55本塁打を意識したもののようで、長島は3にちなんだ数字となっている。

この会議は宮崎キャンプの練習計画などを検討するもの。松井内野手は14日に上京、16日から行われる新人合同練習に参加する。《北國新聞》



【大相撲初場所2日目】貴花田、久島海を撃退

大相撲初場所2日目(11日・両国国技館)それぞれ横綱、大関昇進を狙う大関曙と関脇貴花田が会心の相撲で白星を重ねた。曙は大善を鋭い出足で圧倒し、豪快に突き倒した。貴花田は苦手の久島海を両まわしを引いての速攻から寄り切った。かど番の大関、小錦も新小結の大翔鳳に快勝した。関脇琴錦は寺尾に突き落とされ2連敗で、場所後の大関昇進は難しくなった。関脇武蔵丸と人気の若花田は初白星を挙げた。《共同通信》

【皇太子殿下】婚約内定後初の外出

皇太子さまは11日午前、東京・銀座のデパート松屋銀座本店を訪れ、開催中の展覧会「観世宗家—幽玄の華」を約四40分間、ご覧になった。帰り際、デパート前の路上から中年の女性が「おめでとう」と手を振ると、既に車に乗り込んでいた皇太子さまも右手を上げてこたえられた。

小和田雅子さんとの婚約内定が報道されて以来、初めての外出とあって約50人の報道陣が詰めかける中、午前9時20分すぎ、デパート正面入り口に到着。開店前で人通りも少なかったため、グレーの背広姿の皇太子さまに気付く人もほとんどなく、同店8階の会場へ。「おめでとうございます」との報道陣の声に小さくうなずかれた。

この展覧会は能の観世宗家が保存している文書や能面、能装束など約140点を展示。皇太子さまは26世家元で学習院時代の同級生でもある観世清和さんの案内で特別に設けられた能舞台などを熱心に見て回られた。《共同通信》

【政界談話室】“あやかり商法”の自民

○…自民党の梶山幹事長は11日、2月投票の鹿児島県知事選応援のため同県入り。幹事長就任後、初の地方遊説となった梶山氏は、記者会見や再選を目指す現職知事の励ます会で「長い友人でもあり、私の方から求めて応援に来た。というのも、こんな逆風の中で自民党公認で出馬する知事は全国で3県しかない」と、持ち上げることしきり。情勢有利が伝えられる選挙戦とあって「年始めの選挙でもあり、知事選にあやかってわが党も浮上したい」。支持率低下で苦境の自民党だけに、皇太子のご婚約内定に続いて“あやかり商法”ばかり。

○…社会内最大の右派連合体「政権構想研究会」の川俣健二元代表が、国会にぶらりと姿を見せた。焦点の書記長選びについては、日野市朗政構研代表らの名前が挙がっている割に「協力する気にもならない」と気乗り薄の口ぶり。左派出身の山花次期委員長の無投票当選に不満があるためのようで「山花執行部が思い切った政界再編に乗り出すのなら政構研からエースを出してもいいが、それほどしそうもないし…」と出るのはぐちばかり。仲間の日野氏有力説も痛しかゆしで、一向に熱が入らない様子。《共同通信》

【自民党羽田派】遊説開始

自民党羽田派(改革フォーラム21)は11日夕、東京・新宿駅西口で、羽田代表らによる街頭演説会を開き、「政治の改革」を訴える全国遊説キャラバンの第一歩を踏み出した。

羽田代表は、約1000人の聴衆を前に「今まで自民党の経世会(竹下派)という一番大きなグループの中核にあったものが、なぜ今立ち上がるのかと聞かれる。しかし今日は打算で乗り切れるような時代ではない。抜本的政治改革を実現し、政治をよみがえらせなければならない」と訴えた。

全国遊説は「永田町だけでなく街頭から国民とともに政治を変えていく」(羽田氏)との狙いから計画された。この日は「今、この国の政治をかえたい」とのアビールびらが配布されたほか、寄付金箱も設けられ、幅広い国民運動を繰り広げていく同派の姿勢を印象付けた。

遊説車やびらまで政党なみに青のシンボルカラーで統一され、さながら新党の旗揚げのような雰囲気。じっと聞き入る聴衆の間からは「頑張れよ」の声も飛ぶまずまずの滑り出しに「寒い中、多くの方々が熱心に聞いてくれた」(羽田氏)と手ごたえを感じたよう。

羽田派は19日には派閥事務所を開設し、活動を本格化。当面4月まで週1回のペースで全国遊説を繰り広げるほか、「改革」の具体的な政策化についても派内論議を進め、4月に国民に向けた「政策提言」をまとめる方針を固めている。《共同通信》

【宮澤喜一首相】インドネシア入り

宮澤喜一
https://www.kantei.go.jp/

宮澤首相は11日午前9時、東南アジア諸国連合(ASEAN)4カ国歴訪のため、羽田空港発の日航特別機で出発した。インドネシア、マレーシア、タイ、ブルネイの順に訪問し、18日夕に帰国する。各国首脳との会談では、冷戦後のアジア・太平洋地域の安全保障に関してあるべき全域的な枠組み、カンボジア和平への協力、インドシナ復興の方策などについて意見交換する。《共同通信》

宮澤首相は11日午後、東南アジア諸国連合(ASEAN)4カ国歴訪の最初の訪問国インドネシアのジャカルタに到着、直ちにジャカルタ市内のムルデカ宮殿での歓迎式典に臨むとともにスハルト大統領を表敬した。《共同通信》

【富山県警】「ヤミ米販売」川崎元社長を書類送検

富山県警生活保安課と八尾署は11日、ヤミ米を販売していたとして食糧庁などから食撒管理法違反で告発された同県婦中町羽根、元川崎商店と川崎磯信元社長(56)を食管法違反(無許可販売)の疑いで書類送検した。食管法違反での送検は、昭和62年の秋田県・大潟村以来で、この時は不起訴となっている。

川崎元社長が「食管法の矛盾を明らかにしたい」と平成3年11月食糧庁に自らを告発するよう志願したのが発端で、同社長は法廷で争いたい、と起訴を望んでいる。

調べでは、川崎商店と川崎元社長は平成元年9月ごろから昨年10月ごろまでの間、富山市や婦中町の7カ所の販売店で富山市長、婦中町長の許可を得ないで約2000人の人に約8億円、販売した。また、平成元年12月ごろから昨年9月ごろまでに富山県高岡市の米穀小売店に対し、富山県知事の許可なしに卸売業を営んでいた疑い。

告発を受けた富山県警では9カ所を捜索、生産者や米穀販売業者、農協経済連などから事情を聴き、県内外の農協、経済連約20団体から直接、間接的に川崎商店に米が流れていたことをつかんでいる。川崎商店は既に閉店している。

川崎磯信元社長「思ったよりも時間がかからず満足だ。しかし、コメ自由化の問題と絡み、早く不起訴にしてうやむやにしようという政治的な配慮も感じる。今後は検事との駆け引きで自分の思うような起訴を必ずさせたい」《共同通信》

【国連安保理】イラク非難の声明採択

イラク人グループがクウェート領内に侵入、ミサイルなどの軍事物資を持ち去った事件で、国連安全保障理事会は11日、イラクを決議違反として強く非難し、軍事物資の即時返還を要求、このような違反行為が続発すれば「重大な結果」を招くと警告する議長声明を採択、発表した。

ガリ事務総長が安保理に提出した報告によると、約200人のイラク人グループが10日、越境し、クウェート側にある国連イラク・クーウェート監視団(UNIKOM)が管理している倉庫6カ所から、中国製の地対地ミサイル「シルクワーム」4基などの軍事物資をトラックで持ち去り、11日にはイラク人500人がクウェート側に越境、プレハブ倉庫を解体して持ち去った。

声明はまず、イラクの軍事物資の搬出は事前にUNIKOMとクウェート側の許可を得るなどの条件を無視し、安保理への明らかな挑発行為と強く非難、軍事物資の即時返還を要求し、返還され次第、廃棄にするとしている。さらに、イラクによる兵器視察団の国連機のイラク領乗り入れ禁止措置を撤回するよう改めて要求した。 安保理は8日にも、禁止措置を非難する議長声明を採択している。

声明は、これらの一連の出来事は安保理決議687(湾岸戦争恒久停戦決議)などの諸決議や合意に違反したものだと指摘している。

二度にわたるクウェート領への越境について、イラク側は「国連の承認を得た上で行った」と反発を強めている。 バグダッド放送は11日、国連の非難に対し「民政用を含むイラク所有の材を国内に持ち帰る作業をしたにすぎない」との声明を初めて発表。「資材の移送は、昨年12月に国連監視団から承認を得ている」と伝えた。またサハフ外相も「国連との間で1月15日までに作業を終える合意ができている」と反論している。《共同通信》



1月11日のできごと