平成1086日目

平成3年12月29日(日)

1991/12/29

【グルジア】再び戦闘

29日正午前のモスクワ放送によると、停戦入りが伝えられていたグルジア情勢は同日、ガムサフルディア大統領が反大統領派による辞任要求を拒否したため、再び戦闘が始まった。反大統領派の武装勢力は既に、大統領と家族のほか、支持者らが立てこもる首都トビリシの政府庁舎の一部を占拠、同庁舎や周辺の建物は炎上しているという。

インタファクス通信によると、大統領の退陣を迫る反大統領派はこれより先29日未明にテレビを通じて声明を発表、現大統領では国民和解は実現できないとして、アサチアに最高会議議長への権力委譲を要求。この要求を満たせば身の安全を保証すると改めて早期辞任と投降を呼び掛けていた。《共同通信》



【ロシア・エリツィン大統領】新年から経済改革

エリツィン・ロシア大統領は29日夜、新年向けのテレビ演説を行い、1月2日からの価格自由化をはじめ、新年から民有化、農業改革など本格的な経済改革に着手することを宣言、来年末に向け、国民生活の向上が始まることを約束した。

独立国家共同体創設によるソ連消滅と、ゴルバチョフ元ソ連大統領辞任後、初めて国民向けに演説したエリツィン大統領は改革により生活が苦しくなる時期が「6〜8ヶ月続く」と述べた上で「国民の忍耐が必要でパニックを起こしてはならない」と語り、価格自由化による物価高騰で、暴動など社会不安が起こることに懸念を表明しつつ国民に支持を求めた。《共同通信》

【東海道新幹線】雪で一時不通に

29日の日本列島は、発達中の低気圧が千島近海を北東に進んで冬型の気圧配置が強まり、関東と東海の一部をのぞいて、ほぼ全国的に雪模様となった。この影響で、JR東海道新幹線の架線がショート、上り線の一部区間が不通になったほか、名神高速道も上下線が6時間前後にわたって閉鎖されるなど、故郷へ急ぐ帰省客らの足が乱れた。

気象庁によると、同日午後三3時現在、札幌、群馬・水上、長野・信濃町などで40センチ以上の積雪を記録。大阪や神戸、奈良など関西各地では平年より3-10日遅い初雪を観測した。

30センチを超す積雪となった岐阜県関ヶ原町では、同午前7時40分ごろ、雪が積もって倒れた竹が東海道新幹線の架線に接触して停電となり、岐阜羽島-米原間の上り線が同9時まで不通となった。架線事故による遅れと雪による徐行で、上下270本が最高1時間52分遅れ、30万人の足に影響が出た。

東名・名神高速道や中央道の一部では、夜に入っても通行止め区間が出るなどして渋滞が続いた。東北自動車道でも、上りの宮城・白石—福島・国見、下りの福島・飯坂—白石間が午後5時前から吹雪で閉鎖されたが、目立った渋滞はなかった。

気象庁によると、北陸や日本の日本海側では、きょう30日も大雪が続く見込みで、同日夕までに、北陸の多い所で60―80センチの降雪が予想されるという。《読売新聞》

【イラン、フランス】革命前の融資返済で合意

イラン国営通信によると、イラン、フランス両国は29日、イラン革命前の74年、イランがユーロディフ(欧州ウラン濃縮機構)向けに供与した融資11億ドルの返済問題で、主要メンバーのフランスが、これまでに支払った6億3000万ドルに加え、さらに10億ドルを支払うことを定めた最終合意文書に調印した。《読売新聞》



12月29日のできごと