平成498日目
1990/05/20
この日のできごと(何の日)
【競馬・第51回オークス】
競馬の第51回オークス(優駿牝馬)は20日、14万人を超える大観衆で埋まった東京競馬場の芝2400メートルに20頭が出走して争われ、5番人気の関西馬、岸滋彦騎乗のエイシンサニーが直線一気の差し脚で1番人気の単枠指定、アグネスフローラに競り勝った。優勝タイム2分26秒1はオークスレコードで、賞金8300万円を獲得した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【社会党・山口鶴男書記長】中国・江沢民総書記と会談
中国を訪問中の社会党の山口書記長は20日午前10時(日本時間同)すぎから、北京市内の中南海で、中国共産党の江沢民総書記と50分間会談した。
江総書記はこの中で、中国の政治体制について「米国の民主主義をそっくり中国に持ち込むことはできないという理屈になる」などと述べ、昨年6月の天安門事件以来、西側諸国が求めている民主化要求には応じず、今後とも独自路線を堅持していく姿勢を改めて示した。
また天安門事件以来、凍結されている対中第三次円借款(8100億円)の解除を含めた日中関係では、友好維持を基本に日本政府が独自の判断で積極的に取り組むよう要請した。
山口書記長はこれまでの宋平政治局常務委員、朱良中央対外連絡部長との会談を通じ、両党の友好関係が確認できたとして「中国の政治・経済の改革・開放路線を強く支持する」と述べたが、天安門事件への直接の言及は避けた。
これに対し江総書記は「内政不干渉」が国際関係を発展させる原則、との認識を示した上で「(各国の政治体制は)歴史的に形成され、その国の大衆が選択したもの。だれかが強要したことではない」と述べ、原則的立場を貫く中国の固い姿勢を強調。さらに「どこの国の制度も歴史や伝統を持ち、経済・文化水準に見合ったものとなるのではないか」と指摘した。山口氏は円借款凍結解除問題で「国と国との約束は誠実に履行するよう海部首相に要請している」と伝えた。《共同通信》
【台湾・李登輝総統】対等の立場で対中交流
台湾の李登輝総統は20日、第8代総統就任の宣誓式典で演説し、中国当局が国内民主化を進め台湾海峡での武力行使などを放棄するなら、台湾としては「対等の立場」で中国との交流を全面的に開放し、客観的条件が熟せば中国側と国家統一を協議する用意があると言明した。
台湾の現憲法に付属する「臨時条款」では大陸と台湾の現在の関係を「反乱を平定するための動員時期」(内戦状態)とし、中国共産党政権を交戦中の反乱団体と規定している。このため同条款のある限り中国と交渉できないが、李総統は「動員時期」の終結をできるだけ短期間に宣言したいと表明した。これは台湾内部でまず法的基礎を固め、次いで条件付きで中国統一交渉に臨むとの二段構えを示したものといえる。
式典は午前9時(日本時間同10時)から台北市内の国父記念館で行われ、日本から自民党の金丸信、藤尾正行両氏ら31人をはじめ計25カ国の代表団が出席した。《共同通信》
【大相撲夏場所】8日目
大相撲夏場所8日目(20日・両国国技館)横綱、大関陣の星のつぶし合いが始まり、全勝は2場所連続優勝を目指す北勝海と新大関霧島の2人となった。北勝海は、横綱初挑戦の小城ノ花を得意の速攻相撲で無難に送り出した。霧島は同じく全勝大関の北天佑を鮮やかにうっちゃった。新大関の無傷の給金直しは、昭和34年九州場所の若羽黒(故人)以来となる。
横綱千代の富士は右四つから大関旭富士を寄り切って連敗を免れ、旭富士は初黒星。綱とりのかかる小錦は平幕の安芸ノ島を攻めあぐんで逆に寄り切られ、手痛い1敗を喫した。《共同通信》