平成420日目

平成2年3月3日(土)

1990/03/03

【海部俊樹首相】米・ブッシュ大統領と会談

海部首相とブッシュ大統領による日米首脳の第2回会談は3日午前9時半(日本時間4日午前2時半)から約2時間にわたって行われ、両首脳が「新時代へ向けた世界的規模の日米協調」を確認したプレスリマークス(共同新聞発表)をそれぞれ発表して二日間の日程を終えた。

第2回会談でブッシュ大統顔は、日米構造協議について日本の大規模小売店舗法(大店法)の改廃や独占禁止法の運用強化など、具体的な改善策に言及しながら、海部首相に対し「政治的な指示を下してほしい」と協議の進展に向けた首相の強い指導力の発揮を要請、4月の中間報告に具体的成果を盛り込むよう求めた。

これに対し海部首相は「新内閣の最重要課題として取り組む」との決意を表明、協議を進展させるための国内調整に全力を挙げることを約束した。この結果、構造協議の国内調整は最大の政治問題となり、首相の政治的指導力が問われることになった。

第2回首脳会談でブッシュ大統領は、構造協議を日米間の当面の最重要課題と位置付け、大店法の改廃や独禁法強化、さらに公共投資の拡大を通じた社会資本の整備を要請した。また、日本の対米投資が急増する一方で、日本への投資が難しいことを指摘し、米国企業が容易に参入できるよう投資の相互開放を求めた。

大統領は米包括貿易法スーパー301条(不公正貿易国と行為の特定・制裁)に関運して、既に特定した人工衛星、木製品、スーパーコンピューターのほか半導体問題にも触れ、日本国内における外国製半導体のシェア(市場占有率)の拡大を改めて求めた。

海部首相は、二国間の経済問題解決のために「やるべきことはやる」と述べ「国民生活の質向上」と「消費者重視の視野」という基本原則に立って対処すると表明した。

首脳会談では、円相場が1ドル=150円台に急落している為替問題も討議され、両国は為替市場への介入強化を軸に政策協調を強めていく考えで一致した。《共同通信》




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【プロ野球・オープン戦】金田ロッテ、引き分け発進

ロッテ7−7巨人◇3日◇鹿児島

水野と伊良部の両先発はまだ調整途中のようだ。水野は一回、初芝に満塁本塁打を許すなど4回で7安打を浴びて7失点。球速に力がなく、変化球を多用していた。伊良部も立ち上がり、速球が上擦るなど5回で6四球。威力ある速球がコーナーに決まる場面は少なかった。ベテラン村田が二番手で1イニングを投げたが、5安打で2失点。両軍投手の中で安定していたのは5回を無失点に抑えた宮本だけだった。

巨人は16安打。指名打者に入った2年目の四条が3安打したのをはじめ、代打で登場した新人の大森が村田から左中間に三塁打するなど、活気があった。《共同通信》

【自民党・渡辺美智雄元政調会長】首相の姿勢に注文

坂本官房長官と大島官房副長官は3日午前、自民党渡辺派会長の渡辺元政調会長、竹下派会長の金丸元副総理、竹下元首相を相次いで訪れて会談、海部内閣への協力を要請した。5日には安倍元幹事長、宮沢元蔵相らと会談する。

午前9時から約20分間、東京・富士見の議員宿舎で行われた渡辺会長との会談で坂本長官は「気付かない不慣れなところがあり、ご迷惑を掛けた」と“わび”を入れ、第2次海部内閣発足時の佐藤孝行氏(渡辺派)入閣問題以来ギクシャクが続いている渡辺派との関係修復を申し入れた。

渡辺氏は「なるべく協力するから、連絡を密にやってほしい」と応じたが、「(海部首相は)できないことは言わない方がいい」と国民受けを狙いがちな首相の姿勢にくぎを差した。《共同通信》

【社会党】“消費税”話し合いを強調

社会党は3日午後1時過ぎから静岡県熱海市で全国書記長会議を開いた。総選挙後初の全国会議で、総選挙の総括と政権政党を目指した党改革を中心に、4月の党大会に向け党内の意思統一を図るのが狙い。

会議では冒頭、土井委員長のあいさつ、続いて山口書記長が特別国会に臨む基本的態度や党改革の基本方針を盛り込んだ書記長報告を提起した。

書記長報告は消費税について「消費税を廃止あるいは凍結し、公正・公平な税制を確立する方向を基本に、場合によっては与野党間で十分に話し合い、努力を尽くす決意だ」と述べ、自民党との話し合い路線を打ち出している。

また総選挙の総括では今後の課題として、候補者の積極的複数擁立の方針を示すが、今回の総選挙での180人の候補擁立が不調に終わったことから執行部への批判の声が上がる事態が予想され、活発な討議が展開されそうだ。《共同通信》

【ポール・マッカートニーさん】東京ドームで公演

元ビートルズのメンバーで、故ジョン・レノンとともに数々の大ヒット曲を生み出したポール・マッカートニーの初の単独日本公演が3日夜、東京・水道橋の東京ドームで幕を開けた。ビートルズの日本武道館での公演から実に24年ぶりの来日。待ちに待ったポールの生の歌声に、ドームを埋めた約4万3000の聴衆は熱狂し、酔いしれた。

最新アルバムからの「フィギュア・オブ・エイト」で演奏がスタートしたが、この夜歌った約30曲中、半分以上がビートルズ時代の曲。特に中盤からは「レット・イット・ビー」や「ヘイ・ジュード」などビートルズ・ナンバーの連続で、聴衆は大喜び。なじみのあるフレーズには大合唱となった。

ステージ上のポールは47歳とは思えない若さで、11年前の大麻不法所持による日本公演中止のうさを晴らすようにパワフルに歌いまくった。公演はこの後、13日まで5回行われる。《共同通信》




3月3日のできごと