平成361日目

1990/01/03

ノリエガ将軍、投降

ブッシュ米大統領は3日夜(日本時間4日午前)、パナマのバチカン大使館に政治亡命を求めていたノリエガ将軍が自発的に米軍に出頭、逮捕されたと緊急記者会見で発表した。ノリエガ将軍は直ちにフロリダ州マイアミに移送された後、麻薬密輸罪で裁判にかけられる。

将軍は12月20日の米軍パナマ侵攻後姿を隠し、同24日にパナマ市内のバチカン大使館に亡命を求めた。その後、大使館と米政府、パナマのエンダラ新政権の間で身柄をめぐり協議が続けられていた。

大統領は緊急記者会見で「将軍を米東部時間3日午後8時50分(日本時間4日午前10時50分)に拘束した。米軍の作戦が成功したものであり、関係者に感謝する」と語った。

関係者によると、ノリエガ将軍は同夜、バチカン大使館から平服のまま一人で外に歩いて出て、外で待機していた米軍に投降した。《共同通信》



【サッカー・柿谷曜一朗さん】誕生日

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【第66回箱根駅伝】大東大、14年ぶり3度目の総合優勝

第66回東京ー箱根間往復大学駅伝競走最終日は3日、神奈川県箱根町の芦ノ湖駐車場から東京・大手町の読売新聞社前までの復路5区間107.1キロで争われ、往路優勝の大東大が終始首位を守り、11時間14分39秒で14年ぶり3度目の総合優勝を遂げた。6分18秒差の2位に日大、3位に復路を制した中大が入った。往路2位と健開した山梨学院大が4位。5連覇を目指した順大は5位だった。

大東大は6区の山下りで島崎が区間新をマークする好走。往路のリードをさらに広げて後続の山梨学院大、日大、中大などにつけ入るスキを与えず快勝した。

最終10区までもつれた2位争いはゴール手前で日大が中大を振り切った。6位日体大、7位国士大、8位東海大と続き、名門早大が往路5位のリードで辛くも9位に残り、次回の出場権を確保した。《共同通信》

【ライスボウル】日大が2年連続3度目の日本一

アメリカンフットボールの第7回日本選手権、ライスボウルは3日、東京・国立競技場に約5万人の観衆を集めて行われ、学生チャンピオンの日大が社会人王者のシルバースターに42−14で大勝、2年連続3度目の日本一となった。

総合力で勝る日大は、序盤から優勢に試合を進めた。第1クオーター7分32秒、相手ミスからつかんだチャンスにQB宇田川が1ヤードTDランを決めて先制し、8分49秒にもまた相手ミスにつけ込んであっさりTDを奪った。

その後もショットガン隊形からのパス攻撃に加え、DB土谷が相手パスをインタセプトして約70ヤード独走するTDで前半を28―0とし、大勢を決めた。

シルバースターは京大出身のエースQB東海が精彩を欠き、第4クオーターに2TDを返すのがやっとだった。最優秀選手には2TDを挙げた日大のRB山口が選ばれた。《共同通信》

【中山太郎外相】タイ・チャチャイ首相と会談

タイ訪問中の中山外相は3日午前(日本時間3日昼)バンコクの首相府でチャチャイ首相と約45分間会談し、カンボジア問題を中心に意見を交換した。

席上、外相は「今年はカンボジア和平実現のため極めて重要な年だ。日本もアジアの一員として最大限の努力をしたい」と述べ、パリ国際会議第三委員会共同議長国として和平後の復興に協力するため、近く未承認国であるカンボジアのプノンペンに外務省担当者(課長級)を派遣し、ヘン・サムリン政権(カンボジア人民共和国)関係者との話し合いを検討していることを表明した。

外相は具体的な派遣の時期は明らかにしなかったが、外務省は来月中を想定しており、実現すれば日本の外交官のカンボジア訪問は1978年のベトナム軍侵攻以来初めてのこととなる。

ただ外相は「(シアヌーク派など抗越三派支持と包括和平を求める)日本の姿勢は不変だ」として、外交官派遣が直ちにヘン・サムリン政権承認を意味するものではないことを強調した。《共同通信》

【東ドイツ・ベルリン】反ネオナチ集会

自由化と西ドイツとの関係強化が進む東ドイツで極右やネオナチの動きが活発化し始めていることに対抗して3日夜(日本時間4日早朝)、ベルリン市内のソ連軍戦没兵士慰霊碑前で、当局が呼び掛けた官製の反ファシズム・反ネオナチ集会が開かれ、国営ADN通信によると数万人以上の市民が参加した。

集会開催の直接のきっかけは昨年末にソ連軍慰霊碑の兵士の像の台座に「占領軍は帰れ」などの落書きが見つかったためだ。

社会主義統一党・民主社会党などが呼び掛け、自由民主党や民主農民党など連立政権参加の与党や民主運動グループ「統一左派」のほか西ドイツや西ベルリンからも政治団体が参加した。

東ドイツではベルリンの壁開放以来、ユダヤ人墓地やソ連軍記念碑への落書きや破壊が目立っており、また西ドイツの極右政党共和党も東ドイツ国内に進出してことし5月の選挙への参加を目指している。

ADN通信によると、極右勢力の台頭は既に1980年ごろから表面化、第二次大戦後ソ連、ポーランド領に編入された旧ドイツ領のほかオーストリアやチェコスロバキア領のズデーテン地方を含めた大ドイツ帝国の復活を目指している、という。

この日の集会は当局側が呼び掛けた集会としては昨年12月下旬のドイツ再統一反対デモに続くものだが、前回のデモが数千人規模の参加者しか動員できずに完全な失敗に終わったことに比べると、反ファシズム・反ネオナチのスローガンでは大量の市民が集まり、人々が極右勢力の台頭に危機感を抱いていることを示した。《共同通信》



1月3日のできごと