平成4292日目

2000/10/08

この日のできごと(何の日)

【鳥取県】震度5弱

鳥取県西部地震から3日目の8日、同県西部などではこれまでで最大の余震が起き、被災地は再び緊張に包まれた。また地震後初めて雨が降り、二次災害発生の恐れも出てきた。

余震は午後1時17分と同8時49分に震度4、同8時51分には震度5弱。人的被害はなかったものの、県災害対策本部は降雨とともに、二次災害に警戒を強めている。

震度5弱の余震は6日午後4時21分に続き二回目だが、マグニチュードは5.0(暫定)で最大。

避難所には自宅に帰っていた多数の住民が詰め掛け、避難者は午後11時までに鳥取、島根、岡山3県で計2300人に上った。

JRは境線全線と山陰線赤碕−荒島間の運転を見合わせ、特急32本など計60本が運休した。また米子自動車道の米子−蒜山インターチェンジ間を一時点検のため全面通行止めにした。

鳥取、岡山、島根の地方気象台は基準雨量に達しない場合でも大雨注意報・警報を発令することを決めた。

余震で道路の裂け目が広がったため、鳥取県は国道180号の西伯町今長付近を通行止め。日野町内では昼ごろ、JR伯備線の復旧現場で新たな土砂崩れが起き、わきを通る国道181号が埋まった。

連休を利用したボランティアは全国各地から次々と現地入りし、西伯町と日野町では、東京都や山形県などから駆け付けた約150人が、破損した屋根の雨漏りなどを防ぐシート張りや独居老人の家の片付けを手伝った。《共同通信》

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【自民党森派・小泉純一郎会長】衆院議長とゴルフ

自民党森派の小泉純一郎会長と橋本派の村岡兼造会長代理、同派出身の綿貫民輔衆院議長が8日、神奈川県箱根町でゴルフを楽しんだ。森首相も参加する予定だったが、中国地方を襲った地震への対応のため欠席、世論の批判を警戒したようだ。

国会が空転しているこの時期に、首相を支える派閥会長と中立であるべき衆院議長がゴルフをすることには「自粛すべきだ」(自民党中堅)などの疑問視する声も出ている。《共同通信》

【皇后陛下】右目を手術

皇后さまは、眼圧の上昇により視野が狭まる緑内障になる恐れがあると診断されたことから、8日午後、皇居の宮内庁病院で右目に予防のため簡単なレーザー手術を受けられた。

宮内庁によると、手術は18分で順調に終了。手術による日常生活への影響はなく、13日から天皇陛下とともに訪問する富山県の日程についても、予定通りという。《共同通信》

【中国・朱鎔基首相】「歴史認識、今後は問わない」

中国の朱鎔基首相は8日、日中間の歴史問題をどう解決していくかについて「中国は歴史問題で日本の国民を刺激しない。日本は歴史を忘れない。この2つだ」と述べ、日本側が歴史を忘れないとの条件付きながら、今後は歴史問題を「対日圧力カード」にしないとの考えを示した。

朱首相は12日からの初訪日を前に北京の日本人記者と会談した。近年、中国指導者が歴史問題でこれほど柔軟な発言をしたのは異例。中国が対日重視の立場から「未来志向の日中関係」を手探りし始めたと理解できる。

朱首相発言には日本国内の「反中・嫌中」感情の広がりに歯止めをかけたいとの願いもにじむが、日本側にも歴史認識で政治家の不規則発言が絶えず、完全な「過去の清算」には時間がかかりそうだ。《共同通信》



10月8日 その日のできごと(何の日)