平成4291日目

2000/10/07

この日のできごと(何の日)

【プロ野球・ダイエー】2年連続2度目のリーグ優勝

プロ野球パ・リーグは7日、王貞治監督(60)が率いるダイエーが2年連続優勝を決めた。ことしのプロ野球日本一を争う日本シリーズは、4年ぶりにセ・リーグを制した巨人の長嶋茂雄監督(64)との「ON決戦」という夢の顔合わせとなった。

優勝へのマジックナンバーを「1」としていたダイエーは、地元福岡ドームでの今季最終戦でオリックスを1−0で下し、132試合目でゴール。王監督がナインの手で6度宙に舞った。

ダイエーは昨年、球団創設11年目で初優勝を飾っており、前身の南海時代を含めると12度目(1リーグ時代に2度優勝)。連続優勝は、南海時代の昭和39年からの3連覇以来で、九州の球団としては31年から3連覇した西鉄(西武)ライオンズ以来となる。

「世界の本塁打王」「ミスタープロ野球」と呼ばれ、20世紀の球界を背負ってきた二人のスーパースター。監督として雌雄を決する今世紀最後の日本シリーズは21日に東京ドームで開幕する。《共同通信》

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【東海北陸道】荘川IC〜飛騨清見IC供用開始

東海地方と北陸地方を結ぶ東海北陸自動車道の荘川(岐阜県荘川村)ー飛騨清見インター(同県清見村)間18.9キロが完成し、7日午前、開通式が行われた。一般車両は同日午後3時から通行できる。

同区間にある松ノ木峠付近は標高1085メートル地点を通過。これまで最高だった中央自動車道の1015メートル地点(長野県富士見町)を70メートル更新、日本一の高さとなる。《共同通信》

【鳥取県西部地震】余震続き厳重警戒

震度6強を観測した鳥取県西部地震は、7日正午減税、近畿、中四国の9府県で重軽傷者は110人、70棟が全半壊するなど家屋損壊は7府県で2050棟に上った。正午すぎ、鳥取県会見町で震度4を観測するなど余震は7日も午後0時15分までに89回発生、6日から通算301回に達した。うち震度3以上の地震が38回あり、気象庁は引き続き厳重な警戒を呼び掛けた。

今回の地震は、数秒違いで起きた二つの地震が連動したことが、東大地震研究所の菊池正幸教授らの地震波データ解析で判明。阪神大震災でも同様の現象が起きたという。

鳥取県境港市の埋め立て地「竹内工業団地」などでは液状化現象が激しく、地中から水が吹き出す被害が出ている。

午前11時前、扇千景国土庁長官ら政府調査団が鳥取県入り。扇長官は「政府としてできる限りのことをすると約束する」とした。《共同通信》

【ユーゴスラビア】新大統領が就任

ミロシェビッチ・ユーゴスラビア連邦大統領の退陣表明を受け、先の大統領選で勝利したセルビア民主野党連合のコシュトニツァ氏(56)は7日夜、新連邦議会(上下両院)の議員らを前に「ユーゴ連邦憲法を尊重し、大統領としてユーゴの独立、主権を守る」と宣誓、新大統領に就任した。

これによりユーゴは10年に及ぶミロシェビッチ政権下での強権体制と決別、民主国家として国家再建と国際社会への復帰の道を歩みだすことになった。

8日の国営タンユグ通信によると、連合幹部のジンジッチ氏は、2週間以内に首相を決めるなどして新政府を発足させたい意向を示した。

新大統領は宣誓後の演説で「民主主義の時がやってきた」と宣言。「われわれは民主主義のない世界に住んできたが、(今後は)文明化された対話を行い、意見の違いを乗り越えていく」と述べ、旧ユーゴ、コソボ紛争、北大西洋条約機構(NATO)の空爆など、流血や恐怖の時代の終わりを強調した。

一方で新大統領は、ユーゴは「尊厳をもって国際社会に加わっていく」と強調。民族紛争に明け暮れ、ほとんどの期間が国際制裁下にあった前政権時代の孤立政策から脱却し、国際社会への復帰に向け、荒廃した国家の再建を図っていく方針を明らかにした。《共同通信》



10月7日 その日のできごと(何の日)