平成320日目

平成元年11月23日(木)

1989/11/23

【大相撲九州場所12日目】小錦関、ついに黒星

大相撲九州場所12日目(23日・福岡国際センター)全勝の大関小錦が横綱北勝海に敗れて初黒星。1敗を堅持した横綱千代の富士ときょう13日目に対決する。

小錦は突き、押しで先手を取ったものの攻めきれず、北勝海の両まわしを引いて食い下がっての左下手投げに転がされた。千代の富士は平幕琴富士をまったく寄せ付けず、豪快に押し倒した。大関旭富士は関脇寺尾の突っ張りをしのいで送り出して6勝6敗、北天佑は陣岳を寄り切り5勝7敗とした。

十両は小城ノ花が1敗を守り依然トップ。注目の新十両貴花田は剛堅を破って7勝5敗とし、勝ち越しにあと1勝とした。《共同通信》




【自民党・安倍晋太郎元幹事長】「解散は1月下旬」

自民党の安倍元幹事長は23日午後、福島県いわき市内で開かれた安倍派の次期衆院選挙立候補予定者の後援幹部会で講演し、当面の政局について考えを示した。

この中で安倍氏は、衆院の解散時期について「年内解散は全然ないとは言えない」としながらも「今年中はないと思うし、ない方向で(政局は)動いている。しかし来年早々にはやらざるを得ない状況だ」と述べ、次期通常国会再開冒頭の1月下旬解散の見通しを初めて明らかにした。

安倍氏は総選挙の意義について「自民党が政権を維持していくのか、社会党中心の政権ができるのか大きな選択の選挙だ」と強調した。これに関連し安倍氏は「社会党中心の政権ができたら日本はどうなるのか」と前置きした上で(1)来年には日米間の貿易問題がパンクすると言われており、切り抜けることができるのか(2)社会党は自衛隊が憲法違反であるという姿勢を変えていないしそれで日本の防衛が大丈夫かと—指摘し、社会党中軸の連合政権に強い危ぐの念を表明した。

安倍氏は消費税の見直しについても触れ(1)食料品(2)分ベん費(3)入学金―の非課税化を望む声が国民から出ていることを認め「これを十分受けとめて見直しの中に反映していきたい」と述べた。「来年1月に予定されている。安倍氏を団長とする自民党訪ソ代表団については「大きな懸案(北方領土問題)や漁業問題を解決したい」と述べ、日ソ関係の改善に向けて強い意欲を示した。《共同通信》

【チェコスロバキア】民主化集会30万人に

チェコスロバキアの首都プラハで、政治改革を求める市民、学生が連日開いている集会は23日、これまで最高の約30万人が参加して、ヤケシュ共産党書記長退陣、自由選挙の実施などを訴えた。

24日には人事問題を討議する共産党緊急中央委員会総会が開かれる。また、同じ日には1968年の民主化運動「プラハの春」の指導者ドプチェク元共産党第一書記が集会に参加する見込みで「プラハの秋』は大きなヤマ場に差しかかった。

23日はまた、軍首脳部が共産党支持の声明を出すなど保守派の反発の動きも出ているが、20万人を超える規模の集会は20日以来、連続四日目。23日の集会もこれまで同様、市中心部国民博物館前のバツラフ広場で朝から開かれた。

時間を追って参加者が一増え、午後3時(日本時間同11時)すぎには広場は身動きできないほどの人で埋まった。集会の中心となっている社会党機関紙スボボドネ・スロボ本社前では参加者が一斉に持っていたカギを高く掲げ、カチャカチャと鳴らしながら「ヤケシュ、終わりだ」「自由な選挙を」などとシュプレヒコールを繰り返した。カチャカチャという音は「最後のベルが鳴った」という意味を込めたものだという。《共同通信》




11月23日のできごと