平成313日目

平成元年11月16日(木)

1989/11/16

【田中真紀子氏】出馬要請を固辞

田中元首相の後援会「越山会」新潟県本部の片岡甚松会長は16日、東京・目白の田中邸に長女の真紀子さんを訪ね、元首相の後継候補として出馬するよう正式に要請した。しかし真紀子さんは「議員になりたいという考えはかりそめにも抱いたことがない」と固辞した。

越山会はこれを受け、真紀子さんに代わる「第3の候補者」擁立に引き続き努力していく方針だが、元首相の引退表明後、組織的動揺が出ている同会を一本化できるのは真紀子さん以外にない、との声が強かっただけに後継擁立問題は暗礁に乗り上げた。《共同通信》




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【プロ野球・日本ハム】藤王、小松崎選手の入団を発表

日本ハムは16日、東京・六本木の球団事務所で、中日から交換トレードで獲得した小松崎善久外野手(28) =182センチ、82キロ、右投げ右打ち、土浦三高=と藤王康晴外野手(24)185センチ、88キロ、右投げ左打ち、享栄高=の入団を発表した。背番号は小松崎が「34」で、藤王は「35」。

両選手は「ドームでプレーできる」と口をそろえ、代打男として実績のある小松崎は「自信はある。ファイトあふれるプレーを心掛けたい」と抱負を話し、期待されながらも伸び悩んでいる藤王は「いままでは甘えがあったと思う。知らないところへ来て、一人でやっていかなきゃいけない責任感を感じている」と新天地にかける意気込みを披録していた。

【プロ野球・中日】田中、早川選手の入団を発表

中日は16日、日本ハムとの交換トレードで獲得した田中幸雄投手(30)=190センチ、90キロ、右投げ右打ち=、と早川和夫外野手(29)=179センチ、79キロ、左投げ左打ち=の入団を発表した。背番号は未定。《共同通信》

【ハンガリー】欧州会議に加盟申請

西欧、北欧、南欧の23カ国で構成され、創設以来四十年の歴史をもつ「欧州会議」に16日、東欧のワルシャワ条約機構加盟国から初めてハンガリーが正式加盟を申請、同じ日にポーランド、ユーゴスラビアも加盟の希望を表明するなど、東ドイツの「ベルリンの壁」開放と連動一する東西融和の動きが加速してきた。

ハンガリーのホルン外相は同日、ストラスブールの「欧州会議」を訪れラリュミエール事務局長と会談、共産党の一党独裁を清算して「自由社会の価値観に接近しつつあるハンガリーの現状」を説明、早期加盟承認を求めた。ソ連、ポーランド、ハンガリーは欧州会議のオブザーバーとして各種会議を傍聴してきた。

フランス、西ドイツのほか多くの国が、既にハンガリー加盟に前向きの態度を表明しており、来年1月にも専門委員会で国内民主化の進展、多党化、人権保護の実情などの審査を開始、最終的には自由選挙の結果を見て決定する段取り。会議筋によると、早ければ来年夏、遅くとも同秋までに結論が出る見込みである。《共同通信》

【西ドイツ・コール首相】自決権に基づいた再統一を

西ドイツのコール首相は16日、東ドイツの国境開放に伴う情勢の変化に対応するため、連邦議会でドイツ再統一問題の政府基本方針に関して演説し、今後ともドイツ民族の自由な自決権に基づいたドイツ再統一の目標を追求する、と述べた。

また、東ドイツのクレンツ書記長との首脳会談の日程はまだ確定していないとしながら、早急に会談することでは合意しており、必要があれば何度でも会談する用意があると語った。

両ドイツ首脳会談は当初、 11月末か12月初めに予 想されていたが、東ドイツが12月中旬に中央委員会の改選のための臨時党大会を招集したため、その後に実現する可能性が強くなっている。

【米・サンフランシスコ】ベイブリッジが開通

サンフランシスコ大地震から1カ月たった16日、橋げたの一部が地震で崩れたベイブリッジで市民ら数千人が参加して開通祝賀式が行われた。

車が通れるようになるのは18日午前零時からだが、この日はサンフランシスコ側と岸のオークランド側の両方から市民が崩落現場近くまで歩き、橋の上は開通を喜ぶ和やかなムードに包まれた。

祝賀式にはアグノス・サンフランシスコ市長、デュークメジアン・カリフォルニア州知事らが出席。「地震で被害が出てから最初の重要な復興であり、今後さらに全体の復旧作業を強化する」と州知事が宣言。歌手のトニー・ベネットさんは名曲「思い出のサンフランシスコ」を歌った。《共同通信》

【海部俊樹首相】ラッキーナンバー「29」に感激

海部首相は16日、首相官邸を訪れた島根県農協のキャンペーンガールから新酒の「島根ワイン」を贈られた。赤白1本ずつのワインは、ことし秋収穫したブドウで醸造した島根版のボジョレー・ヌーボー。250セットの限定生産で、首相のラッキーナンバー「29」にちなんで29番目のセットをプレゼントされた首相は「そこまで気を使ってもらいありがとう」と大感激。

「ワインはグラス一杯くらいかな。強くないんでね。好みは辛口です」と言う首相。政治の方は「ちょうどいいところじゃないか。甘くもなく、辛くもなく、中くらいでね」とか。《共同通信》




11月16日のできごと