平成202日目

1989/07/28

この日のできごと(何の日)

【朝日新聞珊瑚記事捏造事件】朝日新聞社と元カメラマン、書類送検

沖縄県・西表島の元朝日新聞カメラマンによるアザミサンゴ損傷事件を調べていた石垣海上保安部は28日午前、サンゴを傷付けたA元東京本社カメラマン(41)と朝日新聞社(中江利忠社長)を自然環境保全法違反の疑いで書類送検し、2カ月に及んだ事件の捜査を終えた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【北海道・旭岳SOS遭難事件】頭骨と靴発見

北海道・大雪山系の旭岳(2290メートル)の近くで「SOS」の文字と人骨が見つかった事件で、北海道計は28日午前8時半から遺留品などの捜索を始めた。

この結果、「SOS」の文字の近くで頭がい骨と男物のバスケットシューズが見つかり、木文字から約100メートル旭岳の山頂方向に上ったところでカメラの三脚を発見した。《共同通信》

【自民党・安倍晋太郎前幹事長】宮澤元蔵相と会談

自民党の安倍前幹事長は28日午前、都内の事務所に宮澤前蔵相を訪ね、退院のあいさつをするとともに当面の政局について意見交換、同党各都道府県連の意見を聞いた上で消費税の思い切った手直しをする必要があるとの認識で一致した。

会談の中で安倍氏は、金丸元副総理が27日に消費税廃止を示唆する発言をしたことについて「小手先の改革ではなく、思い切った手直しが必要だという認識を示したものと解釈している」との考えを示した。その上で、金丸氏が後継総裁に意欲を示しているとの観測に対しては「(27日の安倍ー金丸会談で)金丸氏は総裁選に出馬するつもりはさらさらない、とはっきり言っているし、私もそう受け取っている」と否定的な見方を明らかにした。《共同通信》

【自民党・金丸信元副総理】総裁選出馬を否定

自民党竹下派会長の金丸元副総理は28日午後、都内の事務所で記者団と懇談し、宇野首相退陣に伴う後継総裁選について「薦める人もいるが、絶対やらない」として出馬の意志のないことを明言した。

併せて27日の同派総会で消費税廃止を示唆したことに関し「思い切った見直しをやれということだ」と述べ、廃止ではなく抜本的見直しが真意であることを明らかにした。《共同通信》

【宇野宗佑首相】箱根で静養

宇野首相は28日、神奈川県・箱根町のホテルに千代夫人や家族とともに一泊して静養、6月2日の首相指名以来慌ただしく過ぎた激動の日々の疲れをいやした。

首相は滞在中、俳句づくりに励むほか29日はドライブを楽しむことにしている。

首相は、参院選の惨敗、翌日の退陣表明と進退にかかわる“激震”を体験後は、意外とすっきりした表情で、「残った任期に全力を挙げて取り組む」と職務の重要さを強調していた。しかし言葉の上での意欲とは裏腹に官邸を訪れる客もめっきり少なくなり、午後3時前には執務を終えるなど、最近はさすがに「残務整理」といった毎日となっている。

後継総裁選びも「党にお任せした」と言明しており、党内の騒ぎとはいわば無縁の状態。「就任後ずうっと突っ走ってきたから、ここらでゆっくりしてもらいたい」との周辺の強い勧めもあって、家族への慰労の意味も込めた週末となった。《共同通信》



7月28日 その日のできごと(何の日)