平成42日目

1989/02/18

【竹下登首相】コスモス株利益「竹下政治資金にない」

衆院予算委員会総括質問三日目の18日の午後は、共産党の不破哲三副議長が質問に立ち、竹下首相の元秘書と、親類に対するリクルートコスモス社の未公開株譲渡問題を中心に追求した。首相はこれに対し(1)元秘書の青木伊平氏らへの譲渡株1万2000株の売却益が首相の政治資金に入っていないことは明確(2)リクルート社のだれが青木氏に株譲渡を持ちかけたのか、正確に認定できないーなどの見解を示した。

不破氏はこれに納得せず、青木氏と首相の縁せきにあたる福田正・福田組社長の証人喚問を要求した。首相周辺への株譲渡問題をめぐっては、民社党の永末栄一副委員長も売買約定書やカネの出入りに関する資料提出を要求しており、20日の衆院予算委でのリクルート集中審議でも焦点の一つになりそうだ。《読売新聞》




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【自民党・安倍晋太郎幹事長】解散を重ねて否定

自民党の安倍幹事長は18日行われたNHKの「国会討論会」録画撮りの中で社会、公明、民社、共産の書記(局)長がリクルート事件で噴出した国民の政治不信を払拭するために衆院解散を求めたのに対し「全く考えていない。(竹下)首相の頭の隅にもない」と重ねて解散を強く否定した。

これに関連して小渕官房長官も「地道に政治改革をやっていくことが責任の果たし方ではないか」と述べ、内閣総辞職や解散の道はとらず、政治改革を最優先の課題として取り組む意向を示した。《共同通信》



2月18日 その日のできごと(何の日)